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リュープリン注射用 のバックアップソース(No.3) :: 医療 Wiki

illness:リュープリン注射用 のバックアップソース(No.3)

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#norelated
#contents
*リュープロレリン酢酸(Leuprorelin acetate)[#n53b8664]
''LH-RH(黄体形成ホルモン放出ホルモン)誘導体マイクロカプセル型徐放性製剤''
-リュープリン注射用 (製薬会社:武田薬品工業株式会社)

**作用と効果 [#gf3cfd57]
子宮内膜症、過多月経、下腹痛、腰痛及び貧血等を伴う子宮筋腫における筋腫核の縮小及び症状の改善。
閉経前乳癌、前立腺癌、中枢性思春期早発症
***効能・効果に関連する使用上の注意 [#a4127e4d]
-子宮筋腫の場合
本剤による子宮筋腫に対する治療は根治療法ではないことに留意し、手術が適応となる患者の手術までの保存療法並びに閉経前の保存療法としての適用を原則とする(なお、下腹痛、腰痛に対する効果は、投与初期には認められないので、その間は適当な対症療法を考慮する)。
-閉経前乳癌の場合
本剤の使用開始にあたっては、原則としてホルモン受容体の発現の有無を確認し、ホルモン受容体が陰性と判断された場合には本剤を使用しない。

**用法・用量 [#k4f4b208]

-子宮内膜症の場合
4週に1回リュープロレリン酢酸塩として3.75mgを皮下に投与する。但し、体重が50kg未満の患者では1.88mgを投与することができる。なお、初回投与は月経周期1~5日目に行う。
-子宮筋腫の場合
4週に1回リュープロレリン酢酸塩として1.88mgを皮下に投与する。但し、体重の重い患者、子宮腫大が高度の患者では3.75mgを投与する。なお、初回投与は月経周期1~5日目に行う。
-前立腺がん、閉経前乳がんの場合
4週に1回リュープロレリン酢酸塩として3.75mgを皮下に投与する。
-中枢性思春期早発症の場合
4週に1回リュープロレリン酢酸塩として30μg/kgを皮下に投与する。なお、症状に応じて180μg/kgまで増量できる。

本剤の投与に際しては、1バイアル当たり、添付の懸濁用液1mLで泡立てないように注意しながら、十分に懸濁して用いる。
***用法・用量に関連する使用上の注意 [#a5126b34]
本剤は4週間持続の徐放性製剤であり、4週を超える間隔で投与すると下垂体-性腺系刺激作用により性腺ホルモン濃度が再度上昇し、臨床所見が一過性に悪化する恐れがあるので、4週に1回の用法を遵守する。
-子宮内膜症・子宮筋腫の場合
--一般的に投与量の増加に伴って副作用の発現率が高くなる傾向がみられるので、投与量の決定にあたっては、用法・用量に示された体重、子宮腫大の程度に留意する。
--治療に際しては妊娠していないことを確認し、必ず月経周期1~5日目より投与を開始する。また、子宮内膜症・子宮筋腫の場合、治療期間中は非ホルモン性の避妊をさせる。
--エストロゲン低下作用に基づく骨塩量低下がみられることがあるので、6カ月を超える投与は原則として行わない(6カ月を超える投与の安全性は確立していない)。
--やむを得ず長期にわたる投与や再投与が必要な場合には、可能な限り骨塩量の検査を行い慎重に投与する。
-閉経前乳癌の場合
--治療に際しては妊娠していないことを確認し、また、閉経前乳癌の場合、治療期間中は非ホルモン性の避妊をさせる。
--エストロゲン低下作用に基づく骨塩量低下がみられることがあるので、長期にわたり投与する場合には、可能な限り骨塩量の検査を行い慎重に投与する。

**生活上の注意 [#f067caf7]


**副作用 [#a8838a16]

ほてり、熱感、のぼせ、肩こり、頭痛、不眠、めまい、発汗、顔面潮紅、性欲減退、冷感、視覚障害、情緒不安定
関節痛、骨疼痛、関節硬直、腰痛、筋肉痛、筋けいれん、歩行困難
皮膚炎、にきび、皮膚乾燥、脱毛、多毛、頭部発毛、爪の異常
眠け、いらいら感、記憶力低下、注意力低下、知覚異常
アレルギー症状(発疹、かゆみ)
黄疸
悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、腹部膨満感、下痢、便秘、口内炎、口渇
心悸亢進、胸部圧迫感、胸部不快感
貧血
頻尿、排尿困難、血尿
注射部位の疼痛・硬結・発赤・膿瘍
労、倦怠感、脱力感、口唇・四肢のしびれ、手根管症候群、耳鳴り、難聴、むくみ、体重増加、下肢痛、息苦しさ、発熱、体重減少、味覚異常
-女性特有
不正出血、腟乾燥、性交痛、腟炎、帯下増加、卵巣過剰刺激症状、乳房の疼痛・緊満感・萎縮
-男性特有
勃起障害、女性化乳房、睾丸萎縮、会陰部不快感
-検査などでわかる副作用
骨塩量の低下/AST・ALT・AL-P・γ-GTP・LDH・ビリルビン上昇
血圧上昇、心電図異常、心胸比増大
赤血球増多、貧血、白血球・血小板減少、部分トロンボプラスチン時間延長
BUN上昇
総コレステロール・LDLコレステロール・トリグリセリド上昇、高カリウム血症、高カルシウム血症、リン上昇、甲状腺機能異常、血糖上昇、尿酸上昇

***重大な副作用 [#u383a24a]
-間質性肺炎
発熱、せき、呼吸困難など
-アナフィラキシー様症状
-肝機能障害
AST・ALTの上昇、黄疸
-糖尿病
糖尿病の発症または悪化
-下垂体腺腫がある場合
下垂体卒中、頭痛、視力・視野障害など
-子宮内膜症、子宮筋腫、閉経前乳がんの場合
更年期障害様のうつ状態
-前立腺がんの場合
うつ状態、および骨疼痛の一過性の悪化、尿路閉塞、脊髄圧迫
-血栓塞栓症
心筋梗塞、脳梗塞、静脈血栓症、肺塞栓症など

***稀な副作用 [#j2099e73]
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**ジェネリック医薬品 [#qb2ff169]
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