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強直性脊椎炎 のバックアップ差分(No.2) :: 医療 Wiki

illness:強直性脊椎炎 のバックアップ差分(No.2)

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1: 2013-04-04 (木) 18:23:02 cons[6] ソース[7] 2: 2013-07-01 (月) 10:20:42 cons[6] ソース[8]
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*AS 概要 [#h1db448f] *AS 概要 [#h1db448f]
-強直性脊椎炎(Ankylosing Spondylitis:AS)は、脊椎が強直する(固まってつながる)のがみられるのが特徴です。のが特徴です。広義にはリウマチ反応陰性脊椎関節炎のグループに属し、脊椎、仙腸関節、股関節など靱帯付着部に炎症を生じ、その結果、脊椎、関節の強直を起こす病気です。+強直性脊椎炎(Ankylosing Spondylitis:AS)は、脊椎が強直する(固まってつながる)のがみられるのが特徴です。広義にはリウマチ反応陰性脊椎関節炎のグループに属し、脊椎、仙腸関節、股関節など靱帯付着部に炎症を生じ、その結果、脊椎、関節の強直を起こす病気です。
この病気は、HLA-B27をもつ人に発症することが多いといわれ、海外では90%以上の患者さんがHLA-B27陽性とされています。 この病気は、HLA-B27をもつ人に発症することが多いといわれ、海外では90%以上の患者さんがHLA-B27陽性とされています。
男女比は12:1と男性に多く、発症年齢は10歳~35歳の思春期、青年期に多くみられます。45歳以上で発病することは希です。 男女比は12:1と男性に多く、発症年齢は10歳~35歳の思春期、青年期に多くみられます。45歳以上で発病することは希です。
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**診療科 [#w001888e] **診療科 [#w001888e]
 +-整形外科
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**検査 [#p87d025c] **検査 [#p87d025c]
若年者で、徐々に進む腰痛があり、運動をするとよくなるような場合には、強直性脊椎炎などの脊椎関節炎を疑います。 若年者で、徐々に進む腰痛があり、運動をするとよくなるような場合には、強直性脊椎炎などの脊椎関節炎を疑います。
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**合併症 [#l3358b90] **合併症 [#l3358b90]
**薬 [#m6a2698c] **薬 [#m6a2698c]
--非ステロイド性抗炎症薬 +***非ステロイド性抗炎症薬 [#a2ab19d2] 
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--COX2阻害薬 +***COX2阻害薬 [#a0107c1e] 
---オステラック錠、ハイペン錠(一般名:エトドラク) +-オステラック錠、ハイペン錠(一般名:エトドラク) 
---モービック錠(一般名:メロキシカム) +-モービック錠(一般名:メロキシカム) 
---セレブレックス【日本名セレコックス錠】(一般名:セレコキシブ) +-セレブレックス【日本名セレコックス錠】(一般名:セレコキシブ) 
--サルファ剤・潰瘍性大腸炎治療剤・抗リウマチ薬+***サルファ剤・潰瘍性大腸炎治療剤・抗リウマチ薬 [#h2d2e0e3]
--アザルフィジンEN錠(一般名:サラゾスルファピリジン) --アザルフィジンEN錠(一般名:サラゾスルファピリジン)
--TNF阻害薬(注射製剤)+***TNF阻害薬(注射製剤) [#t7f83a69]
TNFα((TNFα(tumor necrosis factor-α)とは、腫瘍壊死因子のことで、サイトカインと呼ばれる免疫や炎症に関与するたんぱく質のひとつです。))という物質が脊椎や関節で過剰につくられ、この病気の痛みや炎症を引き起こしている大きな原因のひとつであることがわかっています。 TNFα((TNFα(tumor necrosis factor-α)とは、腫瘍壊死因子のことで、サイトカインと呼ばれる免疫や炎症に関与するたんぱく質のひとつです。))という物質が脊椎や関節で過剰につくられ、この病気の痛みや炎症を引き起こしている大きな原因のひとつであることがわかっています。
生物学的製剤といわれる、抗体や受容体などヒトの成分を生物学的な手法で人工的につくった薬剤が様々な病気で使われています。 生物学的製剤といわれる、抗体や受容体などヒトの成分を生物学的な手法で人工的につくった薬剤が様々な病気で使われています。
---レミケード(一般名:インフリキシマブ)+-レミケード点滴静注用(一般名:インフリキシマブ)
インフリキシマブは点滴(1回2時間、主に6-8週間隔)で、皮下注射で投与します。 インフリキシマブは点滴(1回2時間、主に6-8週間隔)で、皮下注射で投与します。
----副作用+--副作用
感染症、発熱、咳、痰 感染症、発熱、咳、痰
---ヒュミラ(一般名:アダリムマブ)+-ヒュミラ皮下注(一般名:アダリムマブ)
点滴(1回2時間、主に隔週)で、皮下注射で投与します。 点滴(1回2時間、主に隔週)で、皮下注射で投与します。
----副作用+--副作用
感染症、発熱、咳、痰 感染症、発熱、咳、痰
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