ページへ戻る

− Links

 印刷 

タキソール注射液 のソース :: 医療 Wiki

illness:タキソール注射液のソース

« Prev[3]  
#norelated
#contents
*パクリタキセル注射液 [#j0678e79]
''抗悪性腫瘍剤''
-タキソール注射液 (製薬会社:ブリストル・マイヤーズ株式会社)

**作用と効果 [#e94f553f]
胃癌、遠隔転移を有する食道がん、遠隔転移を有する頭頚部癌、血管肉腫、再発子宮頚癌、再発食道癌、再発性腺外腫瘍、再発精巣腫瘍、再発頭頚部癌、再発卵巣腫瘍、子宮体がん、進行子宮頚癌、難治性性腺外腫瘍、難治性精巣腫瘍、難治性卵巣腫瘍、乳がん、非小細胞肺がん、卵巣がん、再発胚細胞腫瘍、難治性胚細胞腫瘍 

**用法・用量 [#n7d635cd]

-非小細胞肺癌及び子宮体癌にはA法を使用する。
-乳癌にはA法又はB法を使用する。
-卵巣癌にはA法又はカルボプラチンとの併用でC法を使用する。
-胃癌にはA法又はE法を使用する。
-再発又は難治性の胚細胞腫瘍には他の抗悪性腫瘍剤と併用でA法を使用する。
-再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌,再発又は遠隔転移を有する食道癌,血管肉腫にはB法を使用する。
-進行又は再発の子宮頸癌にはシスプラチンとの併用において、D法を使用する。 



 A法 
通常、成人にはパクリタキセルとして、1日1回210mg/m2(体表面積)を3時間かけて点滴静注し、少なくとも3週間休薬する。これを1クールとして投与を繰り返す。 

 B法 
通常、成人にはパクリタキセルとして、1日1回100mg/m2(体表面積)を1時間かけて点滴静注し,週1回投与を6週連続し、少なくとも2週間休薬する。これを1クールとして投与を繰り返す。 

 C法
通常、成人にはパクリタキセルとして、1日1回80mg/m2(体表面積)を1時間かけて点滴静注し、週1回投与を3週連続する。これを1クールとして投与を繰り返す。 

 D法 
通常、成人にはパクリタキセルとして、1日1回135mg/m2(体表面積)を24時間かけて点滴静注し、少なくとも3週間休薬する。これを1クールとして投与を繰り返す。 

 E法 
通常、成人にはパクリタキセルとして、1日1回80mg/m2(体表面積)を1時間かけて点滴静注し、週1回投与を3週連続し、少なくとも2週間休薬する。これを1クールとして投与を繰り返す。 

なお、投与量は、患者の状態により適宜減量する。

**生活上の注意 [#m42909bb]


**副作用 [#tdc3fcee]
-骨髄抑制
貧血、発熱、出血しやすい、血が止まりにくい。
-感染症
かぜのような症状(からだがだるい、発熱など)や出血(鼻血、歯ぐきからの出血、あおあざ)
-過敏反応
呼吸困難、胸痛、低血圧、頻脈、徐脈、潮紅(ほてり)、血管浮腫(まぶた・唇・舌のはれ、息苦しい、じんましん)、発汗など
-低血圧、高血圧、徐脈など
めまい、ふらつき、脈が遅くなるなど
-関節の痛み、筋肉の痛みなど

-発熱することがあります。使用を開始してから6~10日後に、発熱することが多い。
-末梢神経障害
運動のまひ、感覚のまひ、手足のしびれ、手足の痛み

***重大な副作用 [#k43d90de]
-ショック,アナフィラキシー様症状
呼吸困難,胸痛,低血圧,頻脈,徐脈,潮紅,血管浮腫,発汗等
-白血球減少等の骨髄抑制
白血球減少,好中球減少,貧血[ヘモグロビン減少,ヘマトクリット値減少,赤血球減少等],血小板減少,汎血球減少等があらわれることがある。
--骨髄抑制の持続により,感染症[尿路感染,上気道感染,敗血症,帯状疱疹,肺炎等]の併発が報告されている。
-末梢神経障害,麻痺
しびれ等の末梢神経障害,麻痺,片麻痺,不全麻痺があらわれることがある。
-間質性肺炎,肺線維症
発熱,咳嗽,呼吸困難及び胸部X線検査異常等
-急性呼吸窮迫症候群
急速に進行する呼吸困難,低酸素症,両側性びまん性肺浸潤影等の胸部X線異常等
-心筋梗塞,うっ血性心不全,心伝導障害,肺塞栓,血栓性静脈炎,脳卒中,肺水腫

