PSPは、フェノール[1]スルホンフタレインと呼ばれる色素です。腎臓は血液内に入った異物を尿に排泄する働きがありますから、PSPを血管内に注射して、それを一定時間内にどれだけ排泄できるかをみることで、腎臓の機能を調べることが出来ます。
PSPは、血管内に入っても変化することはなく、ほとんど尿細管から排泄されますから、尿細管に異常があると排泄が低下します。そのため、この検査では尿細管の機能を調べることが出来ます。
PSPという赤い色素の溶液を静脈に注射して、15分後、30分後、60分後、120分後に尿をとります。そして、注射した赤い色素の何%が尿中に排泄されたかを調べます。
指示に従って検査を受けて下さい。特に苦痛はありません。
15分値が最も重要で、25%未満であれば、腎臓の機能に何らかの障害があると考えられます。正常なら15分後には25~50%、120分後には55%以上が排泄されます。高齢者は30分値で判定することもあります。
急性腎炎、慢性腎炎、ネフローゼ症候群[9]、腎硬化症、尿毒症など。
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