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レミケード点滴静注用 のバックアップソース(No.4) :: 医療 Wiki

illness:レミケード点滴静注用 のバックアップソース(No.4)

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*インフリキシマブ(infliximab) [#x0914839]
''抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤''
-レミケード点滴静注用100 (製薬会社:田辺三菱製薬株式会社)

**作用と効果 [#u193cf9c]
既存治療で効果不十分な疾患 関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)、腸管型ベーチェット病、神経型ベーチェット病、血管型ベーチェット病、ベーチェット病による難治性網膜ぶどう膜炎、 尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、 強直性脊椎炎 に効果があるとされます。

クローン病の既存の治療、維持療法で効果不十分な場合で、中等度から重度の活動期にある患者、 外瘻を有する患者に効果があるとされます。
潰瘍性大腸炎の既存治療で効果不十分な場合で、中等症から重症の患者に効果があるとされます。

川崎病の急性期

**用法・用量 [#dc0d3051]
***関節リウマチ [#gf99e629]
通常、体重1kg当たり3mgを1回の投与量とし点滴静注する。初回投与後、2週、6週に投与し、以後8週間の間隔で投与を行うこと。なお、6週の投与以後、効果不十分又は効果が減弱した場合には、投与量の増量や投与間隔の短縮が可能である。これらの投与量の増量や投与間隔の短縮は段階的に行う。
1回の体重1kg当たりの投与量の上限は、8週間の間隔であれば10mg、投与間隔を短縮した場合であれば6mgとする。また、最短の投与間隔は4週間とする。

本剤は、メトトレキサート製剤による治療に併用して用いること。
なお、本剤投与時には、1.2ミクロン以下のメンブランフィルターを用いたインラインフィルターを通して投与すること。

***クローン病 [#ff256649]
通常、インフリキシマブ(遺伝子組換え)として、体重1kg当たり5mgを1回の投与量とし点滴静注する。初回投与後、2週、6週に投与し、以後8週間の間隔で投与を行うこと。

なお、6週の投与以後、効果が減弱した場合には、投与量の増量又は投与間隔の短縮が可能である。投与量を増量する場合は、体重1kg当たり10mgを1回の投与量とすることができる。投与間隔を短縮する場合は、体重1kg当たり5mgを1回の投与量とし、最短4週間の間隔で投与することができる。

なお、本剤投与時には、1.2ミクロン以下のメンブランフィルターを用いたインラインフィルターを通して投与すること。

***潰瘍性大腸炎 [#w6f1aebe]
通常、体重1kg当たり5mgを1回の投与量とし点滴静注する。初回投与後、2週、6週に投与し、以後8週間の間隔で投与を行うこと。
なお、本剤投与時には、1.2ミクロン以下のメンブランフィルターを用いたインラインフィルターを通して投与すること。

***乾癬 [#l4903f9e]
通常、体重1kg当たり5mgを1回の投与量とし点滴静注する。初回投与後、2週、6週に投与し、以後8週間の間隔で投与を行うこと。
なお、本剤投与時には、1.2ミクロン以下のメンブランフィルターを用いたインラインフィルターを通して投与すること。
***腸管型ベーチェット病、神経型ベーチェット病、血管型ベーチェット病 [#x0343ac5]

通常、インフリキシマブ(遺伝子組換え)として、体重1kg当たり5mgを1回の投与量とし点滴静注する。初回投与後、2週、6週に投与し、以後8週間の間隔で投与を行うこと。

なお、6週の投与以後、効果不十分又は効果が減弱した場合には、体重1kg当たり10mgを1回の投与量とすることができる。
なお、本剤投与時には、1.2ミクロン以下のメンブランフィルターを用いたインラインフィルターを通して投与すること。

***強直性脊椎炎 [#t554499f]
通常、体重1kg当たり5mgを1回の投与量とし点滴静注する。初回投与後、2週、6週に投与し、以後6~8週間の間隔で投与を行うこと。
なお、本剤投与時には、1.2ミクロン以下のメンブランフィルターを用いたインラインフィルターを通して投与すること。