-難聴,耳鳴

-消化管壊死,消化管穿孔,消化管出血,消化管潰瘍

-重篤な腸炎
出血性大腸炎,偽膜性大腸炎,虚血性大腸炎等
-腸管閉塞,腸管麻痺
腸管閉塞,腸管麻痺(食欲不振,悪心・嘔吐,著しい便秘,腹痛,腹部膨満あるいは腹部弛緩及び腸内容物のうっ滞等),麻痺性イレウス
-肝機能障害,黄疸

-膵炎
血清アミラーゼ値等に異常
-急性腎障害
急性腎不全
BUN,血清クレアチニン,クレアチニン・クリアランス値等に異常
-中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)

-播種性血管内凝固症候群(DIC)
血小板数,血清FDP値,血漿フィブリノゲン濃度等の血液検査に異常
-腫瘍崩壊症候群
血清中電解質濃度及び腎機能検査を行う。
-白質脳症(可逆性後白質脳症症候群を含む)
歩行時のふらつき,痙攣,頭痛,視覚障害,高血圧,意識障害等

***その他の副作用 [#p849f156]
|BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):20%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):5~20%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明|
|血液及びリンパ系障害|||||
|肝臓|-|AST(GOT)上昇,Al-P上昇,LDH上昇,ALT(GPT)上昇|ビリルビン上昇|-|
|肝胆道系|||||
|腎臓|||||
|泌尿器|-|電解質異常,BUN上昇|クレアチニン上昇,蛋白尿,排尿困難,血尿,尿失禁,尿閉,出血性膀胱炎|-|
|生殖系及び乳房|||||
|精神神経系|-|-|めまい,不眠,不安,うつ病,傾眠,思考異常,振戦,失神,激越,神経学的疾患,痙攣,運動失調,健忘症,緊張低下,意識障害,寡動,言語障害,緊張亢進,精神症状,譫妄,眼振,不随意運動,嗄声,気分変動|-|
|神経系|||||
|感覚器|-|-|味覚倒錯,味覚喪失,視力異常,眼疾患,結膜炎,耳痛,眼痛,霧視,流涙増加,眼精疲労,飛蚊症,眼乾燥,角膜炎,舌異常感,結膜出血,光視症|暗点,黄斑浮腫|
|眼|||||
|耳|||||
|錐体外路症状|||||
|循環器 心臓|-|低血圧|不整脈,頻脈,徐脈,期外収縮,高血圧,心悸亢進,心電図異常,心房細動,心室細動,心肥大,狭心症|-|
|血管|||||
|呼吸器|-|呼吸困難|低酸素症,咳増加,喀痰増加,咽頭不快感|-|
|消化器|悪心・嘔吐|-|下痢,食欲不振,口内炎,便秘|消化不良,鼓腸放屁,胃炎,腹部膨満感,直腸疼痛,嚥下障害,歯肉炎,直腸障害,口唇炎,舌苔,歯肉痛|食道炎,粘膜炎,腹水,腸間膜血栓症|
|皮膚・皮下組織系|脱毛|-|そう痒,皮膚疾患,爪の障害,皮膚潰瘍,蕁麻疹,皮膚炎,色素沈着,皮膚乾燥,表皮剥離,皮膚腫脹,爪変色|斑状丘疹性皮疹,強皮症様変化,亜急性皮膚エリテマトーデス|
|過敏症|-|発疹|発赤|-|
|下垂体・副腎皮質系|||||
|免疫系|||||
|代謝及び栄養|||||
|内分泌|||||
|筋骨格系及び結合組織障害|関節痛,筋肉痛|骨痛,背部痛|頸部痛,腰痛|筋力低下|
|全身|-|無力症,腹痛,倦怠感,頭痛|浮腫,疼痛,インフルエンザ様症候群,腹部腫脹,さむけ,体重増加,体重減少|-|
|投与部位|||||
|感染症|||||
|抵抗機構|||||
|その他|-|発熱,潮紅|胸痛,出血,注射部反応,末梢性浮腫,総蛋白減少,アルブミン減少,骨盤痛,発汗,吃逆,口渇,不正出血,無月経,注射部痛,酩酊感,高血糖,低血糖,脱水|血栓症|
|臨床検査|||||

**ジェネリック医薬品 [#he028896]
-

« Prev[3]