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アクテムラ皮下注 のバックアップの現在との差分(No.1) :: 医療 Wiki

illness:アクテムラ皮下注 のバックアップの現在との差分(No.1)

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1: 2013-06-02 (日) 12:30:48 seria[5] ソース[6] 現: 2019-05-22 (水) 21:05:19 kondo[7] ソース[8]
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#contents #contents
-*トシリズマブ() [#v6289e30]+*トシリズマブ(tocilizumab) [#v6289e30]
''ヒト化抗ヒトIL-6レセプターモノクローナル抗体'' ''ヒト化抗ヒトIL-6レセプターモノクローナル抗体''
--アクテムラ皮下注162mgシリンジ (製薬会社:中外製薬株式会社) +-アクテムラ皮下注シリンジ (製薬会社:中外製薬株式会社) 
--アクテムラ皮下注162mgオートインジェクター (製薬会社:中外製薬株式会社)+-アクテムラ皮下注オートインジェクター (製薬会社:中外製薬株式会社) 
 +&ref(actemra.jpg,mw:240,around,right){アクテムラ皮下注オートインジェクター}; 
**作用と効果 [#g01ea4ef] **作用と効果 [#g01ea4ef]
-関節の構造的損傷の防止します。+インターロイキン6(IL-6)の働きを抑えることにより、関節リウマチに伴う関節の痛みやはれおよび全身症状を改善し、関節破壊の進行を防ぎます。 
 + 
 +-既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む) 
 +-既存治療で効果不十分な高安動脈炎、巨細胞性動脈炎
**用法・用量 [#j013d2d6] **用法・用量 [#j013d2d6]
-既存治療で効果不十分な関節リウマチに用います。+-既存治療で効果不十分な関節リウマチ
通常、成人には、トシリズマブ(遺伝子組換え)として1回162mgを2週間隔で皮下注射する。 通常、成人には、トシリズマブ(遺伝子組換え)として1回162mgを2週間隔で皮下注射する。
 +なお、効果不十分な場合には、1週間まで投与間隔を短縮できる。
 +-既存治療で効果不十分な高安動脈炎、巨細胞性動脈炎
 +通常、トシリズマブ(遺伝子組換え)として1回162mgを1週間隔で皮下注射する。
 +
***用法及び用量に関連する使用上の注意 [#y4427f4d] ***用法及び用量に関連する使用上の注意 [#y4427f4d]
1.血清中トシリズマブ濃度が維持されない状態で投与を継続すると、抗トシリズマブ抗体が発現する可能性が高くなるため、用法・用量を遵守すること。 1.血清中トシリズマブ濃度が維持されない状態で投与を継続すると、抗トシリズマブ抗体が発現する可能性が高くなるため、用法・用量を遵守すること。
2.1回に本剤の全量を使用すること。 2.1回に本剤の全量を使用すること。
-3.本剤の投与開始にあたっては、医療施設において、必ず医師によるか、医師の直接の監督のもとで投与を行うこと。また、本剤による治療開始後、医師により適用が妥当と判断された患者については、自己投与も可能である。(「重要な基本的注意」の項参照)+3.本剤の投与開始にあたっては、医療施設において、必ず医師によるか、医師の直接の監督のもとで投与を行うこと。また、本剤による治療開始後、医師により適用が妥当と判断された患者については、自己投与も可能である。
4.注射部位反応が報告されているので、投与毎に注射部位を変えること。 4.注射部位反応が報告されているので、投与毎に注射部位を変えること。
 +
**副作用 [#f3d699a7] **副作用 [#f3d699a7]
 +主な副作用は、上気道感染、コレステロール増加、LDL増加、注射部位反応、トリグリセリド増加、発疹、ALT(GPT)上昇などが報告されています。
 +
 +***重大な副作用 [#o17ef5d4]
 +
 +-アナフィラキシーショック、アナフィラキシー様症状
 +血圧低下、呼吸困難、意識消失、めまい、嘔気、嘔吐、そう痒感、潮紅
 +-感染症
