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IgA腎症 の変更点 :: 医療 Wiki

illness:IgA腎症 の変更点

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2: 2015-05-12 (火) 15:50:52 cons[4] ソース[5] 現: 2015-12-02 (水) 01:33:09 kondo[4] ソース[6]
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-*概要 [#of3f81b8]+*慢性糸球体腎炎 概要 [#o3dab76c]
小児又は、成人で最も頻度の高い糸球体で、その多くが学校検尿において無症候性血尿、無症候性たんぱく尿として発見されています。 なんらかの原因により腎臓の糸球体を支持するメサンギウム細胞に、IgAという免疫グロブリンが沈着する病気です。 小児又は、成人で最も頻度の高い糸球体で、その多くが学校検尿において無症候性血尿、無症候性たんぱく尿として発見されています。 なんらかの原因により腎臓の糸球体を支持するメサンギウム細胞に、IgAという免疫グロブリンが沈着する病気です。
**病態 [#xaadf8c0] **病態 [#xaadf8c0]
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**症状 [#j155966a] **症状 [#j155966a]
初期には、顕微鏡的血尿以外には症状のない例が多く、病気が進行すると高血圧や浮腫などの腎炎らしい症状が現れます。 風邪や扁桃炎などにかかると、4~5日肉眼的血尿発作があります。 予後 この慢性腎炎は、小児や若年齢層に起こりますが、70~80%の患者は成人に達するまでに血尿が消えるか、続いても悪くなることはありません。 初期には、顕微鏡的血尿以外には症状のない例が多く、病気が進行すると高血圧や浮腫などの腎炎らしい症状が現れます。 風邪や扁桃炎などにかかると、4~5日肉眼的血尿発作があります。 予後 この慢性腎炎は、小児や若年齢層に起こりますが、70~80%の患者は成人に達するまでに血尿が消えるか、続いても悪くなることはありません。
-20~30%の患者はたんぱく尿が徐々に増えてネフローゼになったり、さらに高血圧の状態で5年~10年経つと慢性腎不全になることがあります。 合併症について 処方される薬について 薬の副作用について 治療法について  薬物療法 肉眼的血尿発作でも顕微鏡的血尿が続く場合でも血尿のみの場合は、特に治療の必要はありません。但し、定期的な検尿を続ける必要があります。 ステロイド、免疫抑制剤、血液を固まりにくくするワーファリン錠などいろいろ薬を組み合わせた治療を行います。+20~30%の患者はたんぱく尿が徐々に増えてネフローゼになったり、さらに高血圧の状態で5年~10年経つと慢性腎不全になることがあります。 
**薬 [#xed5d30e] **薬 [#xed5d30e]
-副腎皮質ステロイド薬 -副腎皮質ステロイド薬
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**治療法 [#idf059fa] **治療法 [#idf059fa]
 +肉眼的血尿発作でも顕微鏡的血尿が続く場合でも血尿のみの場合は、特に治療の必要はありません。但し、定期的な検尿を続ける必要があります。
 +ステロイド、免疫抑制剤、血液を固まりにくくするワーファリン錠などいろいろ薬を組み合わせた治療を行います。
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***扁桃摘出・ステロイドパルス併用療法(扁摘パルス療法) [#x86962db] ***扁桃摘出・ステロイドパルス併用療法(扁摘パルス療法) [#x86962db]
-ステロイドの投与法は、各病院により異なります。 -ステロイドの投与法は、各病院により異なります。
有効性が期待される患者さんに、耳鼻咽喉・頭頚部外科で両側口蓋扁桃摘出術を行います。その後、腎臓・高血圧内科でステロイドパルス療法を行います。 有効性が期待される患者さんに、耳鼻咽喉・頭頚部外科で両側口蓋扁桃摘出術を行います。その後、腎臓・高血圧内科でステロイドパルス療法を行います。
ステロイドパルス療法の投与法は、3日連続でメチルプレドニゾロン 500mg点滴し、プレドニゾロン錠 30mg内服4日間で継ぎ、これを1クールとして最大3週連続で計3クール行います。(仙台方式) ステロイドパルス療法の投与法は、3日連続でメチルプレドニゾロン 500mg点滴し、プレドニゾロン錠 30mg内服4日間で継ぎ、これを1クールとして最大3週連続で計3クール行います。(仙台方式)
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