***川崎病の急性期 [#lf4669b1]
通常、インフリキシマブ(遺伝子組換え)として、体重1kg当たり5mgを単回点滴静注する。
なお、本剤投与時には、1.2ミクロン以下のメンブランフィルターを用いたインラインフィルターを通して投与すること。

**副作用 [#o50a62ae]
-感染症
敗血症、肺炎(ニューモシスティス肺炎を含む)、真菌感染症、脳炎、髄膜炎(リステリア菌性髄 膜炎を含む)、骨髄炎等の感染症(日和見感染症を含む)
-結核
結核、肺外結核(髄膜、胸膜、リンパ節等)
--結核の既感染者
本剤投与後、問診及び胸部レントゲン検査等を定期的(投与開始後2ヵ月間は可能な限り1ヵ月に1回、以降は適宜必要に応じて)に行う
-重篤なinfusion reaction(発熱、悪寒)
ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、気管支痙攣、血圧上昇、血圧 低下、血管浮腫、チアノーゼ、低酸素症、発熱、蕁麻疹等の重篤な副作用)
--対処薬剤治療
アドレナリン、副腎皮質ホルモン剤、抗ヒスタミン剤又はアセトアミノフェン等
-脱髄疾患
多発性硬化症、視神経炎、横断性脊髄炎、ギラン・バレー症候群 等
-間質性肺炎
発熱、乾性咳嗽(がいそう)((乾性咳嗽(がいそう) 痰を伴わない乾いたせきのこと))、呼吸困難等の呼吸器症状に十分に注意して下さい。
-肝機能障害
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、LDH等の著しい上昇を伴う肝機能障害があらわれることがあります。
-遅発性過敏症
3日以上経過後に現れます。発疹、発熱、そう痒、手・顔面浮腫、蕁麻疹、頭痛 等
-抗dsDNA抗体の陽性化を伴うループス様症候群
関節痛、筋肉痛、皮疹 等
-重篤な血液障害
汎血球減少、血小板減少、白血球減少、顆粒球減少、血球貧食症候群

