#norelated #contents *トラスツズマブ(Trastuzumab)[#cb170a2a] ''抗HER2ヒト化モノクローナル抗体 抗悪性腫瘍剤'' -ハーセプチン注射用 (製薬会社:中外製薬株式会社) **作用と効果 [#ded6c9fd] HER2タンパクの働きを抑えることにより、増殖に必要な物質を取り込めないようにし、がん細胞の増殖を抑えたり死滅させると考えられています。また、正常細胞とがん細胞の区別ができず、正常細胞にも作用していた今までの抗がん剤と比べ、副作用が少ないとされています。 -HER2過剰発現が確認された乳癌 -HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発の胃癌 **用法・用量 [#jcab825e] HER2過剰発現が確認された乳癌にはA法又はB法を使用する。HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発の胃癌には他の抗悪性腫瘍剤との併用でB法を使用する。 -A法 通常、成人に対して1日1回、トラスツズマブ(遺伝子組換え)として初回投与時には4mg/kg(体重)を、2回目以降は2mg/kgを90分以上かけて1週間間隔で点滴静注する。 -B法 通常、成人に対して1日1回、トラスツズマブ(遺伝子組換え)として初回投与時には8mg/kg(体重)を、2回目以降は6mg/kgを90分以上かけて3週間間隔で点滴静注する。 なお、初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分間まで短縮できる。 **生活上の注意 [#ndc87a6e] **副作用 [#l622f536] -HER2過剰発現が確認された転移性乳癌 主な副作用は、発熱、悪寒、悪心・嘔吐、疲労 等 -HER2過剰発現が確認された乳癌における術後補助化学療法 主な副作用は、悪寒、頭痛、発熱、悪心、疲労、駆出率低下、爪の障害 等 -HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発の胃癌 主な副作用は、悪心、好中球減少症、嘔吐、食欲不振、疲労、下痢、手掌・足底発赤知覚不全症候群、口内炎 腎機能障害、口内炎、しゃっくり、便秘 等 ***重大な副作用 [#h2daec6f] -心障害 心不全(呼吸困難、起座呼吸、咳嗽等、S3ギャロップ、駆出率低下、末梢性浮腫 等)、心原性ショック、肺浮腫、心嚢液貯留、心筋症、心膜炎、不整脈、徐脈 等 -ショック、アナフィラキシー 低血圧、頻脈、顔面浮腫、眩暈、耳鳴、呼吸困難、喘息、喘鳴、血管浮腫、咽頭浮腫、気管支痙攣、呼吸不全、非心原性肺浮腫、胸水、低酸素症等があらわれることがある。 -間質性肺炎・肺障害 間質性肺炎、肺線維症、肺炎(アレルギー性肺炎等を含む)、急性呼吸促迫症候群 等の肺障害があらわれることがある。 -白血球の減少・感染症 発熱、寒気、震え、咳、のどの痛み、軟便、下痢、腹痛、排尿時の痛み、血尿、頻尿、残尿感、肛門痛、皮膚が赤くなる、おりものの増加・不正性器出血、陰部のかゆみ、歯肉痛、発汗 -好中球減少 -血小板の減少・出血 紫斑、内出血、歯磨きによる出血、鼻血、血便、血尿 -赤血球の減少・貧血 手足が冷たい、爪の色が白い、顔色が悪い、頭痛、耳鳴りがする、脈拍が増える、動悸がする、息切れしやすい、食欲不振、便秘、めまいがする、疲労感・倦怠感がある -肝機能障害 肝不全、黄疸、肝炎、肝障害 白目・爪・皮膚が黄色になる、発熱、出血しやすい、歯ぐきから出血する、青あるいは紫のあざができやすい、体がだるい、疲れやすい、吐き気、食欲がない、発疹ができる、関節が痛い -腎障害 腎不全、腎障害があらわれることがある。 -腎糸球体症 顔や手足がむくむ、体がだるい、尿量が減る、尿が赤みを帯びる、発熱、腹痛、吐き気、節々が痛む -昏睡、脳血管障害、脳浮腫 -敗血症 寒気を伴った高熱が48時間以上続く、嘔吐、下痢になる、息苦しい、むくみが出る、呼吸が速くなる、動悸がする、めまいがする、脈が不規則になる ***その他の副作用 [#r32784e6] HER2過剰発現が確認された転移性乳癌 |BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):10%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):2~10%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):2%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| |血液及びリンパ系障害||||| |肝臓||||| |肝胆道系||||| |腎臓||||| |泌尿器||||| |生殖系及び乳房||||| |精神系||||| |神経系||||| |感覚器||||| |眼||||| |耳||||| |錐体外路症状||||| |循環器 心臓||||| |血管||||| |呼吸器||||| |消化器||||| |皮膚・皮下組織系||||| |過敏症||||| |下垂体・副腎皮質系||||| |免疫系||||| |代謝及び栄養||||| |内分泌||||| |筋骨格系及び結合組織障害||||| |全身||||| |投与部位||||| |感染症||||| |抵抗機構||||| |その他||||| |臨床検査||||| HER2過剰発現が確認された乳癌における術後補助化学療法 |BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):10%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):2~10%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):2%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| |血液及びリンパ系障害||||| |肝臓||||| |肝胆道系||||| |腎臓||||| |泌尿器||||| |生殖系及び乳房||||| |精神系||||| |神経系||||| |感覚器||||| |眼||||| |耳||||| |錐体外路症状||||| |循環器 心臓||||| |血管||||| |呼吸器||||| |消化器||||| |皮膚・皮下組織系||||| |過敏症||||| |下垂体・副腎皮質系||||| |免疫系||||| |代謝及び栄養||||| |内分泌||||| |筋骨格系及び結合組織障害||||| |全身||||| |投与部位||||| |感染症||||| |抵抗機構||||| |その他||||| |臨床検査||||| HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発の胃癌 |BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):10%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):2~10%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):2%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| |血液及びリンパ系障害||||| |肝臓||||| |肝胆道系||||| |腎臓||||| |泌尿器||||| |生殖系及び乳房||||| |精神系||||| |神経系||||| |感覚器||||| |眼||||| |耳||||| |錐体外路症状||||| |循環器 心臓||||| |血管||||| |呼吸器||||| |消化器||||| |皮膚・皮下組織系||||| |過敏症||||| |下垂体・副腎皮質系||||| |免疫系||||| |代謝及び栄養||||| |内分泌||||| |筋骨格系及び結合組織障害||||| |全身||||| |投与部位||||| |感染症||||| |抵抗機構||||| |その他||||| |臨床検査||||| //**ジェネリック医薬品 -