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シスプラチン点滴静注 のバックアップソース(No.1) :: 医療 Wiki

illness:シスプラチン点滴静注 のバックアップソース(No.1)

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#contents

*シスプラチン(Cisplatin) [#y08d9415]
''抗悪性腫瘍剤''
-シスプラチン点滴静注 (製薬会社:株式会社ヤクルト本社)
この薬はジェネリック医薬品です

**作用と効果 [#n5b2cd5e]
がん細胞のDNAの合成を阻害して、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、頭頸部がん、食道がん、胃がん、胆道がん、小細胞肺がん、非小細胞肺がん、骨肉腫、悪性骨腫瘍、悪性胸膜中皮腫、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、胚細胞腫瘍、前立腺がん、睾丸腫瘍、尿路上皮がん、再発・難治性悪性リンパ腫、小児悪性固形がん、神経芽細胞腫の治療に用いられます。

**用法・用量 [#eb19d843]
通常、静脈内に点滴注射します。頭頸部がん、子宮頸がん、胚細胞腫瘍、前立腺がん、睾丸腫瘍:通常、1日1回、5日間連続投与し、少なくとも2週間休薬します。これを1クールとし、投与を繰り返します。
-食道がん、胃がん、小細胞肺がん、非小細胞肺がん、骨肉腫、悪性骨腫瘍、子宮体がん、卵巣がん、神経芽細胞腫
通常、1日1回投与し、少なくとも3週間休薬します。これを1クールとし、投与を繰り返します。
胆道がん:通常、1回60分かけて投与し、週1回投与を2週連続し、3週目は休薬します。これを1クールとし、投与を繰り返します。
-悪性胸膜中皮腫
通常、1日1回投与し、少なくとも20日間休薬します。これを1クールとし、投与を繰り返します。
-尿路上皮がん
通常、1日1回投与し、4週間ごとに繰り返します。
再発・難治性悪性リンパ腫:通常、1日間持続投与し、少なくとも20日間休薬し、これを1クールとし、投与を繰り返します。または4日間連続持続投与し、少なくとも17日間休薬し、これを1クールとし、投与を繰り返します。
-小児悪性固形がん
通常、1日1回投与し、少なくとも3週間休薬します。これを1クールとし、投与を繰り返します。もしくは、1日1回、5日間連続投与し、少なくとも2週間休薬します。これを1クールとし、投与を繰り返します。

腎臓を保護するため、この薬を注射する前と後に点滴で水分補給を行います。

吐き気を防止するため、あらかじめ吐き気止めの薬を投与する場合があります。
投与スケジュールは、一緒に使用する他の薬や、患者さんの状態などによって異なります。また、効果を見ながら長期間使用する場合があります。具体的には、担当の医師にお聞きください。

**生活上の注意 [#y295d462]


**副作用 [#h9f0212b]
主な副作用として、吐き気・嘔吐、食欲不振、全身倦怠感、脱毛、貧血などが報告されています。

***稀な副作用 [#c2a56a47]
-急性腎不全
尿の出が悪くなる、血尿が出る
-骨髄抑制
発熱、寒気、咳、鼻水が出る、めまい、貧血、出血しやすい、血が止まりにくい
-ショック、アナフィラキシー様症状
唇や爪などが青紫色になる、胸や息が苦しくなる
-聴力低下・難聴、耳鳴
高い音が聞こえにくい、耳鳴りがする
-うっ血乳頭、球後視神経炎、皮質盲
視力が低下する
-脳梗塞、一過性脳虚血発作
意識の低下、手足のしびれ
-溶血性尿毒症症候群
出血しやすい、尿の出が悪くなる、皮膚に紫色の斑点ができる
-心筋梗塞、狭心症、うっ血性心不全、不整脈
動悸、息切れ、胸が痛い、苦しい
-溶血性貧血
皮膚や白目が黄色くなる、めまいがする
-間質性肺炎
発熱、咳、胸や息が苦しくなる
-抗利尿ホルモン不適合分泌症候群
尿の出が悪くなる、痙攣、意識障害
-劇症肝炎、肝機能障害、黄疸
黄疸が出る
-消化管出血、消化性潰瘍、消化管穿孔
激しい腹痛、下血
-急性膵炎
上腹部の激痛
-高血糖、糖尿病
口渇、多飲、多尿
-横紋筋融解症
手足の筋肉の痛み、脱力感、赤褐色尿
-白質脳症
歩行時にふらつく、舌がもつれる、痙攣、目が見えにくくなる
**ジェネリック医薬品 [#k4984ff8]
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