2: 2019-02-10 (日) 16:13:30 kondo |
3: 2019-03-26 (火) 21:34:23 kondo |
| ''中枢神経系用剤'' | | ''中枢神経系用剤'' |
| -オーラップ錠 (製薬会社:アステラス製薬株式会社) | | -オーラップ錠 (製薬会社:アステラス製薬株式会社) |
| + | -オーラップ細粒 (製薬会社:アステラス製薬株式会社) |
| | | |
| **作用と効果 [#o48ccfc8] | | **作用と効果 [#o48ccfc8] |
- | 脳内の伝達物質(ドパミン)に作用し、強い不安感や緊張感、意欲の低下などの症状を改善します。通常、小児の自閉性障害や精神遅滞に伴う異常行動、病的症状、精神症状などの治療や精神状態の安定化に用いられます。 | + | 脳内の伝達物質(ドパミン)に作用し、強い不安感や緊張感、意欲の低下などの症状を改善します。 |
| + | 通常、小児の自閉性障害や精神遅滞に伴う異常行動、病的症状、精神症状などの治療や精神状態の安定化に用いられます。 |
| | | |
| + | -統合失調症 |
| + | -小児の自閉性障害、精神遅滞に伴う下記の症状 |
| + | --動き、情動、意欲、対人関係等にみられる異常行動 |
| + | --睡眠、食事、排泄、言語等にみられる病的症状 |
| + | --常同症等がみられる精神症状 |
| | | |
| **用法・用量 [#k27988d5] | | **用法・用量 [#k27988d5] |
- | -小児の自閉性障害、精神遅滞に伴う症状 | |
- | 通常、小児は1回1~3錠(主成分として1~3mg)を1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日6錠(6mg)まで増量されることがあり、場合により1日2回に分けて服用することもあります。 | |
- | -上記以外 | |
- | 通常、成人は初期には1日1~3錠(主成分として1~3mg)を1日1回、必要により2~3回に分けて服用します。症状に応じて1日4~6錠(4~6mg)に徐々に増やされます。最高量は1日9錠(9mg)まで、維持量は通常1日6錠(6mg)以下とされています。症状に応じて適宜増減されます。1日1回の場合はできるだけ朝に服用してください。 | |
| | | |
- | いずれも、必ず指示された服用方法に従ってください。 | + | -統合失調症 |
- | 飲み忘れた場合は、気がついた時、できるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は1回とばして、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。 | + | ピモジドとして通常成人には、次の量を1日1回、必要に応じ2〜3回に分割し、経口投与する。 |
| + | 初期量は1〜3mg、症状に応じ4〜6mgに漸増する。最高量は9mgまでとする。維持量は通常6mg以下である。 |
| + | なお、症状に応じ適宜増減する。1日1回の投与の場合は朝の投与が望ましい。 |
| | | |
| + | -小児の自閉性障害、精神遅滞に伴う下記の症状の場合 |
| + | --動き、情動、意欲、対人関係等にみられる異常行動 |
| + | --睡眠、食事、排泄、言語等にみられる病的症状 |
| + | --常同症等がみられる精神症状 |
| + | ピモジドとして通常小児には、1日1回1日量1〜3mgを経口投与する。年齢、症状により適宜増減するが、1日量6mgまで増量することができ、場合により1日2回に分割投与することもできる。 |
| + | なお、本剤投与により安定した状態が得られた場合、適当な休薬期間を設け、その後の投薬継続の可否を決めること。 |
| | | |
| **副作用 [#ye7087c7] | | **副作用 [#ye7087c7] |
- | 主な副作用として、睡眠障害(不眠、眠気)、振戦(手足の震え)、アカシジア(静坐不能)、流涎(よだれ)、発疹、かゆみなどが報告されています。 | |
| | | |
- | ***稀な副作用 [#r04e6ef2] | + | -統合失調症 |
| + | 主なものは睡眠障害(不眠、眠気)、振戦(手足の震え)、アカシジア(静坐不能) |
| + | |
| + | -小児の自閉性障害等 |
