2: 2019-03-09 (土) 09:18:05 kondo |
現: 2022-04-05 (火) 17:23:08 kondo |
| *エストラジオール(Estradiol) [#jcc7c533] | | *エストラジオール(Estradiol) [#jcc7c533] |
| ''経皮吸収型エストラジオール製剤'' | | ''経皮吸収型エストラジオール製剤'' |
- | -エストラーナテープ (製薬会社:久光製薬株式会社) | + | -エストラーナテープ (製薬会社:製造販売元 久光製薬株式会社/) |
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| **作用と効果 [#e93010b0] | | **作用と効果 [#e93010b0] |
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| 通常、更年期障害や卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状(ほてり・発汗)、泌尿生殖器の萎縮症状や、閉経後の骨粗鬆症の治療、性腺機能低下症、性腺摘出または原発性卵巣不全による低エストロゲン症に用いられます。 | | 通常、更年期障害や卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状(ほてり・発汗)、泌尿生殖器の萎縮症状や、閉経後の骨粗鬆症の治療、性腺機能低下症、性腺摘出または原発性卵巣不全による低エストロゲン症に用いられます。 |
| + | |
| + | -製剤共通 |
| + | --更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う下記症状 |
| + | --血管運動神経症状(Hot flush及び発汗)、泌尿生殖器の萎縮症状 |
| + | --閉経後骨粗鬆症 |
| + | --性腺機能低下症、性腺摘出又は原発性卵巣不全による低エストロゲン症 |
| + | -エストラーナテープ0.72mg |
| + | 生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整 |
| + | -エストラーナテープ0.36mg、同テープ0.72mg |
| + | 凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期 |
| + | |
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| **用法・用量 [#o33eef38] | | **用法・用量 [#o33eef38] |
- | -更年期障害や卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状(ほてり・発汗)、泌尿生殖器の萎縮症状 | |
- | 通常、成人は主成分として0.72mgを下腹部か臀部(お尻)に貼り、2日毎に貼り替えます。 | |
- | -閉経後骨粗鬆症 | |
- | 通常、成人は主成分として0.72mgを下腹部か臀部(お尻)に貼り、2日毎に貼り替えます。 | |
- | -性腺機能低下症、性腺摘出または原発性卵巣不全による低エストロゲン症 | |
- | 通常、成人は主成分として0.72mgを下腹部か臀部(お尻)に貼ることから開始し、症状に応じ増減し2日毎に貼り替えます。 | |
- | 小児は主成分として0.09mgを下腹部か臀部(お尻)に貼ることから開始し、0.18mg、0.36mg、0.72mgへ段階的に増量し2日毎に貼り替えます。 | |
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- | 本剤は1枚中に主成分0.09mgを含有します。いずれも必ず指示された使用方法に従ってください。 | + | -更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う症状(血管運動神経症状(Hot flush及び発汗)、泌尿生殖器の萎縮症状)、閉経後骨粗鬆症 |
| + | 通常、成人に対しエストラジオールとして0.72mgを下腹部、臀部のいずれかに貼付し、2日毎に貼り替える。 |
| + | |
| + | -性腺機能低下症、性腺摘出又は原発性卵巣不全による低エストロゲン症 |
| + | 通常、成人に対しエストラジオールとして0.72mgから開始する。下腹部、臀部のいずれかに貼付し、2日毎に貼り替え、症状に応じ増減する。小児では、エストラジオールとして0.09mgから開始する。下腹部、臀部のいずれかに貼付し、2日毎に貼り替える。その後、エストラジオールとして0.18mg、エストラジオールとして0.36mg、エストラジオールとして0.72mgへ段階的に増量する。 |
| + | |
| + | -生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整 |
| + | 通常、エストラジオールとして0.72mgを下腹部、臀部のいずれかに貼付し、21~28日間、2日毎に貼り替え、投与期間の後半に黄体ホルモン剤を併用する。 |
| + | |
| + | -凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期 |
| + | 通常、エストラジオールとして0.72~5.76mgを下腹部、臀部のいずれかに貼付し、2日毎に貼り替え、子宮内膜の十分な肥厚が得られた時点で、黄体ホルモン剤の併用を開始して、妊娠8週まで本剤の投与を継続する。 |
