5: 2022-01-11 (火) 19:52:57 kondo[4] [5] | 現: 2023-03-22 (水) 15:47:23 kondo[4] [6] | ||
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**用法・用量 [#e37c4439] | **用法・用量 [#e37c4439] | ||
- | 通常、2週間または3週間以上の間隔をあけて、点滴で静脈内に注射します。初回は90分かけて点滴しますが、2回目以降は状態を見ながら、点滴時間を短くする場合もあります。効果をみながら、使用間隔、使用期間を決めていきます。 | + | |
-治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌 | -治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌 | ||
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他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回7.5mg/kg(体重)を点滴静脈内注射する。投与間隔は3週間以上とする。 | 他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回7.5mg/kg(体重)を点滴静脈内注射する。投与間隔は3週間以上とする。 | ||
- | -扁平上皮癌を除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、卵巣癌、進行又は再発の子宮頸癌 | + | -扁平上皮癌を除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、進行又は再発の子宮頸癌 |
他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回15mg/kg(体重)を点滴静脈内注射する。投与間隔は3週間以上とする。 | 他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回15mg/kg(体重)を点滴静脈内注射する。投与間隔は3週間以上とする。 | ||
Line 32: | Line 32: | ||
-悪性神経膠腫 | -悪性神経膠腫 | ||
通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kg(体重)を2週間間隔又は1回15mg/kg(体重)を3週間間隔で点滴静脈内注射する。なお、患者の状態により投与間隔は適宜延長すること。 | 通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kg(体重)を2週間間隔又は1回15mg/kg(体重)を3週間間隔で点滴静脈内注射する。なお、患者の状態により投与間隔は適宜延長すること。 | ||
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+ | -卵巣癌 | ||
+ | 他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kg(体重)を2週間間隔又は1回15mg/kg(体重)を3週間間隔で点滴静脈内注射する。なお、患者の状態により投与間隔は適宜延長すること。 | ||
-切除不能な肝細胞癌 | -切除不能な肝細胞癌 | ||
アテゾリズマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回15mg/kg(体重)を点滴静脈内注射する。投与間隔は3週間以上とする。 | アテゾリズマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回15mg/kg(体重)を点滴静脈内注射する。投与間隔は3週間以上とする。 | ||
- | |||
**生活上の注意 [#md4a9918] | **生活上の注意 [#md4a9918] | ||
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//|肝胆道系|-|-|-|-| | //|肝胆道系|-|-|-|-| | ||
//|腎臓|-|-|-|-| | //|腎臓|-|-|-|-| | ||
