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シスプラチン点滴静注 のバックアップ差分(No.1) :: 医療 Wiki

illness:シスプラチン点滴静注 のバックアップ差分(No.1)

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1: 2015-10-04 (日) 21:36:39 seria[5] ソース[6]
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 +*シスプラチン(Cisplatin) [#y08d9415]
 +''抗悪性腫瘍剤''
 +-シスプラチン点滴静注 (製薬会社:株式会社ヤクルト本社)
 +この薬はジェネリック医薬品です
 +
 +**作用と効果 [#n5b2cd5e]
 +がん細胞のDNAの合成を阻害して、がん細胞の増殖を抑えます。
 +通常、頭頸部がん、食道がん、胃がん、胆道がん、小細胞肺がん、非小細胞肺がん、骨肉腫、悪性骨腫瘍、悪性胸膜中皮腫、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、胚細胞腫瘍、前立腺がん、睾丸腫瘍、尿路上皮がん、再発・難治性悪性リンパ腫、小児悪性固形がん、神経芽細胞腫の治療に用いられます。
 +
 +**用法・用量 [#eb19d843]
 +通常、静脈内に点滴注射します。頭頸部がん、子宮頸がん、胚細胞腫瘍、前立腺がん、睾丸腫瘍:通常、1日1回、5日間連続投与し、少なくとも2週間休薬します。これを1クールとし、投与を繰り返します。
 +-食道がん、胃がん、小細胞肺がん、非小細胞肺がん、骨肉腫、悪性骨腫瘍、子宮体がん、卵巣がん、神経芽細胞腫
 +通常、1日1回投与し、少なくとも3週間休薬します。これを1クールとし、投与を繰り返します。
 +胆道がん:通常、1回60分かけて投与し、週1回投与を2週連続し、3週目は休薬します。これを1クールとし、投与を繰り返します。
 +-悪性胸膜中皮腫
 +通常、1日1回投与し、少なくとも20日間休薬します。これを1クールとし、投与を繰り返します。
 +-尿路上皮がん
 +通常、1日1回投与し、4週間ごとに繰り返します。
 +再発・難治性悪性リンパ腫:通常、1日間持続投与し、少なくとも20日間休薬し、これを1クールとし、投与を繰り返します。または4日間連続持続投与し、少なくとも17日間休薬し、これを1クールとし、投与を繰り返します。
 +-小児悪性固形がん
 +通常、1日1回投与し、少なくとも3週間休薬します。これを1クールとし、投与を繰り返します。もしくは、1日1回、5日間連続投与し、少なくとも2週間休薬します。これを1クールとし、投与を繰り返します。
 +
 +腎臓を保護するため、この薬を注射する前と後に点滴で水分補給を行います。
 +
 +吐き気を防止するため、あらかじめ吐き気止めの薬を投与する場合があります。
 +投与スケジュールは、一緒に使用する他の薬や、患者さんの状態などによって異なります。また、効果を見ながら長期間使用する場合があります。具体的には、担当の医師にお聞きください。
 +
 +**生活上の注意 [#y295d462]
 +
 +
 +**副作用 [#h9f0212b]
 +主な副作用として、吐き気・嘔吐、食欲不振、全身倦怠感、脱毛、貧血などが報告されています。
 +
 +***稀な副作用 [#c2a56a47]
 +-急性腎不全
 +尿の出が悪くなる、血尿が出る
 +-骨髄抑制
 +発熱、寒気、咳、鼻水が出る、めまい、貧血、出血しやすい、血が止まりにくい
 +-ショック、アナフィラキシー様症状
 +唇や爪などが青紫色になる、胸や息が苦しくなる
 +-聴力低下・難聴、耳鳴
 +高い音が聞こえにくい、耳鳴りがする
 +-うっ血乳頭、球後視神経炎、皮質盲
 +視力が低下する
 +-脳梗塞、一過性脳虚血発作
 +意識の低下、手足のしびれ
 +-溶血性尿毒症症候群
 +出血しやすい、尿の出が悪くなる、皮膚に紫色の斑点ができる
 +-心筋梗塞、狭心症、うっ血性心不全、不整脈
 +動悸、息切れ、胸が痛い、苦しい
 +-溶血性貧血
 +皮膚や白目が黄色くなる、めまいがする
 +-間質性肺炎
 +発熱、咳、胸や息が苦しくなる
 +-抗利尿ホルモン不適合分泌症候群
 +尿の出が悪くなる、痙攣、意識障害
 +-劇症肝炎、肝機能障害、黄疸
 +黄疸が出る
 +-消化管出血、消化性潰瘍、消化管穿孔
 +激しい腹痛、下血
 +-急性膵炎
 +上腹部の激痛
 +-高血糖、糖尿病
 +口渇、多飲、多尿
 +-横紋筋融解症
 +手足の筋肉の痛み、脱力感、赤褐色尿
 +-白質脳症
 +歩行時にふらつく、舌がもつれる、痙攣、目が見えにくくなる
 +**ジェネリック医薬品 [#k4984ff8]
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