ヤーボイ点滴静注液 のソース :: 医療 Wiki

• 差分^[1] を表示
• ヤーボイ点滴静注液^[2] へ行く。

#norelated
#contents
*イピリムマブ（遺伝子組換え）（Ipilimumab　Genetical Recombination） [#f1ed7fc5]
''抗悪性腫瘍剤　ヒト型抗ヒトCTLA-4モノクローナル抗体''
-ヤーボイ点滴静注液　（製薬会社：製造販売元　ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社／プロモーション提携　小野薬品工業株式会社）

**作用と効果 [#d1f5e42f]
ヒト型抗ヒトCTLA-4（細胞障害性Tリンパ球抗原-4）モノクローナル抗体製剤で、免疫細胞であるT細胞のCTLA-4受容体と結合し、腫瘍抗原特異的なT細胞の増殖や活性化、細胞障害活性を増強することにより、腫瘍の増殖を抑えます。

また、制御性T細胞（Treg）の機能を低下させ、腫瘍組織でのTregの数を減少させることにより腫瘍免疫反応を亢進させ、腫瘍の増殖を抑えます。
通常、根治切除不能な悪性黒色腫の治療に用いられます。

-根治切除不能な悪性黒色腫
-根治切除不能又は転移性の腎細胞癌
-がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性（MSI-High）を有する結腸・直腸癌
-切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
-切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫
-根治切除不能な進行・再発の食道癌

**用法・用量 [#g5ff9e76]

-根治切除不能な悪性黒色腫
通常，成人にはイピリムマブ（遺伝子組換え）として1回3mg/kg（体重）を3週間間隔で4回点滴静注する。なお，他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は，ニボルマブ（遺伝子組換え）と併用すること。

-根治切除不能又は転移性の腎細胞癌，がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性（MSI-High）を有する結腸・直腸癌
ニボルマブ（遺伝子組換え）との併用において，通常，成人にはイピリムマブ（遺伝子組換え）として1回1mg/kg（体重）を3週間間隔で4回点滴静注する。

-切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
他の抗悪性腫瘍剤との併用において，通常，成人にはイピリムマブ（遺伝子組換え）として1回1mg/kg（体重）を6週間間隔で点滴静注する。

-切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫，根治切除不能な進行・再発の食道癌
ニボルマブ（遺伝子組換え）との併用において，通常，成人にはイピリムマブ（遺伝子組換え）として1回1mg/kg（体重）を6週間間隔で点滴静注する。

**生活上の注意 [#r0995b0a]


**副作用 [#a65a1d85]
主な副作用として、発疹、発熱、かゆみ、食欲減退、下痢などが報告されています。
-単独投与
主な副作用は、発疹、発熱、AST（GOT）上昇、ALT（GPT）上昇、そう痒症、、食欲減退、下痢、疲労、悪心、嘔吐
-ニボルマブ（遺伝子組換え）併用投与
主な副作用は、発疹、下痢、発熱、高リパーゼ血症、AST（GOT）上昇、ALT（GPT）上昇、、そう痒症、食欲減退、甲状腺機能低下症、倦怠感、肝機能異常、嘔吐、低ナトリウム血症、高アミラーゼ血症、γ-GTP上昇、便秘、疲労、関節痛、頭痛、ALP上昇、斑状丘疹状皮疹、悪心、口内炎、大腸炎、呼吸困難、頭痛、甲状腺機能亢進症

***重大な副作用 [#w2f2e2f1]
-大腸炎、消化管穿孔、重度の下痢
下痢、腹痛、血便
-肝不全、肝機能障害
肝不全、ALT（GPT）上昇、AST（GOT）上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある。
全身倦怠感、食欲不振、黄疸
-重度の皮膚障害
中毒性表皮壊死融解症（Toxic Epidermal Necrolysis：TEN）、薬剤性過敏症症候群　等の重度の皮膚障害があらわれることがある。
発疹、皮膚のかゆみ、痛み

