#norelated #contents *概要 [#je830767] 原発性アルドステロン症は、アルドステロンの過剰産生が原因で、体液貯留による血圧の上昇、脱力感、稀に周期的な麻痺が起きる病気です。 -アルドステロン アルドステロンは副腎でつくられ分泌されるホルモンで、ナトリウムをより多く保持し、カリウムをより多く排出するよう腎臓に信号を送ります。アルドステロンの分泌は副腎皮質刺激ホルモン(下垂体から分泌されるホルモン)や、一部はレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系によって調節されています。レニンは腎臓でつくられる酵素で、副腎のアルドステロンの分泌を刺激するホルモンであるアンジオテンシンの活性を制御します。 **分類 [#d1914b7b] **症状 [#s1ca9746] アルドステロン値が高いと高血圧とカリウム濃度の低下が起こります。カリウム値が低いと、脱力感、チクチク感、筋肉の痙攣、一時的な麻痺が生じることがあります。 **原因 [#z930c976] アルドステロン症は副腎内の腫瘍(通常は良性の腺腫)によって起こります。((コーン症候群と呼ばれます。))また、両方の副腎に腫瘍が発生して過剰分泌を引き起こすこともあります。 アルドステロン症は、高血圧や腎臓の動脈の一部が狭くなるといった特定の病気に対する反応として起きることもあります。 **診療科 [#f2973d1b] **検査 [#s63e9b3e] アルドステロン症の疑いがあるときは、まず血液中のナトリウム値とカリウム値の測定を行います。アルドステロン値も測定します。 これらの値が高ければ、アルドステロンの作用を阻害するスピロノラクトンまたはエプレレノンが投与され、ナトリウムとカリウムの値が正常に戻るかどうかを調べます。また、レニンの値も測定します。コーン症候群ではレニンも非常に低い値を示します。 -CT検査、MRI検査 アルドステロンが過剰産生されている場合には、副腎の良性腫瘍(腺腫)の有無を検査します。 両方の副腎の各部から血液を採取してホルモンの分泌箇所を探す検査が必要になる場合もあります。 **診断 [#lddc95a6] **病期 ステージ [#vbebad7a] **合併症 [#v030fa7a] **薬 [#o6e6d653] 降圧薬 -アルダクトンA錠(一般名:スピロノラクトン) -セララ錠(一般名:エプレレノン) **治療法 [#u65c5086] 腫瘍の切除やアルドステロンの作用を妨げる薬の投与が行われます。 腫瘍が発見された場合は外科的に切除されます。腫瘍がなくなると血圧は正常に戻り、他の症状もほとんどの割合で消失します。 腫瘍が発見されず両方の副腎が機能亢進している場合は、副腎の部分的切除では高血圧をコントロールできないことがあります。しかし、通常はスピロノラクトンまたはエプレレノンで症状をコントロールでき、降圧薬も容易に利用できます。 両方の副腎摘出が必要になることはまれです。スピロノラクトンは、テストステロンの作用を遮断することによって、男性で乳房の肥大(女性化乳房)や性欲の低下、勃起障害を引き起こすことがあります。 //**罹患した著名人
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