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線維化マーカー :: 医療 Wiki

illness:線維化マーカー

ページ内コンテンツ
  • PIIP(プロコラーゲンIIペプチド) IV型コラーゲン
    • 何がわかるのか
    • どのような検査か
    • 検査を受ける時の注意
    • 検査結果の判定
    • 異常な場合に疑われる病気

PIIP(プロコラーゲンIIペプチド) IV型コラーゲン anchor.png[1]

肝臓の細胞と細胞の間は結合組織と呼ばれる線維成分で埋められ、つなぎ合わされています。肝炎が繰り返し起こって破壊と再生が続くと肝細胞のかわりに線維成分が増えてきます。しだいに線維成分にとり囲まれた肝細胞は、正常な働きが出来なくなってしまいます。この状態が肝硬変です。
肝臓内の線維成分が増えると血液中にも増加するためPIIP(プロコラーゲンペプチド)やIV型コラーゲンの量を調べると肝臓の線維化[2]の進み方や程度がわかります。そのため、これらの線維は線維化マーカーといわれます。

  • 基準値
    PIIP 0.3~0.8U/ml
    IV型コラーゲン7Sドメイン 6ng/ml以下 
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何がわかるのか anchor.png[3]

肝障害の程度や進み方がわかり、肝硬変の診断に重要です。

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どのような検査か anchor.png[4]

血液を採取して調べます。

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検査を受ける時の注意 anchor.png[5]

食事などは、普段通りでかまいません。

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検査結果の判定 anchor.png[6]

重症になるほど検査値は高くなります。肝硬変の場合は、ウイルスが原因のものよりアルコールによるものの方が数値の上昇幅が大きいので、その判別の材料になります。

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異常な場合に疑われる病気[7] anchor.png[8]

慢性肝炎、肝硬変、アルコール性肝障害、薬剤性肝障害など。


Last-modified: 2011-05-24 (火) 22:41:50 (JST) (4723d) by seriza