#norelated #contents *ビソプロロールフマル酸塩 (Bisoprolol fumarate) [#kde9dd80] ''選択的β1アンタゴニスト'' -メインテート錠 (製薬会社:田辺三菱製薬株式会社) **作用と効果 [#hfa64b8a] 交感神経の興奮を心臓に伝えるβ1受容体を遮断し、心臓の過剰な働きをゆるやかにすることにより、抗心不全作用を示します。通常、慢性心不全(虚血性心疾患または拡張型心筋症に基づく)の治療に用いられます。 -本態性高血圧症(軽症~中等症) -狭心症 -心室性期外収縮 -次の状態で、アンジオテンシン変換酵素阻害薬又はアンジオテンシンII受容体拮抗薬、利尿薬、ジギタリス製剤等の基礎治療を受けている患者 --虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全 -頻脈性心房細動 **用法・用量 [#f91c1c0f] -本態性高血圧症(軽症~中等症)、狭心症、心室性期外収縮 通常、成人にはビソプロロールフマル酸塩として、5mgを1日1回経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 -虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全 通常、成人にはビソプロロールフマル酸塩として、1日1回0.625mg経口投与から開始する。1日1回0.625mgの用量で2週間以上経口投与し、忍容性がある場合には、1日1回1.25mgに増量する。 その後忍容性がある場合には、4週間以上の間隔で忍容性をみながら段階的に増量し、忍容性がない場合は減量する。用量の増減は1回投与量を0.625、1.25、2.5、3.75又は5mgとして必ず段階的に行い、いずれの用量においても、1日1回経口投与とする。通常、維持量として1日1回1.25〜5mgを経口投与する。 なお、年齢、症状により、開始用量は更に低用量に、増量幅は更に小さくしてもよい。 また、患者の本剤に対する反応性により、維持量は適宜増減するが、最高投与量は1日1回5mgを超えないこと。 -頻脈性心房細動 通常、成人にはビソプロロールフマル酸塩として、1日1回2.5mg経口投与から開始し、効果が不十分な場合には1日1回5mgに増量する。 なお、年齢、症状により適宜増減するが、最高投与量は1日1回5mgを超えないこと。 **副作用 [#r0b710d5] -本態性高血圧症、狭心症、心室性期外収縮 主なものは、徐脈、心胸比増大、倦怠感、ふらつき、めまい、浮腫、房室ブロック 等 主な検査値異常変動は、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇 等 -慢性心不全 主なものは、倦怠感、浮動性めまい、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、心不全、体位性めまい 等 -頻脈性心房細動 γ-GTP上昇、肝機能検査値異常、心室性期外収縮、頭痛、腹部不快感、尿中ブドウ糖陽性、頻尿 ***重大な副作用 [#d144de74] -心不全、完全房室ブロック、高度徐脈、洞不全症候群、浮腫 めまい、息苦しい、むくみ ***その他の副作用 [#b5cbf399] ****本態性高血圧症、狭心症、心室性期外収縮、頻脈性心房細動の場合 [#dc6b5f86] |BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| //|血液及びリンパ系障害|-|-|-|-| |肝臓|-|AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇|ビリルビン、LDH、Al-P、γ-GTPの上昇|肝腫大| //|肝胆道系|-|-|-|-| |腎臓|-|-|尿酸、クレアチニン、BUNの上昇、尿糖、頻尿|-| //|泌尿器|-|-|-|-| //|生殖系及び乳房|-|-|-|-| //|精神系|-|-|-|-| |精神神経系|-|頭痛・頭重感、めまい、ふらつき|立ちくらみ、眠気、不眠、悪夢|-| //|感覚器|-|-|-|-| |眼|-|-|-|霧視、涙液分泌減少| //|耳|-|-|-|-| //|錐体外路症状|-|-|-|-| |循環器・心臓|-|徐脈、心胸比増大、房室ブロック、低血圧|動悸、心房細動、心室性期外収縮、胸痛|-| //|血管|-|-|-|-| |呼吸器・胸郭および縦隔障害|-|-|呼吸困難、気管支痙れん|-| |消化器|-|-|悪心、嘔吐、胃部不快感、腹部不快感、食欲不振、下痢|-| //|皮膚・皮下組織系|-|-|-|-| |過敏症|-|-|発疹、皮膚そう痒感|-| //|下垂体・副腎皮質系|-|-|-|-| //|免疫系|-|-|-|-| //|代謝及び栄養|-|-|-|-| //|体液・電解質|-|-|-|-| //|内分泌|-|-|-|-| //|筋骨格系及び結合組織障害|-|-|-|-| //|全身|-|-|-|-| //|投与部位|-|-|-|-| //|適用部位|-|-|-|-| //|感染症|-|-|-|-| //|抵抗機構|-|-|-|-| |その他|-|けん怠感、浮腫|脱力感、気分不快感、疲労感、四肢冷感、悪寒、しびれ感、血清脂質の上昇、CK(CPK)の上昇|糖尿病増悪| //|臨床検査|-|-|-|-| ****慢性心不全の場合 [#z2d4daf1] |BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| //|血液及びリンパ系障害|-|-|-|-| |肝臓|AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇|肝腫大、ビリルビン、LDH、Al-P、γ-GTPの上昇|-|-| //|肝胆道系|-|-|-|-| |腎臓|尿酸、クレアチニンの上昇|BUNの上昇、尿糖、頻尿|-|-| //|泌尿器|-|-|-|-| //|生殖系及び乳房|-|-|-|-| //|精神系|-|-|-|-| |精神神経系|めまい、立ちくらみ|頭痛・頭重感、ふらつき、眠気、不眠|-|悪夢| //|感覚器|-|-|-|-| |眼|-|霧視|-|涙液分泌減少| //|耳|-|-|-|-| |錐体外路症状|-|-|-|-| |循環器・心臓|徐脈|心胸比増大、房室ブロック、低血圧、動悸、胸痛|-|心房細動、心室性期外収縮| //|血管|-|-|-|-| |呼吸器・胸郭および縦隔障害|呼吸困難|-|-|気管支痙れん| |消化器|-|悪心、腹部不快感、食欲不振|-|嘔吐、胃部不快感、下痢| //|皮膚・皮下組織系|-|-|-|-| |過敏症|-|発疹|-|皮膚そう痒感| //|下垂体・副腎皮質系|-|-|-|-| //|免疫系|-|-|-|-| //|代謝及び栄養|-|-|-|-| //|体液・電解質|-|-|-|-| //|内分泌|-|-|-|-| //|筋骨格系及び結合組織障害|-|-|-|-| //|全身|-|-|-|-| //|投与部位|-|-|-|-| //|適用部位|-|-|-|-| //|感染症|-|-|-|-| //|抵抗機構|-|-|-|-| |その他|倦怠感、浮腫、血清脂質の上昇|脱力感、気分不快感、疲労感、四肢冷感、しびれ感、CK(CPK)の上昇、糖尿病増悪|-|悪寒| //|臨床検査|-|-|-|-| **ジェネリック医薬品 [#a193824b] -ウェルビー錠 -ビソプロロールフマル酸塩錠 -ビソプロロールフマル酸塩錠(旧名称:メインハーツ錠) -ビソプロロールフマル酸塩錠(旧名称:ルーク錠)
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