ページへ戻る

− Links

 印刷 

MHCクラスI :: 医療 Wiki

illness:MHCクラスI

ページ内コンテンツ
  • 主要組織適合性複合体クラスI 概要

主要組織適合性複合体クラスI 概要 anchor.png[1]

ほとんどの細胞の表面に存在するタンパク質複合体で、普段は自分自身の抗原を提示し、キラーT細胞の攻撃を免れるための目印として働く。
細胞が病原体に感染すると、MHCクラスIの上に病原体由来の抗原を乗せて細胞表面に提示し、キラーT細胞はこれを目印にして感染した細胞を殺傷する。
樹状細胞[2]は他の感染細胞と異なり、MHCクラスIに乗せた病原体由来の抗原だけでなく、T細胞の活性化を強く促す補助刺激分子も表面に持っているため、抗原特異的なCD8陽性T細胞を活性化し、キラーT細胞へと分化させる能力を持つ。

樹状細胞[2]には、病原体に感染しなくても、病原体由来の抗原を取り込んでMHCクラスIの上に交差提示[3]できるタイプの樹状細胞[2]が存在する。本研究では、このタイプの樹状細胞[2]に焦点を当てている。


Last-modified: 2016-01-12 (火) 14:53:49 (JST) (3030d) by kondo