| + | |
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- | -傷や湿疹、皮膚炎などがあるところ、胸部には貼らないでください。 | |
- | -衣服との摩擦ではがれることがあるので、ベルトラインを避けて貼ってください。 | |
- | -使い忘れた場合は、気がついた時点ですぐに1回分を使ってください。 | |
- | -絶対に2回分を一度に使ってはいけません。 | |
- | -次回から指示された時間に使ってください。 | |
- | -誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。 | |
- | -医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。 | |
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| **生活上の注意 [#ffe1d3b6] | | **生活上の注意 [#ffe1d3b6] |
| 主な副作用として、乳房緊満感、乳房痛、不正出血、消退出血、帯下、貼った所の紅斑・かゆみなどが報告されています。 | | 主な副作用として、乳房緊満感、乳房痛、不正出血、消退出血、帯下、貼った所の紅斑・かゆみなどが報告されています。 |
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- | ***稀な副作用 [#feb2da1d] | + | ***重大な副作用 [#feb2da1d] |
| -アナフィラキシー | | -アナフィラキシー |
| 呼吸困難、蕁麻疹、全身けん怠感 | | 呼吸困難、蕁麻疹、全身けん怠感 |
| + | -静脈血栓塞栓症、血栓性静脈炎 |
| + | 下肢の疼痛・浮腫、胸痛、突然の息切れ、急性視力障害等の初期症状があらわれることがある。 |
| + | |
| + | ***その他の副作用 [#xec24e9c] |
| + | |BGCOLOR(#d3d3d3):副作用|BGCOLOR(#dcdcdc):5%以上|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1~5%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):0.1%未満|BGCOLOR(#dcdcdc):頻度不明| |
| + | //|血液及びリンパ系障害|-|-|-|-| |
| + | |肝臓|-|肝機能障害(AST、ALT、Al-P、LDH上昇等)|-|胆石症、胆嚢疾患、胆汁うっ滞性黄疸| |
| + | //|肝胆道系|-|-|-|-| |
| + | //|腎臓|-|-|-|-| |
| + | //|膵臓|-|-|-|-| |
| + | //|泌尿器|-|-|-|-| |
| + | |生殖系|不正出血、消退出血|帯下、外陰部腫脹感、外陰部そう痒感、子宮内膜増殖|-|-| |
| + | |乳房|乳房緊満感|乳房痛、乳頭痛、乳腺症|-|-| |
| + | |精神神経系|-|頭痛、眠気、めまい|不眠|片頭痛| |
| + | //|精神系|-|-|-|-| |
| + | //|神経系|-|-|-|-| |
| + | //|感覚器|-|-|-|-| |
| + | //|眼|-|-|-|-| |
| + | //|耳|-|-|-|-| |
| + | //|鼻腔|-|-|-|-| |
| + | //|錐体外路症状|-|-|-|-| |
| + | |循環器・心臓|-|動悸|胸部不快感、血圧上昇|静脈瘤の悪化、血栓症| |
| + | //|血管|-|-|-|-| |
| + | //|呼吸器・胸郭および縦隔障害|-|-|-|-| |
| + | |消化器|-|嘔吐、嘔気、下痢、腹部膨満感、便秘、心窩部痛|-|-| |
| + | |皮膚・皮下組織系|一次刺激性の接触皮膚炎(紅斑、そう痒等)|かぶれ、水疱、色素沈着|-|-| |
| + | |過敏症|-|全身のそう痒、発疹、顔面そう痒、顔面紅斑|じん麻疹|アレルギー性接触皮膚炎| |
| + | //|下垂体・副腎皮質系|-|-|-|-| |
| + | //|免疫系|-|-|-|-| |
| + | |代謝及び栄養|-|浮腫|-|体液貯留| |
| + | //|体液・電解質|-|-|-|-| |
| + | //|内分泌|-|-|-|-| |
| + | //|筋骨格系及び結合組織障害|-|-|-|-| |
| + | //|全身|-|-|-|-| |
| + | //|投与部位|-|-|-|-| |
| + | //|適用部位|-|-|-|-| |
| + | //|感染症|-|-|-|-| |
| + | //|傷害、中毒及び処置合併症|-|-|-|-| |
| + | //|抵抗機構|-|-|-|-| |
| + | |その他|-|腹痛、下腹部痛、関節痛、腰痛、耳鳴、体重の増加、背部痛、けん怠感、トリグリセライド上昇、フィブリノーゲン増加|体重の減少、発熱|下肢痛、ポルフィリン症の悪化、喘息の悪化、耳硬化症| |
| + | //|臨床検査|-|-|-|-| |
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| //**ジェネリック医薬品 | | //**ジェネリック医薬品 |
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