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遅発性ジスキネジア のバックアップの現在との差分(No.1) :: 医療 Wiki

illness:遅発性ジスキネジア のバックアップの現在との差分(No.1)

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1: 2013-05-30 (木) 17:20:06 seria[5] ソース[6] 現: 2019-03-29 (金) 13:49:02 kondo[7] ソース[8]
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#norelated #norelated
#contents #contents
-*概要 [#pf2ba30d]+*TDD 概要 [#pf2ba30d]
遅発性ジスキネジアとは、抗精神病薬(メジャートランキライザー)などのドパミン遮断作用を有する薬剤の長期投与の副作用によって現れる不随意運動のことである。 遅発性ジスキネジアとは、抗精神病薬(メジャートランキライザー)などのドパミン遮断作用を有する薬剤の長期投与の副作用によって現れる不随意運動のことである。
抗精神病薬を長期服用している患者に起きる可能性が高く、原因と考えられる薬剤を減薬もしくは断薬しても症状が継続するものを特に遅発性ジスキネジアといい、減薬および断薬により症状が消失するものは急性ジスキネジアと呼ばれる。 抗精神病薬を長期服用している患者に起きる可能性が高く、原因と考えられる薬剤を減薬もしくは断薬しても症状が継続するものを特に遅発性ジスキネジアといい、減薬および断薬により症状が消失するものは急性ジスキネジアと呼ばれる。
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***発症原因と考えられている薬 [#fdaf5cb6] ***発症原因と考えられている薬 [#fdaf5cb6]
****定型抗精神病薬 [#w0a655bf] ****定型抗精神病薬 [#w0a655bf]
--ベゲタミン配合錠(一般名:クロルプロマジン塩酸塩)+-アビリット錠(一般名:スルピリド)
-アモキサンカプセル(一般名:アモキサピン) -アモキサンカプセル(一般名:アモキサピン)
--クロフェクトン錠(一般名:クロカプラミン塩酸塩水和物) +-インプロメン錠(一般名:ブロムペリドール) 
--バルネチール錠(一般名:塩酸スルトプリド ) + 
--クレミン錠(一般名:塩酸モサプラミン) + 
--デフェクトン糖衣錠(一般名:塩酸カルピプラミン)+
-ウインタミン錠(一般名:クロルプロマジン塩酸塩) -ウインタミン錠(一般名:クロルプロマジン塩酸塩)
 +-エミレース錠(一般名:ネモナプリド)
 +
 +
 +-クレミン錠(一般名:塩酸モサプラミン)
 +
 +-クロフェクトン錠(一般名:クロカプラミン塩酸塩水和物)
-コントミン糖衣錠(一般名:クロルプロマジン塩酸塩) -コントミン糖衣錠(一般名:クロルプロマジン塩酸塩)
--アビリット錠(一般名:スルピリド)+-セレネース錠(一般名:ハロペリドール) 
 + 
 +-デフェクトン糖衣錠(一般名:塩酸カルピプラミン) 
-ドグマチール錠(一般名:スルピリド) -ドグマチール錠(一般名:スルピリド)
--ロドピン錠(一般名:ゾテピン) 
-トロペロン錠(一般名:チミペロン) -トロペロン錠(一般名:チミペロン)
--エミレース錠(一般名:ネモナプリド) +
--セレネース錠(一般名:ハロペリドール) +
--ノバミン錠(一般名:プロクロルペラジンマレイン酸塩) +
--ニューレプチル錠(一般名:プロペリシアジン) +
--インプロメン錠(一般名:ブロムペリドール)+
-トリラホン錠(一般名:ペルフェナジン) -トリラホン錠(一般名:ペルフェナジン)
--ピーゼットシー糖衣錠(一般名:ペルフェナジンマレイン酸塩) 
-トリフロペラジン糖衣錠(一般名:マレイン酸トリフロペラジン) -トリフロペラジン糖衣錠(一般名:マレイン酸トリフロペラジン)
 +-ニューレプチル錠(一般名:プロペリシアジン)
 +
 +-ノバミン錠(一般名:プロクロルペラジンマレイン酸塩)
 +-バルネチール錠(一般名:塩酸スルトプリド )
 +
 +-ヒルナミン錠(一般名:レボメプロマジンマレイン酸塩)
 +-ピーゼットシー糖衣錠(一般名:ペルフェナジンマレイン酸塩)
 +
-フルメジン糖衣錠(一般名:マレイン酸フルフェナジン) -フルメジン糖衣錠(一般名:マレイン酸フルフェナジン)
-プリンペラン錠(一般名:メトクロプラミド) -プリンペラン錠(一般名:メトクロプラミド)
--ヒルナミン錠(一般名:レボメプロマジンマレイン酸塩)+-ベゲタミン配合錠(一般名:クロルプロマジン塩酸塩) 
-レボトミン錠(一般名:レボメプロマジンマレイン酸塩) -レボトミン錠(一般名:レボメプロマジンマレイン酸塩)
 +-ロドピン錠(一般名:ゾテピン)
****非定型抗精神病薬 [#zab1069c] ****非定型抗精神病薬 [#zab1069c]
--リスパダール錠(一般名:リスペリドン)+-エビリファイ錠(一般名:アリピプラゾール) 
 +-ジプレキサ錠(一般名:オランザピン)
-セロクエル錠(一般名:クエチアピンフマル酸塩) -セロクエル錠(一般名:クエチアピンフマル酸塩)
 +-リスパダール錠(一般名:リスペリドン)
-ルーラン錠(一般名:ペロスピロン塩酸塩水和物) -ルーラン錠(一般名:ペロスピロン塩酸塩水和物)
--ジプレキサ錠(一般名:オランザピン) 
--エビリファイ錠(一般名:アリピプラゾール) 
-ロナセン錠(一般名:ブロナンセリン) -ロナセン錠(一般名:ブロナンセリン)