| + | 主なものは眠気、流涎(よだれ) |
| + | |
| + | ***重大な副作用 [#h898d5c8] |
| -心室頻拍、突然死 | | -心室頻拍、突然死 |
| 動悸、胸部不快感 | | 動悸、胸部不快感 |
| -悪性症候群 | | -悪性症候群 |
- | ・急激な発熱、手足の震え、筋肉のこわばり | + | 無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗 等が現れ、それに引き続き発熱がみられる場合がある。 |
| + | 本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。 |
| + | なお、類似化合物(ハロペリドール等)の投与中、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。 |
| + | 急激な発熱、手足の震え、筋肉のこわばり |
| -痙攣発作 | | -痙攣発作 |
- | ・けいれん | |
| -低ナトリウム血症 | | -低ナトリウム血症 |
| + | 意識障害、痙攣等を伴う低ナトリウム血症を起こすことがある。 |
| 食欲不振、吐き気・嘔吐、けいれん | | 食欲不振、吐き気・嘔吐、けいれん |
| -無顆粒球症、白血球減少 | | -無顆粒球症、白血球減少 |
| のどの痛み、頭痛、発熱 | | のどの痛み、頭痛、発熱 |
| + | -肺塞栓症、深部静脈血栓症 |
| + | 息切れ、胸痛、四肢の疼痛、浮腫 等 |
| + | |
| + | ***その他の副作用 [#e3fa75f3] |
| + | |BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| |
| + | //|血液及びリンパ系障害|-|-|-|-| |
| + | |肝臓|-|-|AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇|-| |
| + | //|肝胆道系|-|-|-|-| |
| + | //|腎臓|-|-|-|-| |
| + | |泌尿器|-|排尿障害、頻尿、夜尿|-|-| |
| + | //|生殖系及び乳房|-|-|-|-| |
| + | //|精神系|-|-|-|-| |
| + | |精神神経系|不眠、眠気|不穏、興奮、多動、易刺激、幻覚・妄想の顕性化|-|-| |
| + | //|感覚器|-|-|-|-| |
| + | |眼|-|調節障害|-|-| |
| + | //|耳|-|-|-|-| |
| + | |錐体外路症状|パーキンソン症候群(振戦、筋強剛、流涎等)|アカシジア(静坐不能)、ジスキネジア(眼球回転発作、構音障害、嚥下障害等)|-|-| |
| + | |循環器・心臓|-|-|低血圧|-| |
| + | //|血管|-|-|-|-| |
| + | //|呼吸器・胸郭および縦隔障害|-|-|-|-| |
| + | |消化器|-|悪心・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、便秘、腹痛|下痢|-| |
| + | //|皮膚・皮下組織系|-|-|-|-| |
| + | |過敏症|-|発疹、そう痒感|-|-| |
| + | //|下垂体・副腎皮質系|-|-|-|-| |
| + | //|免疫系|-|-|-|-| |
| + | //|代謝及び栄養|-|-|-|-| |
| + | //|体液・電解質|-|-|-|-| |
| + | |内分泌|プロラクチン値の上昇|-|-|-| |
| + | //|筋骨格系及び結合組織障害|-|-|-|-| |
| + | //|全身|-|-|-|-| |
| + | //|投与部位|-|-|-|-| |
| + | //|適用部位|-|-|-|-| |
| + | //|感染症|-|-|-|-| |
| + | //|抵抗機構|-|-|-|-| |
| + | |その他|-|口渇、発汗、頭痛、倦怠感、性欲亢進、頻脈、めまい・ふらつき、便失禁、肥満、鼻出血|顔面浮腫、体温調節障害|-| |
| + | //|臨床検査|-|-|-|-| |
| + | |
| + | |
| + | |
| | | |
| | | |
| //**ジェネリック医薬品 | | //**ジェネリック医薬品 |
| - | | - |