2: 2015-10-19 (月) 20:02:45 seria[6] [7] | 3: 2016-04-11 (月) 21:00:45 cons[8] [9] | ||
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PD-1受容体を介したがん細胞とT細胞(免疫細胞)の結合を阻害して、T細胞の活性化を促すことで、がんに対する免疫反応を亢進させ、抗腫瘍効果を示します。 | PD-1受容体を介したがん細胞とT細胞(免疫細胞)の結合を阻害して、T細胞の活性化を促すことで、がんに対する免疫反応を亢進させ、抗腫瘍効果を示します。 | ||
通常、根治切除不能な悪性黒色腫の治療に用いられます。 | 通常、根治切除不能な悪性黒色腫の治療に用いられます。 | ||
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+ | また、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌の治療に用いられます。 | ||
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+ | ***使用上の注意 [#wdc53248] | ||
+ | -切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌の場合、化学療法未治療患者における本剤の有効性及び安全性は確立していない。 | ||
+ | -本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。 | ||
**用法・用量 [#f919e2e4] | **用法・用量 [#f919e2e4] | ||
- | 通常、成人は3週間に1回、静脈内に点滴します。通常、1回あたり1時間以上かけて静脈内に点滴します。具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。 | + | |
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+ | -根治切除不能な悪性黒色腫化学療法未治療の根治切除不能な悪性黒色腫患者の場合 | ||
+ | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回3mg/kg(体重)を2週間間隔で点滴静注する。 | ||
+ | -化学療法既治療の根治切除不能な悪性黒色腫患者の場合 | ||
+ | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回3mg/kg(体重)を2週間間隔又は1回2mg/kg(体重)を3週間間隔で点滴静注する。 | ||
+ | -切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 | ||
+ | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回3mg/kg(体重)を2週間間隔で点滴静注する。 | ||
**生活上の注意 [#z463d219] | **生活上の注意 [#z463d219] | ||
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**副作用 [#sd3a9488] | **副作用 [#sd3a9488] | ||
主な副作用として、かゆみ、白斑、甲状腺機能低下症、疲労、下痢、皮膚色素減少などが報告されています。 | 主な副作用として、かゆみ、白斑、甲状腺機能低下症、疲労、下痢、皮膚色素減少などが報告されています。 | ||
+ | -根治切除不能な悪性黒色腫 | ||
+ | 主な副作用は、そう痒症、白斑、甲状腺機能低下症、遊離トリヨードチロニン減少、白血球数減少、血中TSH増加、遊離サイロキシン減少、CRP増加、疲労及び倦怠感 | ||
+ | -切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 | ||
+ | 主な副作用は、発熱、倦怠感、食欲減退及び発疹 | ||
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***稀な副作用 [#odd9d6f0] | ***稀な副作用 [#odd9d6f0] |
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