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アクテムラ点滴静注用 の変更点 :: 医療 Wiki

illness:アクテムラ点滴静注用 の変更点

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6: 2019-05-22 (水) 20:37:56 kondo[4] ソース[5] 現: 2022-04-04 (月) 19:46:46 kondo[4] ソース[6]
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*トシリズマブ(遺伝子組換え)注 [#f8acf481] *トシリズマブ(遺伝子組換え)注 [#f8acf481]
''ヒト化抗ヒトIL-6レセプターモノクローナル抗体'' ''ヒト化抗ヒトIL-6レセプターモノクローナル抗体''
--アクテムラ点滴静注用 (製薬会社:中外製薬株式会社)+-アクテムラ点滴静注用 (製薬会社:製造販売元 中外製薬株式会社/)
**作用と効果 [#g3b6ca18] **作用と効果 [#g3b6ca18]
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IL-6は炎症に関与するサイトカインで関節リウマチでは体内で過剰に作られ、炎症に由来する様々な症状を引き起こしています。 IL-6は炎症に関与するサイトカインで関節リウマチでは体内で過剰に作られ、炎症に由来する様々な症状を引き起こしています。
アクテムラはIL-6が結合する受容体に結合して、IL-6が受容体に結合するのをブロックすることで炎症に由来する様々な症状を抑え、関節破壊の進行を抑制し、日常生活動作を改善します。 アクテムラはIL-6が結合する受容体に結合して、IL-6が受容体に結合するのをブロックすることで炎症に由来する様々な症状を抑え、関節破壊の進行を抑制し、日常生活動作を改善します。
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-既存治療で効果不十分な下記疾患 -既存治療で効果不十分な下記疾患
関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎、全身型若年性特発性関節炎、成人スチル病 関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎、全身型若年性特発性関節炎、成人スチル病
- +-キャッスルマン病に伴う諸症状及び検査所見(C反応性タンパク高値、フィブリノーゲン高値、赤血球沈降速度亢進、ヘモグロビン低値、アルブミン低値、全身倦怠感)の改善。ただし、リンパ節の摘除が適応とならない患者に限る。
--キャッスルマン病に伴う諸症状及び検査所見(C反応性タンパク高値、フィブリノーゲン高値、赤血球沈降速度亢進、ヘモグロビン低値、アルブミン低値、全身けん怠感)の改善。ただし、リンパ節の摘除が適応とならない患者に限る。 +
-腫瘍特異的T細胞輸注療法に伴うサイトカイン放出症候群 -腫瘍特異的T細胞輸注療法に伴うサイトカイン放出症候群
 +-SARS-CoV-2による肺炎(ただし、酸素投与を要する患者に限る)
**用法・用量 [#m409397c] **用法・用量 [#m409397c]
--関節リウマチ、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎 
-通常、トシリズマブ(遺伝子組換え)として1回8mg/kgを4週間隔で点滴静注する。 
 +-関節リウマチ及び多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎
 +通常、トシリズマブ(遺伝子組換え)として1回8mg/kgを4週間隔で点滴静注する。
--全身型若年性特発性関節炎、成人スチル病、キャッスルマン病 +-全身型若年性特発性関節炎、成人スチル病及びキャッスルマン病 
-通常、トシリズマブ(遺伝子組換え)として1回8mg/kgを2週間隔で点滴静注する。なお、症状により1週間まで投与間隔を短縮できる。+通常、トシリズマブ(遺伝子組換え)として1回8mg/kgを2週間隔で点滴静注する。なお、症状により1週間まで投与間隔を短縮できる。
 +-サイトカイン放出症候群
 +通常、トシリズマブ(遺伝子組換え)として体重30kg以上は1回8mg/kg、体重30kg未満は1回12mg/kgを点滴静注する。
--サイトカイン放出症候群 +-SARS-CoV-2による肺炎 
-通常、トシリズマブ(遺伝子組換え)として体重30 kg以上は1回8 mg/kg、体重30 kg未満は1回12 mg/kgを点滴静注する。+通常、成人には、副腎皮質ステロイド薬との併用において、トシリズマブ(遺伝子組換え)として1回8mg/kgを点滴静注する。症状が改善しない場合には、初回投与終了から8時間以上の間隔をあけて、トシリズマブ(遺伝子組換え)として8mg/kgを1回追加投与できる。
**生活上の注意 [#k07bdf8e] **生活上の注意 [#k07bdf8e]
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