- | |泌尿器|尿蛋白陽性(10.4%)|尿中血陽性|BUN増加、血中クレアチニン増加|-| | + | |泌尿器|尿蛋白陽性|尿中血陽性|BUN増加、血中クレアチニン増加|-| |
//|生殖系及び乳房|-|-|-|-| | //|生殖系及び乳房|-|-|-|-| | ||
- | |精神神経系|神経毒性(末梢性感覚ニューロパシー、末梢性運動ニューロパシー、感覚神経障害等)(15.9%)|味覚異常、頭痛、不眠症、浮動性めまい|神経痛、体位性めまい、不安、嗅覚錯誤、失神、痙攣、傾眠、構語障害|-| | + | |精神神経系|神経毒性(末梢性感覚ニューロパシー、末梢性運動ニューロパシー、感覚神経障害等)|味覚異常、頭痛、不眠症、浮動性めまい|神経痛、体位性めまい、不安、嗅覚錯誤、失神、痙攣、傾眠、構語障害|-| |
//|精神系|-|-|-|-| | //|精神系|-|-|-|-| | ||
//|神経系|-|-|-|-| | //|神経系|-|-|-|-| | ||
Line 104: | Line 106: | ||
//|鼻腔|-|-|-|-| | //|鼻腔|-|-|-|-| | ||
//|錐体外路症状|-|-|-|-| | //|錐体外路症状|-|-|-|-| | ||
- | |循環器・心臓|高血圧(18.0%)、上室性頻脈|-|動悸、洞性頻脈|-| | + | |循環器・心臓|高血圧、上室性頻脈|-|動悸、洞性頻脈|-| |
//|血管|-|-|-|-| | //|血管|-|-|-|-| | ||
|呼吸器・胸郭および縦隔障害|肺高血圧症|しゃっくり、発声障害、咽頭喉頭痛、鼻漏|咳嗽、呼吸困難、鼻炎、気管支炎、低酸素症|-| | |呼吸器・胸郭および縦隔障害|肺高血圧症|しゃっくり、発声障害、咽頭喉頭痛、鼻漏|咳嗽、呼吸困難、鼻炎、気管支炎、低酸素症|-| | ||
- | |消化器|食欲減退(14.8%)、悪心(14.2%)、口内炎(11.8%)、下痢、嘔吐、便秘、胃腸障害|腹痛、歯肉炎、口唇炎、胃不快感|歯周病、消化不良、胃炎、消化管潰瘍、歯痛、痔核、腸炎、歯肉痛、齲歯、逆流性食道炎、腸閉塞、胃腸炎、舌炎、肛門周囲痛、歯の脱落|-| | + | |消化器|食欲減退、悪心、口内炎、下痢、嘔吐、便秘、胃腸障害|腹痛、歯肉炎、口唇炎、胃不快感|歯周病、消化不良、胃炎、消化管潰瘍、歯痛、痔核、腸炎、歯肉痛、齲歯、逆流性食道炎、腸閉塞、胃腸炎、舌炎、肛門周囲痛、歯の脱落|-| |
- | |皮膚・皮下組織系|脱毛症(10.9%)、発疹、皮膚変色、剥脱性皮膚炎|色素沈着、爪の障害、手足症候群、そう痒症|紅斑、蕁麻疹、皮膚乾燥、皮膚剥脱、皮膚炎、爪囲炎、爪色素沈着、過角化|-| | + | |皮膚・皮下組織系|脱毛症、発疹、皮膚変色、剥脱性皮膚炎|色素沈着、爪の障害、手足症候群、そう痒症|紅斑、蕁麻疹、皮膚乾燥、皮膚剥脱、皮膚炎、爪囲炎、爪色素沈着、過角化|-| |
//|過敏症|-|-|-|-| | //|過敏症|-|-|-|-| | ||
//|下垂体・副腎皮質系|-|-|-|-| | //|下垂体・副腎皮質系|-|-|-|-| | ||
Line 121: | Line 123: | ||
//|感染症|-|-|-|-| | //|感染症|-|-|-|-| | ||
//|抵抗機構|-|-|-|-| | //|抵抗機構|-|-|-|-| | ||
- | |その他|疲労・倦怠感(15.5%)、発熱、蜂巣炎、鼻中隔穿孔、卵巣機能不全(無月経等)、骨盤痛|上気道感染(鼻咽頭炎等)、体重減少、Al‐P上昇、末梢性浮腫、潮紅、CRP上昇、注射部位反応(疼痛等)|膀胱炎、無力症、ほてり、体重増加、胸痛、胸部不快感、膿瘍、脱水、耳鳴、カテーテル関連合併症(感染、炎症等)、口腔ヘルペス、回転性めまい、毛包炎、顔面浮腫、熱感、静脈炎、帯状疱疹、感染性腸炎、不規則月経、耳不快感、疼痛、尿路感染|-| | + | |その他|疲労・倦怠感、発熱、蜂巣炎、鼻中隔穿孔、卵巣機能不全(無月経等)、骨盤痛|上気道感染(鼻咽頭炎等)、体重減少、Al‐P上昇、末梢性浮腫、潮紅、CRP上昇、注射部位反応(疼痛等)|膀胱炎、無力症、ほてり、体重増加、胸痛、胸部不快感、膿瘍、脱水、耳鳴、カテーテル関連合併症(感染、炎症等)、口腔ヘルペス、回転性めまい、毛包炎、顔面浮腫、熱感、静脈炎、帯状疱疹、感染性腸炎、不規則月経、耳不快感、疼痛、尿路感染|-| |
//|臨床検査|-|-|-|-| | //|臨床検査|-|-|-|-| | ||
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