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膝靭帯損傷 :: 医療 Wiki

illness:膝靭帯損傷

ページ内コンテンツ
  • 概要
    • 分類
    • 症状
    • 原因
    • 診療科
    • 検査
    • 治療法
      • 保存療法
      • 手術療法
    • 罹患した著名人

概要 anchor.png[1]

膝靭帯損傷とは、スポーツなどによって膝の靭帯に損傷を負うことです。
膝靭帯損傷は、急速にストップやターンを繰り返すスポーツや衝突の激しいスポーツなどを行うときなどに起こります。

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分類 anchor.png[2]

  • 内側側副靭帯(MCL)損傷
    膝の外側から力が加わったとき
  • 外側側副靭帯(LCL)損傷
    膝の内側から力が加わったとき
  • 前十字靭帯(ACL)損傷
    膝の骨の上端(脛骨上端)の前内方へ力が加わったとき
  • 後十字靭帯(PCL)損傷
    膝の骨の上端(脛骨上端)の後方へ力が加わったとき
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症状 anchor.png[3]

痛み、可動域が狭くなる、腫れ、不快感、不安定感などが起こります。

  • 関節内血腫
    膝の腫れが目立つときには、関節のなかで出血が起こっている場合があります。
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原因 anchor.png[4]

膝靭帯損傷は、膝に大きな力が加わったときに起こります。
例えば、サッカー、ラグビー、バレー、バスケットボール、スキーなどのスポーツを行うときや、交通事故に遭ったときなどに起こります。

  • スポーツの最中、膝の靭帯を損傷する可能性がある状態
    • 選手同士で体が接触する。(相手選手による前方からのスライディングタックルなど)
    • 体をひねる動作をする。
    • 急な方向転換をする。
    • 足を地面に固定したまま、膝に力が加わる、過度に膝を伸展する。
    • 足が底屈した状態で、曲げた膝を下にして転倒する。
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診療科 anchor.png[5]

整形外科

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検査 anchor.png[6]

  • 問診
    どのような場面で、膝にどのような方向から力が加わったのかを明らかにすることで、どの靭帯を損傷したのかを推測します。
  • 膝を動かして損傷を確認する検査(Lachmanテスト、pivot shiftテスト、後方引き出しテスト、内反安定性テストなど)
    膝の動きや安定性などをみることで、損傷の部位を判断します。
  • 画像検査
    単純X線検査やMRIを行うこともあります。画像検査では骨折、骨片剥離、半月(板)損傷合、そのほかの靭帯損傷を合併しているかどうかの確認をします。
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治療法 anchor.png[7]

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保存療法 anchor.png[8]

サポーターを装着しながら、可能な範囲で膝を動かし、徐々に動かせる範囲を広げていきます。

同時に圧迫包帯、氷冷、抗炎症薬などを使いながら、膝の腫れや痛みをコントロールしていきます。治療の初期ではギプス固定を行うこともあります。
内側側副靭帯損傷は、多くの場合保存療法を行うことで治癒すると考えられます。
後十字靭帯を単独で損傷したときには、スポーツ活動に支障がない場合もあり、まず保存療法を試みるようにします。
外側側副靭帯損傷でも完全に靭帯が断裂していない場合には早期からの可動域訓練、体重負荷、保護装具使用、筋力強化などの保存療法を行います。

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手術療法 anchor.png[9]

手術を行うことで靭帯を修復、あるいは再建させます。
前十字靭帯損傷は保存療法では治癒が困難なものもあり、手術を選択することが多くなります。

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罹患した著名人 anchor.png[10]

  • 前田敦子 女優、歌手、元AKB48

Last-modified: 2019-05-08 (水) 23:30:59 (JST) (1822d) by kondo