2: 2015-12-08 (火) 17:35:27 seriza |
現: 2019-03-12 (火) 16:15:50 kondo |
| *概要 [#c40fead8] | | *概要 [#c40fead8] |
| アイザックス症候群 (Isaacs syndrome)は、1961年にヨハネスブルクのHyam Isaacsが報告した原因不明の筋肉の病気です。 | | アイザックス症候群 (Isaacs syndrome)は、1961年にヨハネスブルクのHyam Isaacsが報告した原因不明の筋肉の病気です。 |
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| + | 持続性の手足や体幹の筋痙攣(筋肉のつり)、ミオキミア(波打つ様な筋の動き)を特徴とする病気です。またニューロミオトニア((手指や足趾の開排制限:グーを握った後になかなかパーが出来ない))を伴います。そのほかに、著明な発汗、手足の焼け付く様な痛みや異常感覚を伴うこともあります。 |
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| 筋肉の動きによる線維筋痛症によく似た激しい痛みがあります。痛みが主症状である線維筋痛症や慢性疼痛と間違いやすいため鑑別診断が重要です。 | | 筋肉の動きによる線維筋痛症によく似た激しい痛みがあります。痛みが主症状である線維筋痛症や慢性疼痛と間違いやすいため鑑別診断が重要です。 |
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| **原因 [#bb6301e4] | | **原因 [#bb6301e4] |
| + | 原因は不明です。 |
| 電位依存性カリウムチャネル(VGKC)の自己抗体により、末梢神経終末でのVGKCの機能低下が生じ、末梢神経の過剰興奮による筋けいれんなどの運動障害が起こると考えられています。 | | 電位依存性カリウムチャネル(VGKC)の自己抗体により、末梢神経終末でのVGKCの機能低下が生じ、末梢神経の過剰興奮による筋けいれんなどの運動障害が起こると考えられています。 |
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| 希少難病のため診断が難しい。 | | 希少難病のため診断が難しい。 |
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- | **病期 ステージ [#j565e114] | + | //**病期 ステージ |
| **合併症 [#t25ef5fd] | | **合併症 [#t25ef5fd] |
| 胸腺腫、重症筋無力症、甲状腺機能亢進症、全身性エリテマトーデス | | 胸腺腫、重症筋無力症、甲状腺機能亢進症、全身性エリテマトーデス |
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- | **薬 [#tb4a78cd] | + | //**薬 |
- | -(一般名:) | + | //-(一般名:) |
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| **治療法 [#z6f64f34] | | **治療法 [#z6f64f34] |
- | ステロイドパルス療法、血漿交換療法、ステロイドの内服療法などの免疫療法を中心に行います。 | + | 根本的な治療法はなく、筋痙攣の対処療法が主になります。日常生活にさほどの影響がない軽症の場合は、末梢神経の過剰興奮を抑制する抗てんかん薬の内服を行います。 |
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| + | 抗てんかん薬が無効な場合や、激しい有痛性筋痙攣などにより日常性生活に重大な支障がある場合は、副腎皮質刺激ホルモンの注射や血液浄化療法による治療などを行います。 |