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特発性血小板減少性紫斑病 の変更点 :: 医療 Wiki

illness:特発性血小板減少性紫斑病 の変更点

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1: 2013-04-19 (金) 18:20:25 seria[4] ソース[5] 現: 2013-11-27 (水) 14:45:43 seriza[4] ソース[6]
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血小板に対する自己抗体ができ、脾臓で血小板が破壊されるために、数が減ってしまうと考えられています。 血小板に対する自己抗体ができ、脾臓で血小板が破壊されるために、数が減ってしまうと考えられています。
**診療科 [#ne653ae7] **診療科 [#ne653ae7]
-内科・小児科+血液内科・小児科
**診断 [#t44b746c] **診断 [#t44b746c]
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**薬 [#n929d51e] **薬 [#n929d51e]
 +***副腎皮質ステロイド剤 [#z7a9e3be]
 +-プレドニン錠、プレドニゾロン錠(一般名:プレドニゾロン)
-***薬の区分 [#a347902c+***免疫抑制剤 [#j7e31a61
--薬名(一般名:) +-エンドキサン錠(一般名:シクロホスファミド) 
---副作用 +-イムラン錠、アザニン錠(一般名:アザチオプリン) 
-**治療法について [#t845715b] + 
-[[副腎皮質ステロイド]]を使用して血小板数や症状をみながら徐々に減量していくのが一般的です。副腎皮質ステロイドが無効な場合や、副作用のために服用が困難な場合には、手術で脾臓を摘出することもあります。+**治療法 [#t845715b] 
 +副腎皮質ステロイド剤を使用して血小板数や症状をみながら徐々に減量していくのが一般的です。副腎皮質ステロイドが無効な場合や、副作用のために服用が困難な場合には、手術で脾臓を摘出することもあります。
摘脾手術が無効の時にはアザチオプリンやシクロホスファミドなどの免疫抑制剤を用いることがあります。 摘脾手術が無効の時にはアザチオプリンやシクロホスファミドなどの免疫抑制剤を用いることがあります。
-ガンマ・グロブリン治療 -ガンマ・グロブリン治療
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-ピロリ菌の除菌 -ピロリ菌の除菌
ピロリ菌を保有する場合は、抗菌薬で除菌することで、半数以上の人の血小板数が増えます。 ピロリ菌を保有する場合は、抗菌薬で除菌することで、半数以上の人の血小板数が増えます。
 +***外科治療 [#w7846703]
 +-脾臓摘出
 +血小板は、主にに脾臓で分解されるので、脾臓を摘出します。ステロイドを使えない患者さんや、ステロイド療法を続けても血小板数が5万個以上にならない場合は、脾臓摘出を考えます。
 +通常、ステロイドを使い始めて6か月経過したころで、手術をするかしないかの判断をします。
 +脾臓の摘出をすると、約半数の人はステロイドが必要なくなります。残りの半数の人も薬の量を減らすことができます。
 +脾臓摘出をすると、子どもは感染症にかかりやすくなります。しかし、大人では、ほとんど副作用などの影響はありません。
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