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アバスチン点滴静注用 のバックアップソース(No.2) :: 医療 Wiki

illness:アバスチン点滴静注用 のバックアップソース(No.2)

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*ベバシズマブ(遺伝子組換え)(Bevacizumab genetical recombination) [#n6efbefc]
''抗悪性腫瘍剤抗VEGF ヒト化モノクローナル抗体''
-アバスチン点滴静注用 (製薬会社:中外製薬株式会社)

**作用と効果 [#xcc3aec0]
がん細胞の増殖に必要なVEGFという糖たんぱく質の働きを阻害することにより、腫瘍の増殖を抑えます。
通常、結腸がん、直腸がん、扁平上皮がんを除く非小細胞肺がん、卵巣がん、子宮頸癌、乳がん、再発乳癌、悪性神経膠腫の治療に用いられます。

**用法・用量 [#e37c4439]
通常、2週間または3週間以上の間隔をあけて、点滴で静脈内に注射します。初回は90分かけて点滴しますが、2回目以降は状態を見ながら、点滴時間を短くする場合もあります。効果をみながら、使用間隔、使用期間を決めていきます。

**生活上の注意 [#md4a9918]
傷の治りが遅くなることがあるので、他院などにて手術や抜歯をする方は、この薬を使用していることを医師に伝えてください。

高血圧や尿蛋白があらわれることがあるので、定期的に血圧の測定や尿検査が行われます。

妊娠する可能性のある方は、この薬を使用している間は、適切な避妊を行ってください。また、この薬の使用終了後も最低6ヵ月間は、適切な避妊を行ってください。妊娠を希望される方は医師に相談してください。
この薬を使用している間は、授乳を避けてください。また、この薬の使用終了後も最低6ヵ月間は、授乳を避けてください。

**副作用 [#pcb28f30]
主な副作用として、出血、高血圧、神経毒性、疲労・けん怠感、食欲減退、悪心、口内炎、脱毛症などが報告されています。

***稀な副作用 [#n448aa7e]
-ショック、アナフィラキシー
冷や汗、めまい、ふらつき、ほてり、からだがだるい、意識がうすれる、考えがまとまらない、判断力の低下、血の気が引く、動悸、息切れ、息苦しい、しゃがれ声、眼と口唇のまわりのはれ、じんましん
-消化管穿孔、瘻孔(消化管瘻、気管支胸膜瘻、泌尿生殖器瘻、胆管瘻等)
激しい腹痛、吐き気、おう吐、発熱、息苦しい、息切れ、咳、血を吐く、尿に泡が混じる、尿が濁る、肛門の周辺や皮膚に穴があき腸液や便がもれる、膣から便や尿がもれる、膣から出血する、皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色になる
-創傷治癒遅延
傷が治りにくい
-消化管出血
血を吐く、吐き気、おう吐、腹痛、血が混ざった便、黒色便
-肺出血
血の混じった痰、血を吐く
-脳出血
吐き気、おう吐、片側のまひ、意識の低下、考えがまとまらない、判断力の低下、頭痛、しゃべりにくい、手足のまひ・しびれ、半身不随、意識を失って深く眠りこむ
-粘膜出血(鼻出血、歯肉出血、膣出血等)
血を吐く、鼻・歯ぐき・膣など粘膜からの出血
-脳血管発作、一過性脳虚血発作、心筋梗塞、狭心症、脳虚血、脳梗塞等の動脈血栓塞栓症
頭が重い、頭痛、立ちくらみ、冷や汗、片側のまひ、めまい、意識の低下、しゃべりにくい、視力の低下、しびれ、胸を強く押さえつけた感じ、胸の痛み、息苦しい、咳、汗をかく、皮膚や唇・手足の爪が青紫~暗紫色になる
-深部静脈血栓症、肺塞栓症等の静脈血栓塞栓症
足の激しい痛み、はれ、下肢のむくみ、汗をかく、発熱、意識の低下、咳、胸の痛み、息苦しい
-高血圧性脳症、高血圧性クリーゼ
めまい、頭痛、急激な強い頭痛、吐き気、手足のしびれ
-可逆性後白質脳症症候群
けいれん、意識障害、視力障害
-ネフローゼ症候群
全身の著明なむくみ、尿量が減る
-骨髄抑制(汎血球減少症、好中球減少、白血球減少、貧血、血小板減少)
からだがだるい、発熱、出血が止まりにくい、出血しやすい、歯ぐきから出血する、鼻血、あおあざができる、息切れ
-感染症(肺炎、敗血症、壊死性筋膜炎等)
さむけ、発熱、咳、痰がでる、息切れ、関節の痛み、筋肉の痛み、皮膚が赤~赤紫色にはれる、痛みを伴う水ぶくれができる、症状が進むと皮膚は黒色になり、皮膚と筋肉がただれたり、くずれたりする
-うっ血性心不全
からだがだるい、全身のむくみ、吐き気、息苦しい、動く時の息切れ
-間質性肺炎
発熱、から咳、息苦しい、息切れ
-血栓性微小血管症(血栓性血小板減少性紫斑病、溶血性尿毒症症候群等)
血が出やすくなる、鼻血、歯ぐきの出血、内出血、血尿
**ジェネリック医薬品 [#s59b3241]
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