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アルチバ静注用 のバックアップの現在との差分(No.3) :: 医療 Wiki

illness:アルチバ静注用 のバックアップの現在との差分(No.3)

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3: 2016-12-10 (土) 15:47:58 kondo[6] ソース[7] 現: 2023-12-14 (木) 17:49:25 kondo[6] ソース[8]
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**作用と効果 [#p3925636] **作用と効果 [#p3925636]
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-成人 -成人
全身麻酔の導入及び維持における鎮痛 全身麻酔の導入及び維持における鎮痛
-小児 -小児
全身麻酔の維持における鎮痛 全身麻酔の維持における鎮痛
 +-集中治療における人工呼吸中の鎮痛
**用法・用量 [#k4d7f740] **用法・用量 [#k4d7f740]
- 成人では他の全身麻酔剤を必ず併用し、下記用量を用いる。 
--麻酔導入 
-通常、レミフェンタニルとして0.5μg/kg/分の速さで持続静脈内投与する。なお、ダブルルーメンチューブの使用、挿管困難等、気管挿管時に強い刺激が予想される場合には、1.0μg/kg/分とすること。 +-成人:全身麻酔の導入及び維持における鎮痛 
-また、必要に応じて、持続静脈内投与開始前にレミフェンタニルとして1.0μg/kgを30〜60秒かけて単回静脈内投与することができる。ただし、気管挿管を本剤の投与開始から10分以上経過した後に行う場合には単回静脈内投与の必要はない。+成人では他の全身麻酔剤を必ず併用し、下記用量を用いる。 
 +--麻酔導入 
 +通常、レミフェンタニルとして0.5µg/kg/分の速さで持続静脈内投与する。なお、ダブルルーメンチューブの使用、挿管困難等、気管挿管時に強い刺激が予想される場合には、1.0µg/kg/分とすること。また、必要に応じて、持続静脈内投与開始前にレミフェンタニルとして1.0µg/kgを30~60秒かけて単回静脈内投与することができる。ただし、気管挿管を本剤の投与開始から10分以上経過した後に行う場合には単回静脈内投与の必要はない。 
 +--麻酔維持 
 +通常、レミフェンタニルとして0.25µg/kg/分の速さで持続静脈内投与する。なお、投与速度については、患者の全身状態を観察しながら、2~5分間隔で25~100%の範囲で加速又は25~50%の範囲で減速できるが、最大でも2.0µg/kg/分を超えないこと。浅麻酔時には、レミフェンタニルとして0.5~1.0µg/kgを2~5分間隔で追加単回静脈内投与することができる。
 +-小児:全身麻酔の維持における鎮痛
 +1歳以上の小児では他の全身麻酔剤を必ず併用し、下記用量を用いる。
 +--麻酔維持
 +通常、レミフェンタニルとして0.25µg/kg/分の速さで持続静脈内投与する。なお、投与速度については、患者の全身状態を観察しながら、2~5分間隔で25~100%の範囲で加速又は25~50%の範囲で減速できるが、最大でも1.3µg/kg/分を超えないこと。浅麻酔時には、レミフェンタニルとして1.0µg/kgを2~5分間隔で追加単回静脈内投与することができる。
--麻酔維持 +-集中治療における人工呼吸中の鎮痛 
- +通常、成人には、レミフェンタニルとして0.025µg/kg/分の速さで持続静脈内投与を開始し、患者の全身状態を観察しながら、適切な鎮痛が得られるよう、投与速度を適宜調節する。投与速度の調節は5分以上の間隔で、0.1µg/kg/分までは最大0.025µg/kg/分ずつ加速又は減速させ、0.1µg/kg/分を超える場合は25~50%の範囲で加速又は最大25%の範囲で減速させるが、投与速度の上限は0.5µg/kg/分とする。投与終了時は、10分以上の間隔で、最大25%ずつ減速させ、0.025µg/kg/分を目安として投与終了する。
