123I-MIBG(メタヨードベンジルグアニジン)は、ノルエピネフリン(ノルアドレナリンとも呼ばれる)とよく似た物質です。
ノルエピネフリンは交感神経終末から放出される神経伝達物質です。副腎髄質からもホルモンとして血中に分泌されます。これはエピネフリンと共に、交感神経系を動かし、心拍を増加させ、脂肪からエネルギーを放出し、筋肉の反応を増強する、すなわち闘争反応あるいは逃避反応を制御する物質です。
123I-MIBGは、褐色細胞腫[2]、傍神経節腫瘍、小児の神経芽腫[3]など副腎髄質や交感神経から発生した腫瘍に集まることから、これらの病気[4]の診断に使われます。
131I-MIBGは、静脈注射することによって検査します。
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