16: 2020-03-31 (火) 12:20:23 kondo[6] [7] | 17: 2022-01-11 (火) 19:48:37 kondo[6] [8] | ||
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*ニボルマブ(遺伝子組換え)(Nivolumab Genetical Recombination) [#y5058e7a] | *ニボルマブ(遺伝子組換え)(Nivolumab Genetical Recombination) [#y5058e7a] | ||
''抗悪性腫瘍剤 ヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体'' | ''抗悪性腫瘍剤 ヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体'' | ||
- | -オプジーボ点滴静注 (製薬会社:ブリストル マイヤーズ株式会社) | + | |
- | -オプジーボ点滴静注 (製薬会社:小野薬品工業株式会社) | + | -オプジーボ点滴静注 (製薬会社:製造販売 小野薬品工業株式会社/プロモーション提携 ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社) |
&ref(opdivo.jpg,mw:240,around,right); | &ref(opdivo.jpg,mw:240,around,right); | ||
Line 11: | Line 11: | ||
**作用と効果 [#w727c693] | **作用と効果 [#w727c693] | ||
PD-1受容体を介したがん細胞とT細胞(免疫細胞)の結合を阻害して、T細胞の活性化を促すことで、がんに対する免疫反応を亢進させ、抗腫瘍効果を示します。 | PD-1受容体を介したがん細胞とT細胞(免疫細胞)の結合を阻害して、T細胞の活性化を促すことで、がんに対する免疫反応を亢進させ、抗腫瘍効果を示します。 | ||
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-悪性黒色腫 | -悪性黒色腫 | ||
-切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 | -切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 | ||
Line 17: | Line 16: | ||
-再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫 | -再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫 | ||
-再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌 | -再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌 | ||
- | -がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃癌 | + | -治癒切除不能な進行・再発の胃癌 |
- | -がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫 | + | -切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫 |
-がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌 | -がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌 | ||
-がん化学療法後に増悪した根治切除不能な進行・再発の食道癌 | -がん化学療法後に増悪した根治切除不能な進行・再発の食道癌 | ||
+ | -食道癌における術後補助療法 | ||
+ | -原発不明癌 | ||
+ | |||
**用法・用量 [#f919e2e4] | **用法・用量 [#f919e2e4] | ||
-悪性黒色腫 | -悪性黒色腫 | ||
- | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔で点滴静注する。ただし、悪性黒色腫における術後補助療法の場合は、投与期間は12ヵ月間までとする。 | + | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。ただし、悪性黒色腫における術後補助療法の場合は、投与期間は12ヵ月間までとする。 |
- | 根治切除不能な悪性黒色腫に対してイピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔で点滴静注する。 | + | 根治切除不能な悪性黒色腫に対してイピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 |
+ | |||
+ | -切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、治癒切除不能な進行・再発の胃癌 | ||
+ | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 | ||
+ | 他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回360mgを3週間間隔で点滴静注する。 | ||
-根治切除不能又は転移性の腎細胞癌 | -根治切除不能又は転移性の腎細胞癌 | ||
- | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔で点滴静注する。 | + | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 |
- | 化学療法未治療の根治切除不能又は転移性の腎細胞癌に対してイピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔で点滴静注する。 | + | カボザンチニブと併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 |
+ | 化学療法未治療の根治切除不能又は転移性の腎細胞癌に対してイピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 | ||
+ | |||
+ | -再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫 | ||
+ | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 | ||
+ | 通常、小児にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回3mg/kg(体重)を2週間間隔で点滴静注する。なお、体重40kg以上の小児には、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注することもできる。 | ||
+ | |||
+ | -再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌、原発不明癌 | ||
+ | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 | ||
+ | |||
+ | -切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫 | ||
+ | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 | ||
+ | イピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回360mgを3週間間隔で点滴静注する。 | ||
+ | |||
+ | -がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌 | ||
+ | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 | ||
+ | イピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 | ||
- | -切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫、再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌、がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の胃癌、がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫、がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌、がん化学療法後に増悪した根治切除不能な進行・再発の食道癌 | + | -がん化学療法後に増悪した根治切除不能な進行・再発の食道癌、食道癌における術後補助療法 |
- | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔で点滴静注する。 | + | 通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。ただし、食道癌における術後補助療法の場合は、投与期間は12ヵ月間までとする。 |
**生活上の注意 [#z463d219] | **生活上の注意 [#z463d219] |
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