-通常、レミフェンタニルとして0.25μg/kg/分の速さで持続静脈内投与する。なお、投与速度については、患者の全身状態を観察しながら、2〜5分間隔で25〜100%の範囲で加速又は25〜50%の範囲で減速できるが、最大でも2.0μg/kg/分を超えないこと。浅麻酔時には、レミフェンタニルとして0.5〜1.0μg/kgを2〜5分間隔で追加単回静脈内投与することができる。 +
- +
- +
- 1歳以上の小児では他の全身麻酔剤を必ず併用し、下記用量を用いる。 +
- +
--麻酔維持 +
-通常、レミフェンタニルとして0.25μg/kg/分の速さで持続静脈内投与する。なお、投与速度については、患者の全身状態を観察しながら、2〜5分間隔で25〜100%の範囲で加速又は25〜50%の範囲で減速できるが、最大でも1.3μg/kg/分を超えないこと。 +
-浅麻酔時には、レミフェンタニルとして1.0μg/kgを2〜5分間隔で追加単回静脈内投与することができる。+
**生活上の注意 [#p8245c27] **生活上の注意 [#p8245c27]
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***その他の副作用 [#r752ba77] ***その他の副作用 [#r752ba77]
|BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| |BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明|
-|血液及びリンパ系障害||||| +//|血液及びリンパ系障害||||| 
-|内分泌||||| +//|内分泌||||| 
-|肝臓||||| +//|肝臓||||| 
-|肝胆道系|肝機能異常||||+|肝胆道系|肝機能異常|-|-|-|
|腎臓|-|乏尿|-|-| |腎臓|-|乏尿|-|-|
-|泌尿器||||| +//|泌尿器||||| 
-|生殖系及び乳房|||||+//|生殖系及び乳房|||||
|精神系|-|幻視、激越|-|-| |精神系|-|幻視、激越|-|-|
|神経系|-|振戦|-|鎮静| |神経系|-|振戦|-|鎮静|
-|感覚器||||| +//|感覚器||||| 
-|眼||||| +//|眼||||| 
-|耳|||||+//|耳|||||
|循環器 心臓|-|結節性調律、期外収縮、房室解離、洞房ブロック|-|心室無収縮、房室ブロック| |循環器 心臓|-|結節性調律、期外収縮、房室解離、洞房ブロック|-|心室無収縮、房室ブロック|
|血管|-|潮紅|-|高血圧| |血管|-|潮紅|-|高血圧|
-|呼吸器|||||+//|呼吸器|||||
|消化器|悪心、嘔吐|腹痛、腹部膨満|-|-| |消化器|悪心、嘔吐|腹痛、腹部膨満|-|-|
-|皮膚・皮下組織系||紅斑、発疹、皮膚炎||| +|皮膚・皮下組織系||紅斑、発疹、皮膚炎|-|-
-|過敏症||||| +//|過敏症||||| 
-|下垂体・副腎皮質系||||| +//|下垂体・副腎皮質系||||| 
-|免疫系||||| +//|免疫系||||| 
-|代謝及び栄養||||| +//|代謝及び栄養||||| 
-|筋骨格系及び結合組織障害|||||+//|筋骨格系及び結合組織障害|||||
|全身|悪寒|冷感|-|-| |全身|悪寒|冷感|-|-|
-|感染症||||| +//|感染症||||| 
-|投与部位||||| +//|投与部位||||| 
-|抵抗機構|||||+//|抵抗機構|||||
|その他|-|-|-|術後血圧上昇、創合併症| |その他|-|-|-|術後血圧上昇、創合併症|
|臨床検査|-|ビリルビン増加、AST(GOT)増加、LDH増加、ALT(GPT)増加、血圧上昇、体温低下|-|-| |臨床検査|-|ビリルビン増加、AST(GOT)増加、LDH増加、ALT(GPT)増加、血圧上昇、体温低下|-|-|
- 
-***稀な副作用 [#fbab3f04] 
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**ジェネリック医薬品 [#y97ced2f] **ジェネリック医薬品 [#y97ced2f]
-レミフェンタニル静注用 -レミフェンタニル静注用
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