 +肺炎、帯状疱疹、感染性胃腸炎、蜂巣炎、感染性関節炎、敗血症、非結核性抗酸菌症、結核、ニューモシスチス肺炎 等の日和見感染を含む重篤な感染症
 +-間質性肺炎
 +-腸管穿孔
 +-無顆粒球症、白血球減少、好中球減少、血小板減少
 +-心不全
 +
 +
 +
 +***その他の副作用 [#c6722704]
 +|BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):10%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):1~10%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明|
 +|血液及びリンパ系障害|-|貧血、好酸球数増加、フィブリノゲン減少、リンパ球数減少、好中球数増加|白血球数増加、リンパ節炎|フィブリン分解産物〔FDP、Dダイマー〕増加、ヘモグロビン減少、リンパ節腫脹、ヘマトクリット減少、赤血球数減少、TAT増加|
 +|肝臓|-|ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇、AST(GOT)上昇、肝機能異常、ビリルビン増加、Al-P上昇、脂肪肝、胆石症|-|-|
 +//|肝胆道系|||||
 +//|腎臓|||||
 +|泌尿器|-|膀胱炎、尿中赤血球陽性、尿蛋白、尿路感染|腎盂腎炎、尿糖、頻尿|BUN増加、腎結石、NAG増加、尿中白血球陽性|
 +|生殖系及び乳房|-|腟感染|性器出血|子宮頚管ポリープ|
 +|精神・神経系|-|頭痛、浮動性めまい、不眠症|感覚減退、末梢性ニューロパシー|-|
 +//|神経系|||||
 +//|感覚器|||||
 +|眼|-|結膜炎、結膜出血|眼乾燥、麦粒腫、霰粒腫、眼瞼炎、硝子体浮遊物、網膜出血|白内障|
 +|耳|-|中耳炎、眩暈|外耳炎、耳鳴、突発難聴|耳不快感|
 +|循環器・心臓|-|高血圧、血圧上昇|上室性期外収縮、心室性期外収縮、ST部分下降、ST部分上昇、血圧低下|動悸、T波逆転、T波振幅減少、T波振幅増加|
 +//|血管|||||
 +|呼吸器|上気道感染〔鼻咽頭炎、上気道炎等〕(53.8%)|副鼻腔炎、気管支炎、咽喉頭疼痛、咳嗽、鼻炎|鼻漏、胸膜炎、喘息|咽頭不快感、喀血、咽頭紅斑、鼻出血、気管支拡張症、鼻閉|
 +|消化器|-|胃腸炎、口内炎、下痢、腹痛、便秘、口唇炎、嘔吐、逆流性食道炎、胃・腸ポリープ、痔核、腹部不快感、悪心、歯周病、齲歯|腹部膨満、胃潰瘍、消化不良、食欲不振、舌炎|急性膵炎、口渇、歯痛|
 +|皮膚・皮下組織系|-|発疹〔湿疹、痒疹、丘疹等〕、そう痒症、爪感染、皮膚感染、蕁麻疹、紅斑、白癬、角化症、脱毛症、皮下出血、皮膚乾燥|嵌入爪、水疱、皮膚潰瘍|皮膚嚢腫、ざ瘡|
 +//|過敏症|||||
 +//|下垂体・副腎皮質系|||||
 +//|免疫系|||||
 +|代謝及び栄養||コレステロール増加(18.3%)、LDL増加、トリグリセリド増加、高脂血症、HDL増加、高コレステロール血症、CK(CPK)上昇、LDH上昇|血中尿酸増加、糖尿病増悪、血清フェリチン減少、血中リン減少|高トリグリセリド血症、総蛋白減少、血中カリウム減少、血糖増加、血中リン増加、血中カルシウム減少|
 +//|内分泌|||||
 +|筋骨格系及び結合組織障害|-|背部痛|関節痛、筋痛〔筋痛、肩こり〕、骨粗鬆症、頚部痛、骨密度減少|四肢痛、若年性関節炎増悪|
 +//|全身|||||
 +//|感染症|||||
 +//|投与部位|||||
 +|抵抗機構|-|ヘルペスウイルス感染、インフルエンザ|口腔カンジダ症、耳下腺炎|創傷感染|
 +|その他|-|注射部位反応〔紅斑、そう痒感、腫脹、出血、血腫、疼痛等〕、体重増加、発熱、アレルギー性鼻炎、膿瘍、浮腫、季節性アレルギー、胸痛|倦怠感、発汗障害、気分不良、胸部不快感|免疫グロブリンG減少、悪寒、血栓性静脈炎、リウマチ因子陽性、DNA抗体陽性、抗核抗体陽性、潮紅、ほてり、CRP増加|
 +//|臨床検査|||||
-***稀な副作用 [#vaede982] 
-- 
-**ジェネリック医薬品 [#wcd8202d]+**同じ成分の医薬品 [#j413622d] 
 +-アクテムラ点滴静注用 
 +//**ジェネリック医薬品
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