AIM(Apoptosis Inhibitor of Macrophage)当初マクロファージ[2]から分泌され、細胞のアポトーシス(細胞死)を抑制する分子として東京大学 大学院医学系研究科の宮崎 徹 教授が発見したもの。
作用する細胞の種類などの違いによりアポトーシス抑制以外にもさまざまな作用がある。
AIMは、体の中で血液細胞の一種であるマクロファージ[2]だけが特異的に産生する分泌蛋白質で、マクロファージ[2]でつくられたあ
と、いったん血中に出ます。通常1㎖当たり5~10μgぐらいのAIMを血中に持っています。
脂肪組織では、脂肪細胞がAIMを取り込みます。
これは表面の受容体に結合してシグナルを送るというものではなくて、脂肪細胞の中に入り込み、細胞内で直接作用します。その結果、脂肪細胞の中にたまっている中性脂肪を分解します。
その作用によって脂肪細胞のサイズを著しく小さくします。 すなわち、体の中のAIMはこうした脂肪分解の作用によって、肥満の抑制、肥満に対するブレーキの役割を果たしています。
また、全く同じ作用が作用が肝臓においても生じます。つまり、AIMが肝細胞にたまっている脂肪を溶かすことによって脂肪肝も抑制されます。
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