-下垂体炎、下垂体機能低下症、甲状腺機能低下症、副腎機能不全
頭痛、全身倦怠感、視野欠損
-末梢神経障害
ギラン・バレー症候群　等の末梢神経障害があらわれることがある。

-腎障害
腎不全　等の腎障害があらわれることがある。
-間質性肺疾患
間質性肺疾患、急性呼吸窮迫症候群、肺臓炎　等があらわれることがある。
-筋炎
筋力低下、筋肉痛、CK（CPK）上昇　等
-インフュージョン・リアクション
寒気、めまい、呼吸困難

***その他の副作用 [#d187ffb3]
 単独投与
|BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5％以上|BGCOLOR(#dcdcdc):-|BGCOLOR(#dcdcdc):1％未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明|
|血液及びリンパ系障害|-|-|貧血|溶血性貧血，リンパ球減少症，好中球減少症，血小板減少症，好酸球増加症|
|肝臓|-|-|ALP上昇，血中ビリルビン上昇|肝炎，肝腫大，黄疸，γ-GTP上昇|
//|肝胆道系|||||
|腎臓|-|-|-|糸球体腎炎，腎尿細管性アシドーシス，血中クレアチニン上昇|
|泌尿器|-|-|-|無月経|
//|生殖系及び乳房|||||
|精神系|-|-|-|錯乱状態，精神状態変化，うつ病，リビドー減退|
|神経系|-|-|頭痛，味覚異常|末梢性ニューロパチー，末梢性感覚ニューロパチー，浮動性めまい，嗜眠，失神，構語障害，脳浮腫，脳神経障害，運動失調，振戦，ミオクローヌス，重症筋無力症様症状，髄膜炎|
//|感覚器|||||
|眼|-|-|霧視，ブドウ膜炎|眼痛，硝子体出血，視力低下，虹彩炎，結膜炎，眼の異物感，フォークト・小柳・原田症候群|
//|耳|||||
//|循環器　心臓|||||
|血管|-|-|潮紅，低血圧，ほてり|血管炎，血管障害，末梢性虚血，起立性低血圧，不整脈，心房細動|
|呼吸器|-|-|咳嗽，呼吸困難|呼吸不全，肺浸潤，肺水腫，アレルギー性鼻炎|
|消化器|悪心，嘔吐，腹痛|-|腹部不快感，下腹部痛，便秘，放屁|胃腸出血，胃食道逆流性疾患，食道炎，腹膜炎，胃腸炎，憩室炎，膵炎，腸炎，胃潰瘍，大腸潰瘍，イレウス，リパーゼ上昇，血中アミラーゼ上昇|
|皮膚・皮下組織系|そう痒症，発疹|-|そう痒性皮疹，全身性皮疹，斑状丘疹状皮疹，紅斑，全身性そう痒症，尋常性白斑，脱毛症，寝汗|皮膚炎，湿疹，蕁麻疹，皮膚剥脱，皮膚乾燥，白血球破砕性血管炎，毛髪変色|
//|過敏症|||||
//|下垂体・副腎皮質系|||||
//|免疫系|||||
|代謝及び栄養|食欲減退|-|脱水|腫瘍崩壊症候群，低カリウム血症，低ナトリウム血症，低リン酸血症，アルカローシス|
|内分泌|-|-|甲状腺機能亢進症|性腺機能低下，血中甲状腺刺激ホルモン上昇，血中コルチゾール減少，血中コルチコトロピン減少，血中テストステロン減少，血中プロラクチン異常|
|筋骨格系及び結合組織障害|-|-|関節痛，筋肉痛，背部痛，頚部痛|関節炎，筋骨格痛，筋痙縮，リウマチ性多発筋痛|
|全身・投与部位|疲労，発熱|-|悪寒，無力症，倦怠感，浮腫，体重減少，インフルエンザ様疾患，局所腫脹，注射部位疼痛，注射部位反応|粘膜の炎症，疼痛，多臓器不全，全身性炎症反応症候群|
|感染症|-|-|感染|尿路感染，気道感染|
//|投与部位|||||
//|抵抗機構|||||
//|その他|||||
//|臨床検査|||||

