精神運動発達の遅れや筋緊張低下、てんかん[2]などの神経症状、特徴的な顔立ちや、先天性心疾患などの合併症を示す染色体異常症候群の1つです。
精神運動発達遅滞が認められます。症状は、軽度な場合から重度の場合まで様々です。
1番染色体短腕の末端(1p36)領域の欠失が原因です。
ほとんどの患者さんは突然変異で生じた染色体異常が原因ですが、不均衡転座による1p36欠失を示す患者さんの一部は、均衡転座保因者である親から遺伝しています。
てんかん[2]や先天性心疾患、甲状腺機能障害、肥満、耳鼻科疾患、口腔外科疾患などを合併する場合があります。
難聴、斜視、白内障、肥満、稀に神経芽細胞腫[7]を生じることがります。
根本的な治療法はありません。一般的な対症療法を行います。