#norelated #contents *ソマトロピン(Somatropin)遺伝子組換え(genetical recombination) [#m136f8e3] ''成長ホルモン剤'' -ノルディトロピン フレックスプロ注 (製薬会社:ノボノルディスクファーマ株式会社) **作用と効果 [#d9ab410f] 下垂体前葉ホルモンの一つである成長ホルモンで、身体成長促進作用を示します。 通常、成長ホルモン分泌不全性低身長症、ターナー症候群・軟骨異栄養症における低身長、SGA(small-for-gestational age)性低身長症で、骨端線閉鎖を伴わないものの治療に使用されます。 **用法・用量 [#g7057584] 成長ホルモン分泌不全性低身長症ほか -骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症 通常、1週間に体重kg当たり主成分として0.175mgを6~7回に分けて皮下に注射します。 -骨端線閉鎖を伴わないターナー症候群や軟骨異栄養症における低身長 通常、1週間に体重kg当たり主成分として0.35mgを6~7回に分けて皮下に注射します。 -骨端線閉鎖を伴わないSGA性低身長症 通常、1週間に体重kg当たり主成分として0.23mgを6~7回に分けて皮下に注射します。効果不十分な場合は1週間に体重kg当たり0.47mgまで増量され、6~7回に分けて皮下に注射します。 本剤は1カートリッジ(1.5mL)中に主成分5mgを含みます。必ず指示された方法に従ってください。 成人成長ホルモン分泌不全症 通常、初めは1週間に体重kg当たり主成分として0.021mgを6~7回に分けて皮下に注射します。臨床症状に応じて1週間に体重kg当たり0.084mgを上限として漸増され、1週間に6~7回に分けて皮下に注射します。なお、注射量は臨床症状や血清インスリン様成長因子-I(IGF-I)濃度などの検査所見に応じて適宜増減されますが、1日に1mgを超えてはいけません。 本剤は1カートリッジ(1.5mL)中に主成分5mgを含みます。必ず指示された方法に従ってください。 注射にあたっては必ず添付の使用説明書を読んでください。また、JIS T3226-2に適合するJIS A型専用注射針(ペンニードルなど)を使用してください。皮下注射する場合には、注射部位を上腕、大腿、腹部、臀部など広範に、順序よく移動し、同一部位に短期間内に繰り返し注射しないでください。 注射を忘れた場合は次の決められた時間に、通常どおり1回量を注射してください。1~2回注射を忘れても問題はありません。絶対に2回分を一度に注射してはいけません。誤って多く注射した場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で注射を止めないでください。 **副作用 [#e33a6ad1] 主な副作用として、発疹(蕁麻疹、紅斑など)、かゆみ、注射部位の発赤、関節痛、四肢痛、視覚異常、頭痛、吐き気、嘔吐などが報告されています。 ***稀な副作用 [#vb320331] -O脚の悪化 直立したときに両膝がつかない -けいれん 筋肉が発作的に収縮する -甲状腺機能亢進症 発汗、体重減少、脈拍数の増加 -ネフローゼ症候群 全身の著明なむくみ、尿量減少、呼吸困難 -糖尿病 口渇、多量の水を飲む、疲れやすい 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。 **ジェネリック医薬品 [#p9c61ac8] -