 ニボルマブ（遺伝子組換え）との併用投与


|BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5％以上|BGCOLOR(#dcdcdc):1～5％未満|BGCOLOR(#dcdcdc):1％未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明|
|血液及びリンパ系障害|-|-|貧血，好酸球増加症，好中球減少症，血小板減少症|-|
|肝臓|-|-|自己免疫性肝炎，肝炎，高ビリルビン血症，高トランスアミナーゼ血症，ALP上昇，γ-GTP上昇|-|
//|肝胆道系|||||
|腎臓|-|-|血中クレアチニン上昇，尿細管間質性腎炎|-|
//|泌尿器|||||
//|生殖系及び乳房|||||
|精神系|-|-|不安，うつ病，不眠症|-|
|神経系|浮動性めまい，頭痛 |-|味覚異常，感覚鈍麻，嗜眠，末梢性ニューロパチー，錯感覚，末梢性感覚ニューロパチー，失神，多発ニューロパチー，神経炎，腓骨神経麻痺，脳炎|自己免疫性ニューロパチー|
//|感覚器|||||
|眼|-|-|眼乾燥，ぶどう膜炎，霧視，視力障害|-|
//|耳|||||
//|循環器　心臓|||||
|血管|-|-|頻脈，ほてり，高血圧，低血圧，不整脈|心筋炎，心房細動|
|呼吸器|咳嗽，呼吸困難|-|口腔咽頭痛，胸水|-|
|消化器|腹痛，便秘，下痢，口内乾燥，悪心，嘔吐 |-|腹部不快感，上腹部痛，消化不良，胃食道逆流性疾患，口内炎，膵炎，胃炎 ||
|皮膚・皮下組織系|そう痒症，発疹，斑状丘疹状皮疹，尋常性白斑 |-|脱毛症，皮膚炎，ざ瘡様皮膚炎，皮膚乾燥，湿疹，紅斑，毛髪変色，多汗症，寝汗，紅斑性皮疹，全身性皮疹，斑状皮疹，丘疹性皮疹，そう痒性皮疹，皮膚色素減少，蕁麻疹，乾癬 |十二指腸炎|
//|過敏症|||||
//|下垂体・副腎皮質系|||||
//|免疫系|||||
|代謝及び栄養|食欲減退，高アミラーゼ血症，高リパーゼ血症|-|脱水，糖尿病，高血糖，低アルブミン血症，低カルシウム血症，低カリウム血症，低ナトリウム血症|糖尿病性ケトアシドーシス |
|内分泌|甲状腺機能亢進症|-|甲状腺炎，血中甲状腺刺激ホルモン減少|-|
|筋骨格系及び結合組織障害|関節痛，筋肉痛|-|筋痙縮，筋力低下，四肢痛，筋骨格痛，脊椎関節障害，関節炎|シェーグレン症候群，ミオパチー，横紋筋融解症|
//|全身|||||
|投与部位|無力症，悪寒，疲労，発熱，体重減少|-|インフルエンザ様疾患，倦怠感，粘膜の炎症，末梢性浮腫，疼痛，口渇，浮腫，胸痛|-|
|感染症|-|-|結膜炎，肺炎，上気道感染，気管支炎|-|
//|抵抗機構|||||
|その他|-|-|-|過敏症，LDH上昇，CRP上昇，サルコイドーシス|
//|臨床検査|||||



//**ジェネリック医薬品
-

• ヤーボイ点滴静注液 のバックアップ一覧^[4]
• ヤーボイ点滴静注液 のバックアップソース(No. All)
  • 1: 2015-10-19 (月) 19:56:11^[5] seria^[6]
  • 2: 2015-10-19 (月) 19:56:30^[7] seriza^[6]
  • 3: 2018-05-28 (月) 15:37:06^[8] kondo^[9]
  • 4: 2022-01-06 (木) 21:35:30^[10] kondo^[9]
  • 現: 2024-03-13 (水) 16:16:32 kondo^[9]