17: 2022-01-11 (火) 19:48:37 kondo[6] [7] | 現: 2024-03-29 (金) 18:07:38 kondo[6] [8] | ||
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**作用と効果 [#w727c693] | **作用と効果 [#w727c693] | ||
PD-1受容体を介したがん細胞とT細胞(免疫細胞)の結合を阻害して、T細胞の活性化を促すことで、がんに対する免疫反応を亢進させ、抗腫瘍効果を示します。 | PD-1受容体を介したがん細胞とT細胞(免疫細胞)の結合を阻害して、T細胞の活性化を促すことで、がんに対する免疫反応を亢進させ、抗腫瘍効果を示します。 | ||
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-悪性黒色腫 | -悪性黒色腫 | ||
-切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 | -切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 | ||
+ | -非小細胞肺癌における術前補助療法 | ||
-根治切除不能又は転移性の腎細胞癌 | -根治切除不能又は転移性の腎細胞癌 | ||
-再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫 | -再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫 | ||
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-治癒切除不能な進行・再発の胃癌 | -治癒切除不能な進行・再発の胃癌 | ||
-切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫 | -切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫 | ||
+ | -悪性中皮腫(悪性胸膜中皮腫を除く) | ||
-がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌 | -がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌 | ||
- | -がん化学療法後に増悪した根治切除不能な進行・再発の食道癌 | + | -根治切除不能な進行・再発の食道癌 |
-食道癌における術後補助療法 | -食道癌における術後補助療法 | ||
-原発不明癌 | -原発不明癌 | ||
+ | -尿路上皮癌における術後補助療法 | ||
+ | -根治切除不能な進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍 | ||
**用法・用量 [#f919e2e4] | **用法・用量 [#f919e2e4] | ||
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-悪性黒色腫 | -悪性黒色腫 | ||
通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。ただし、悪性黒色腫における術後補助療法の場合は、投与期間は12ヵ月間までとする。 | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。ただし、悪性黒色腫における術後補助療法の場合は、投与期間は12ヵ月間までとする。 | ||
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通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 | ||
他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回360mgを3週間間隔で点滴静注する。 | 他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回360mgを3週間間隔で点滴静注する。 | ||
+ | |||
+ | -非小細胞肺癌における術前補助療法 | ||
+ | 他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回360mgを3週間間隔で点滴静注する。ただし、投与回数は3回までとする。 | ||
-根治切除不能又は転移性の腎細胞癌 | -根治切除不能又は転移性の腎細胞癌 | ||
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通常、小児にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回3mg/kg(体重)を2週間間隔で点滴静注する。なお、体重40kg以上の小児には、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注することもできる。 | 通常、小児にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回3mg/kg(体重)を2週間間隔で点滴静注する。なお、体重40kg以上の小児には、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注することもできる。 | ||
- | -再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌、原発不明癌 | + | -再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌、悪性中皮腫(悪性胸膜中皮腫を除く)、原発不明癌、根治切除不能な進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍 |
通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 | ||
Line 53: | Line 62: | ||
イピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 | イピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 | ||
- | -がん化学療法後に増悪した根治切除不能な進行・再発の食道癌、食道癌における術後補助療法 | + | -根治切除不能な進行・再発の食道癌 |
- | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。ただし、食道癌における術後補助療法の場合は、投与期間は12ヵ月間までとする。 | + | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 |
+ | 他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔、1回360mgを3週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 | ||
+ | |||
+ | -食道癌における術後補助療法、尿路上皮癌における術後補助療法 | ||
+ | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。ただし、投与期間は12ヵ月間までとする。 | ||
**生活上の注意 [#z463d219] | **生活上の注意 [#z463d219] | ||
Line 146: | Line 159: | ||
|その他|-|体重減少|硬膜下血腫、真珠腫、気管出血、乳頭痛、細胞マーカー増加、血中CK減少、血中LDH増加、CRP増加、体重増加、血中CK増加、組織球性壊死性リンパ節炎|-| | |その他|-|体重減少|硬膜下血腫、真珠腫、気管出血、乳頭痛、細胞マーカー増加、血中CK減少、血中LDH増加、CRP増加、体重増加、血中CK増加、組織球性壊死性リンパ節炎|-| | ||
//|臨床検査|-|-|-|-| | //|臨床検査|-|-|-|-| | ||
+ | |||
+ | |||
+ | -併用投与の場合 | ||
+ | 主に好中球減少症、血小板減少症、貧血、白血球減少症、リンパ球減少症、眼乾燥、流涙増加、 | ||
+ | 下痢、悪心、嘔吐、便秘、口内炎、腹痛、疲労、発熱、無力症、倦怠感、浮腫、粘膜の炎症、悪寒、インフルエンザ様疾患、肺感染、 | ||
+ | 食欲減退、高リパーゼ血症、高アミラーゼ血症、高血糖、低ナトリウム血症、脱水、低カリウム血症、低アルブミン血症、低マグネシウム血症、低リン酸血症、低カルシウム血症、消化不良、口内乾燥、 | ||
+ | 関節痛、筋肉痛、関節炎、背部痛、四肢痛、筋痙縮、筋力低下、 | ||
+ | 味覚異常、浮動性めまい、錯感覚、不眠症、頭痛、感覚鈍麻、 | ||
+ | 血中クレアチニン増加、蛋白尿、咳嗽、呼吸困難、しゃっくり、鼻出血、発声障害、 | ||
+ | 発疹、そう痒症、丘疹性皮疹、脱毛症、手足症候群、皮膚炎、皮膚病変、紅斑、ざ瘡様皮膚炎、蕁麻疹、皮膚乾燥、皮膚色素過剰、 | ||
+ | 高血圧、体重減少 等が報告されています。 | ||
//**ジェネリック医薬品 | //**ジェネリック医薬品 | ||
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