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精神科 精神科
**診断 [#w5e01c9f] **診断 [#w5e01c9f]
-**合併症 [#n494a6c8]+//**合併症 
**薬 [#k99d9905] **薬 [#k99d9905]
--ダントリウムカプセル+-ダントリウムカプセル(一般名:ダントロレンナトリウム水和物)
筋肉に直接働いて、体の“こわばり”や“つっぱり”をやわらげる。痙性麻痺など筋肉がこわばる病気の治療に用いる。 筋肉に直接働いて、体の“こわばり”や“つっぱり”をやわらげる。痙性麻痺など筋肉がこわばる病気の治療に用いる。
-セルシン錠、ホリゾン錠(一般名:ジアゼパム) -セルシン錠、ホリゾン錠(一般名:ジアゼパム)
主に抗不安薬、抗けいれん薬、鎮静薬として用いられる。抗けいれん作用があることから、遅発性ジスキネジアのにも用いられることが多い薬剤。詳細はリンク先を参照。 主に抗不安薬、抗けいれん薬、鎮静薬として用いられる。抗けいれん作用があることから、遅発性ジスキネジアのにも用いられることが多い薬剤。詳細はリンク先を参照。
--マイスリー錠(一般名:ゾルピデム)+-マイスリー錠(一般名:ゾルピデム)
睡眠導入剤 睡眠導入剤
--デパス錠+-デパス錠(一般名:エチゾラム)
気分をリラックスさせる。不安や緊張感をやわらげたり、寝つきをよくする。抗うつとしても処方される薬剤だが、肩こりなどといった緊張を和らげる効果があるため、遅発性ジスキネジアにおいても処方される場合がある。ただし長期連用により効果が薄くなることが多く、継続した効果は望めないことが多い。 気分をリラックスさせる。不安や緊張感をやわらげたり、寝つきをよくする。抗うつとしても処方される薬剤だが、肩こりなどといった緊張を和らげる効果があるため、遅発性ジスキネジアにおいても処方される場合がある。ただし長期連用により効果が薄くなることが多く、継続した効果は望めないことが多い。
--リボトリール錠+-リボトリール錠(一般名:クロナゼパム)
てんかん発作を予防する。そのほか、体のふるえやパニック障害などの治療に応用されることがある。今のところそれなりに効果がある薬剤。元々はてんかん発作やPDに処方される薬剤だが、どういうわけか遅発性ジスキネジアにおいても効果があるらしい。デパスと同系列の薬で効果が長いのが特徴ではあるが、処方量が増えると依存しやすくなるため注意が必要。 てんかん発作を予防する。そのほか、体のふるえやパニック障害などの治療に応用されることがある。今のところそれなりに効果がある薬剤。元々はてんかん発作やPDに処方される薬剤だが、どういうわけか遅発性ジスキネジアにおいても効果があるらしい。デパスと同系列の薬で効果が長いのが特徴ではあるが、処方量が増えると依存しやすくなるため注意が必要。
--ユベラ錠+-ユベラ錠(一般名:トコフェロール酢酸エステル)
血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす。血行をよくする作用もある。遅発性ジスキネジアにおいては、ビタミンEを1600IU服用すると当症状に効果があるとされているが、医学的根拠は今のところ存在しない。 血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす。血行をよくする作用もある。遅発性ジスキネジアにおいては、ビタミンEを1600IU服用すると当症状に効果があるとされているが、医学的根拠は今のところ存在しない。
--メチコバール錠+-メチコバール錠(一般名:メコバラミン)
ビタミンB12製剤。主に末梢神経に作用する。遅発性ジスキネジア自体の症状を緩和させるというよりも、神経から来る痛みの緩和を目的に処方されることが多い。 ビタミンB12製剤。主に末梢神経に作用する。遅発性ジスキネジア自体の症状を緩和させるというよりも、神経から来る痛みの緩和を目的に処方されることが多い。
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この治療を行っても根本的な病気であるジスキネジアを治すことはできないため、あくまで対症療法となる。ドーパミン作動性薬剤を半分程度に減らすことができるため、ジスキネジアの軽減を期待ができ、特にL-ドーパに対する反応が良好である若年者層において劇的な手術効果が期待できるとされる。 この治療を行っても根本的な病気であるジスキネジアを治すことはできないため、あくまで対症療法となる。ドーパミン作動性薬剤を半分程度に減らすことができるため、ジスキネジアの軽減を期待ができ、特にL-ドーパに対する反応が良好である若年者層において劇的な手術効果が期待できるとされる。
-***修正型電気けいれん療法(mECT) [#rf34fdc9]+***修正型電気けいれん療法(mECT:Electro Convulsive Therapy) [#rf34fdc9]
頭部に通電することで人為的にてんかんと同様の電気活動を誘発する治療法。約70年の歴史のある治療で、さまざまな研究を経て修正型が開発された。また、短パルス矩形波治療器が2002年に認可され、副作用のリスクも減少した。 主に以下のような症状を対象に行われる。 頭部に通電することで人為的にてんかんと同様の電気活動を誘発する治療法。約70年の歴史のある治療で、さまざまな研究を経て修正型が開発された。また、短パルス矩形波治療器が2002年に認可され、副作用のリスクも減少した。 主に以下のような症状を対象に行われる。
-精神的あるいは身体的な観点から迅速な治療が必要な場合 -精神的あるいは身体的な観点から迅速な治療が必要な場合
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