***その他の副作用 [#eba3c17d]
|''頻度&br;種類''|5%以上|1%以上~5%未満|1%未満|頻度不明|
|精神・神経系|頭痛|浮動性めまい、感覚鈍麻、異常感覚|頭部不快感、体位性めまい、知覚過敏、失神、嗅覚錯誤、味覚異常、神経痛、不随意性筋収縮、片頭痛、振戦、運動過多、ジスキネジー、脳梗塞、協調運動異常、不眠症、不安、神経過敏、うつ病、感情不安定、多幸気分、錯乱、傾眠(眠気)、ニューロパシー|てんかん発作、多発性神経障害|
|血液|-|貧血(鉄欠乏性貧血、溶血性貧血)、カリウム減少、血小板数増加|リンパ節炎、脾腫、単球減少症、リンパ球減少症、リンパ球増加症、単球増加症、白血球増加症、好中球増加症、好酸球増加症、赤血球異常、低カリウム血症、好酸球数減少、骨髄球数増加、アミラーゼ増加、総蛋白減少、総蛋白増加、アルブミン減少、クロール減少、ナトリウム減少、血沈亢進、リンパ球形態異常(異形リンパ球)、リンパ節症、後骨髄球数増加、尿酸増加、カリウム増加、CRP増加、ヘマトクリット減少|特発性血小板減少性紫斑病、血栓性血小板減少性紫斑病|
|循環器|-|ほてり、潮紅、高血圧、低血圧、動悸、血圧低下、血圧上昇|血腫、蒼白、末梢性虚血、徐脈、不整脈、頻脈、心室性期外収縮、狭心症、心不全、心拍数増加|-|
|呼吸器|気道感染、咽喉頭炎|呼吸困難、気管支炎、咳嗽、鼻炎、副鼻腔炎|扁桃炎、発声障害、咽喉絞扼感、鼻出血、胸膜炎、胸水、喘息、気管支痙攣、胸部X線(CT)異常、PaO2 低下、KL-6増加|間質性肺線維症|
|肝臓|-|ALP増加|脂肪肝、肝炎、胆嚢炎、肝腫大、高ビリルビン血症|-|
|泌尿器|血尿(尿潜血)、尿沈渣|尿路感染、尿中ブドウ糖陽性、尿中蛋白陽性、BUN増加|腎盂腎炎、排尿困難、尿中白血球陽性、頻尿、クレアチニン増加、尿中ウロビリン陽性、膀胱炎|-|
|消化器|悪心|嘔吐、下痢、腹痛、便秘、胃腸炎|上腹部痛、嚥下障害、逆流性食道炎、腸閉塞、腸管狭窄、消化不良、血便、腸管穿孔、胃炎、痔核、肛門周囲痛、憩室炎、腹部膨満、胃ポリープ、胃潰瘍、腹膜炎、腹部不快感、腸炎、胃不快感|-|
|口内|-|口内炎|口腔内潰瘍形成、歯痛、口唇炎、口腔内痛、齲歯、唾液腺炎、口渇、歯周病、舌炎|-|
|皮膚|発疹(膿疱性皮疹、斑状皮疹、斑状丘疹状皮疹、小水疱性皮疹、そう痒性皮疹、湿疹、紅斑性皮疹、頭部粃糠疹、丘疹、血管炎性皮疹)|白癬、皮膚炎(脂漏性皮膚炎、水疱性皮膚炎、乾癬様皮膚炎)、毛包炎、そう痒症、蕁麻疹、紅斑(発赤)、多汗症|麦粒腫、せつ、皮膚真菌感染、皮膚裂傷、皮膚嚢腫、ざ瘡、皮膚乾燥、皮膚変色、皮膚剥脱、脱毛症、乾癬、斑状出血、点状出血、皮膚潰瘍、脂漏、過角化、光線過敏性反応、皮膚小結節、多毛症、アトピー性皮膚炎|-|
|投与部位|-|-|注射部位反応(注射部位疼痛、注射部位炎症、注射部位腫脹、注射部位出血、注射部位そう痒感)|-|
|眼|-|-|眼内炎、涙器障害、角膜炎、眼瞼炎、視覚障害、眼痛、眼球乾燥、羞明、強膜炎、緑内障、眼圧上昇、眼脂、結膜炎、結膜充血、視野欠損、網膜静脈閉塞|-|
|耳|-|-|耳痛、回転性めまい、耳鳴、耳不快感(耳閉感)、耳感染(外耳炎、中耳炎、迷路炎)|-|
|筋・骨格系|-|関節痛、筋痛|関節腫脹、背部痛、筋骨格硬直、頚部痛、関節炎、骨痛、腱炎、筋力低下、滑液包炎、CPK増加、筋骨格痛|-|
|抵抗機構|自己抗体陽性(抗DNA 抗体陽性、抗カルジオリピン抗体陽性、抗核抗体陽性)|ウイルス感染(帯状疱疹、単純ヘルペス、インフルエンザ様疾患、インフルエンザ)、膿瘍、蜂巣炎|免疫グロブリン増加、爪周囲炎、化膿、サイトメガロウイルス抗原陽性、食道カンジダ症、非結核性マイコバクテリア感染(非結核性抗酸菌症)、クリプトコッカス症)|ニューモシスティス症、サルモネラ症|
|代謝|-|高コレステロール血症|糖尿病、高血糖、抗利尿ホルモン不適合分泌、コレステロール減少、トリグリセリド増加|-|
|その他|発熱|悪寒、熱感、倦怠感、疲労、胸痛、疼痛、浮腫(末梢性浮腫、顔面浮腫、全身性浮腫、眼窩周囲浮腫、血管浮腫)|腟感染、勃起不全、乳房肥大、亀頭包皮炎、不規則月経、腟出血、性器分泌物(白帯下)、無力症、不快感、胸部不快感、嚢胞、食欲不振、食欲亢進、過敏症、体重増加、体重減少、子宮平滑筋腫、リビドー減退|-|

RIGHT:参照・転載 田辺三菱製薬株式会社ウェブサイト

**ジェネリック医薬品 [#ldd29a84]
-インフリキシマブBS点滴静注用


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