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乳がん のバックアップ差分(No.20) :: 医療 Wiki

illness:乳がん のバックアップ差分(No.20)

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19: 2016-06-03 (金) 14:47:37 kondo[6] ソース[7] 20: 2017-08-26 (土) 10:25:29 seriza[8] ソース[9]
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上半身裸で装置の前に立ち、乳房を装置の撮影台に載せます。 装置には圧迫板とよばれるプラスチックの板があり、これにより乳房を強く撮影台に押さえつけて厚さ4~5cm程度まで圧迫します。乳房が所定の厚みになった状態で撮影します。 通常、左右それぞれ撮影方向を縦と横と変えて2枚ずつ、合計4枚撮影します。 上半身裸で装置の前に立ち、乳房を装置の撮影台に載せます。 装置には圧迫板とよばれるプラスチックの板があり、これにより乳房を強く撮影台に押さえつけて厚さ4~5cm程度まで圧迫します。乳房が所定の厚みになった状態で撮影します。 通常、左右それぞれ撮影方向を縦と横と変えて2枚ずつ、合計4枚撮影します。
--乳房組織の脂肪が少なく腺が多い場合(乳房密度が高い場合)に感度が低下するといわれています。 --乳房組織の脂肪が少なく腺が多い場合(乳房密度が高い場合)に感度が低下するといわれています。
 +***3Dマンモグラフィー [#jc9904fc]
 +マンモグラフィ(2D-MMG)は、乳房を圧迫してX線で写真を撮りますが、これでは乳腺組織の厚みのために撮りたい部位が重なって分かりにくい場合があります。
 +閉経後の患者さんでは、乳腺が減って脂肪組織が増えるためわかりやすいのですが、若年者や乳腺の多い方ではどうしても判定が困難になってしまいます。
 +3Dマンモグラフィ(3D-MMG)は、撮影角度を変えて複数の方向から撮影し、収集したデータを3次元的に再構成することにより、画像の重なりを排除し、病変の判定がマンモグラフィ(2D-MMG)よりも容易です。
 +-下記の患者さんに有効です。
 +--乳腺組織の厚い若年者の方
 +--マンモグラフィで要精密検査とされた方
 +--乳癌術後の局所再発の心配な方
***乳房超音波検査(エコー) [#x06a9e9f] ***乳房超音波検査(エコー) [#x06a9e9f]
診察台の上に仰向けになり、皮膚にゼリーを塗って、プローブ(端子)をあて、乳房の内部を観察する検査です。痛みはなく、体への負担はほとんどありません。 診察台の上に仰向けになり、皮膚にゼリーを塗って、プローブ(端子)をあて、乳房の内部を観察する検査です。痛みはなく、体への負担はほとんどありません。
検査中は、画面を見やすくするために、診察室を暗くします。数mmの小さな腫瘤(しこり)を見つけたり、しこりの性状が詳しくわかる検査です。細かい石灰化は見えません。 検査中は、画面を見やすくするために、診察室を暗くします。数mmの小さな腫瘤(しこり)を見つけたり、しこりの性状が詳しくわかる検査です。細かい石灰化は見えません。
 +***自動乳腺超音波検査(Automated Breast Ultrasound System:AUBS) [#nd6c0fc3]
 +乳房全体をコピーのようにスキャンし、様々な方向から乳房内を検査します。
 +画像が立体的に構築できるためCTやMRIの様な画像を表現することが可能な装置です。
 +検査データーを一時保存することができ、一時保存することにより検査の見直しが可能です。
****デンスブレスト(dense breast) [#g2d424e4] ****デンスブレスト(dense breast) [#g2d424e4]
-デンスブレスト(dense breast)場合には、乳腺の影響を受けず、がんが黒く描出される超音波検査(エコー)が適しています。+デンスブレスト(dense breast)の場合には、乳腺の影響を受けず、がんが黒く描出される超音波検査(エコー)が適しています。
乳房の乳腺密度が高い女性の場合、マンモグラフィでは乳房組織が白く映り、がん細胞も同じく白く映るためがんを見分けにくい。 乳房の乳腺密度が高い女性の場合、マンモグラフィでは乳房組織が白く映り、がん細胞も同じく白く映るためがんを見分けにくい。
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