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アトピー性皮膚炎 のバックアップ差分(No.1) :: 医療 Wiki

illness:アトピー性皮膚炎 のバックアップ差分(No.1)

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1: 2013-05-01 (水) 14:59:55 yano[5] ソース[6]
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 +*概要 [#qf443e3d] 
 +アトピー性皮膚炎は、アトピー型気管支喘息、アレルギー性鼻炎、皮膚炎の蕁麻疹を起こしやすいアレルギー体質(アトピー素因)の上に、 
 +様々な刺激が加わって生じる痒みを伴う慢性の皮膚疾患と考えられています。 
 +病気の症状 顔面や頭部に赤い発疹(紅斑)や盛り上がった発疹(丘疹)がみられたり、皮膚のきめが荒くなってごわごわしたり、肌が乾燥した状態になることもあります。 
 +**原因 [#i34e44d1] 
 +皮膚に家の中のほこり、だに、かび、花粉、動物の毛、人の垢などがつくと、体が過敏に反応(アレルギー反応)し、湿疹ができます。 処方される薬について 主にステロイドの外用薬が処方されます。 
 +さまざまな皮膚症状に使用されています。但し症状をとる対症療法薬ですので、病気の原因そのものを治すことはできません。 
 +**ステロイドとは [#j6c651df] 
 +副腎から分泌される代表的なホルモンニコルチゾルがあります。コルチゾルは、糖や脂肪の代謝系に働いたり、体液の維持、免疫系の調整など大事な役目をしています。 
 +このコルチゾルの仲間を習慣的に「ステロイド」または「副腎皮質ホルモン」と呼んでいます。 
 +***ステロイド外用薬の分類例 [#o9a56230] 
 +-【最強】デルモベート、ジフラール、ダイアコート 
 +-【非常に強力】トプシム、フルメタ、リンデロンDP、アンテベート、マイザー、ネリゾナ、テクスメテン、メサデルム、パンデル 
 +-【強力】ボアラ、ザルックス、リンデロンV(VG) 、リドメックス、フルコート、プロパデルム 
 +-【中程度】アルメタ、ロコイド、キンダベート 
 +-【弱い】コルテス、プレドニゾロン、メドロール、デキサメタゾン 
 +**薬の副作用 [#ycf4f925] 
 +外用薬は患部に直接作用するため、飲み薬のような全身性の副作用はほとんどありません。 
 +長く続けていると、ステロイド特有の皮膚症状(にきび、肌荒れ、皮膚の赤みや萎縮、しわ、多毛など)がでてくるおそれがあります。 また大量連用中に急止すると、反発症状を起こすことがあります。 
 +-重い副作用 
 +緑内障、白内障など 見えにくい、かすんで見える、ゆがんで見える、見え方が変、目の痛みなどが起こります。 
 +-その他 
 +過敏症 発疹、発赤、かゆみ、刺激感 すてろいど皮膚症 
 +長期連用により、にきび、肌荒れ、皮膚が赤くなる、茶色くなる、皮膚が萎縮し薄くなる、毛細血管が浮き出る、さざ波状のしわ、かえって過敏になる。 
 +使用部位の新たな感染症(細菌、真菌、ういるす感染等) 発赤、かゆみ、痛み、腫れ物、できもの、水ぶくれ。 
 +長期大量使用により副腎の働きが弱くなる。 
 +**治療法 [#ja63aec9] 
 +治療法は、副腎皮質ホルモン薬(ステロイド薬)の外用と、抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤の内服やステロイド剤以外に、非ステロイド系の消炎外用薬もあります。
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