1: 2011-12-06 (火) 16:16:46 seriza |
現: 2021-11-17 (水) 12:40:19 kondo |
| *サリドマイド (Thalidomide) [#u41ba5b7] | | *サリドマイド (Thalidomide) [#u41ba5b7] |
| ''抗多発性骨髄腫剤'' | | ''抗多発性骨髄腫剤'' |
- | -サレドカプセル (製薬会社:藤本製薬株式会社) | + | -サレドカプセル (製薬会社:製造販売元 藤本製薬株式会社) |
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| **作用と効果 [#r5eda27e] | | **作用と効果 [#r5eda27e] |
- | 骨髄腫細胞などの腫瘍細胞に対し、アポトーシス(細胞の自然死)を誘導します。また、血管新生を抑えたり、免疫反応を高めることにより、腫瘍細胞の増殖を抑えます。通常、再発または難治性の多発性骨髄腫の治療に用いられます。 | + | 骨髄腫細胞などの腫瘍細胞に対し、アポトーシス(細胞の自然死)を誘導します。また、血管新生を抑えたり、免疫反応を高めることにより、腫瘍細胞の増殖を抑えます。 |
| + | |
| + | -再発又は難治性の多発性骨髄腫 |
| + | -らい性結節性紅斑 |
| + | -クロウ・深瀬(POEMS)症候群 |
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| **用法・用量 [#r49a7881] | | **用法・用量 [#r49a7881] |
- | 本剤は1カプセル中にサリドマイドとして100mgを含有します。 | + | -再発又は難治性の多発性骨髄腫 |
- | 通常、成人は1日1回サリドマイドとして100mgを就寝前に服用します。状態により適宜増減されますが、1日400mgを超えることはありません。副作用などにより減量するときは50mgカプセルを使うことがあります。必ず指示された服用方法に従ってください。カプセルは飛散事故を防ぐため、開けて服用しないでください。 | + | 通常、成人にはサリドマイドとして1日1回100mgを就寝前に経口投与する。なお、患者の状態により適宜増減するが、1日400mgを超えないこと。 |
- | 飲み忘れた場合は忘れた分は飲まずに残し、その旨をカプセルシートに記載してください。次回から指示通りに服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。 | + | |
| + | -らい性結節性紅斑 |
| + | 通常、本剤を1日1回就寝前に経口投与する。用量は、成人にはサリドマイドとして50~100mgより投与を開始し、症状が緩和するまで必要に応じて漸増する。ただし、1日400mgを超えないこと。症状の改善に伴い漸減し、より低い維持用量で症状をコントロールする。 |
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| + | -クロウ・深瀬(POEMS)症候群 |
| + | 通常、成人にはサリドマイドとして1回100mgを隔日投与から開始し、1週間以上の間隔をあけて1日1回200mgまで漸増する。なお、いずれも就寝前に経口投与することとし、患者の状態により適宜増減するが、1日300mgを超えないこと。 |
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| 主な副作用として、便秘、眠気、口内乾燥、しびれ、発疹・皮疹などが報告されています。また、骨髄機能抑制も報告されており、高熱、寒気、のどの痛みなどがあらわれる場合があります。 | | 主な副作用として、便秘、眠気、口内乾燥、しびれ、発疹・皮疹などが報告されています。また、骨髄機能抑制も報告されており、高熱、寒気、のどの痛みなどがあらわれる場合があります。 |
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- | ***稀な副作用 [#i25e45bb] | + | ***重大な副作用 [#ace6b133] |
| + | -催奇形性(サリドマイド胎芽病) |
| + | 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。 |
| -深部静脈血栓症・肺塞栓症 | | -深部静脈血栓症・肺塞栓症 |
| 急激な片側下肢(まれに上肢)の腫れ・痛み・しびれ、胸痛、発熱 | | 急激な片側下肢(まれに上肢)の腫れ・痛み・しびれ、胸痛、発熱 |
| -脳梗塞 | | -脳梗塞 |
| 突然認める片側の手足や顔の麻痺、しびれ、意識障害 | | 突然認める片側の手足や顔の麻痺、しびれ、意識障害 |
| + | -末梢神経障害 |
| + | 不可逆性の末梢神経障害があらわれることがある。手足のしびれ、うずき、痛み、灼熱感等の症状が起こることがある。 |
| + | 骨髄機能抑制 |
| + | 好中球減少、白血球減少、赤血球減少(貧血)、血小板減少等があらわれることがある。 |
| -感染症 | | -感染症 |
| 咳、痰、息切れ、からだがだるい、発熱、嘔吐 | | 咳、痰、息切れ、からだがだるい、発熱、嘔吐 |
| -間質性肺炎 | | -間質性肺炎 |
| 発熱、から咳、呼吸困難 | | 発熱、から咳、呼吸困難 |
- | -消化管穿孔 | + | -消化管穿孔、腸閉塞、イレウス |
| 下血・吐血、腹痛、嘔気・嘔吐 | | 下血・吐血、腹痛、嘔気・嘔吐 |
- | -心不全・不整脈 | + | -虚血性心疾患、冠攣縮 |
| + | -皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(TEN) |
| + | 発熱、紅斑、そう痒感、眼充血、口内炎等の異常が起こることがある。 |
| + | -嗜眠状態、傾眠、鎮静 |
| + | -痙攣 |
| + | 間代性痙攣、緊張性痙攣等の発作があらわれることがある。 |
| + | -起立性低血圧 |
| + | めまい等の症状が起こることがある。 |
| + | -心不全・不整脈不整脈 |
| + | 心停止、洞停止、失神、徐脈(洞性徐脈)等の不整脈、心不全(うっ血性心不全)等があらわれることがある。 |
| 息切れ・むくみ、動悸、胸部不快感 | | 息切れ・むくみ、動悸、胸部不快感 |
| + | -甲状腺機能低下症 |
| + | -腫瘍崩壊症候群 |
| + | -肝機能障害 |
| + | AST、ALT、ビリルビンの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある。 |
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- | **ジェネリック医薬品 [#g0f86c19] | + | //**ジェネリック医薬品 |
- | - (製薬会社:) | + | //- (製薬会社:) |