#norelated #contents *ウロビリノーゲン [#c7abfdc7] 尿の黄色っぽい色はウロビリノーゲンによります。胆汁色素のビリルビンは、胆汁として腸管に分泌されると、分解されてウロビリノーゲンとなります。その一部が腸管から吸収され、肝臓で再びビリルビンに作り変えられますが、一部が尿に排泄されます。この尿中のウロビリノーゲンの量を調べる検査です。 -基準値 プラスマイナス(±) **何がわかるのか [#z4346469] 肝臓病になると、肝臓で処理されるウロビリノーゲンが少なくなりますから、尿に出るウロビリノーゲンは正常の数十倍にも増加します。特に急性肝炎では、黄疸が出る前から尿中のウロビリノーゲンが多くなるので早期診断に役立ちます。 また、胆道の流れが悪くなると、ウロビリノーゲンの材料となる胆汁のビリルビンが減少するため、尿ウロビリノーゲンがマイナスとなります。 **どのような検査か [#nc65f298] 尿を試験紙につけて調べます。 **検査を受ける時の注意 [#m97a952b] 採取する当日は食事や運動は控えます。尿の出始めと終わりは除いて、中ごろの中間尿をとります。朝一番の尿を用いることもあります。 **検査結果の判定 [#l8c1da3d] 陽性の場合は肝臓病、陰性の場合は胆道閉塞が考えられます。 **異常な場合に疑われる病気 [#sf49db77] -陽性(+) 急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、溶血性黄疸など。 -陰性(-) 胆道閉塞、抗生物質の使用など。
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