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溶連菌免疫血清検査 :: 医療 Wiki

illness:溶連菌免疫血清検査

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  • ASO(抗ストレプトリジンO抗体) ASK(抗ストレプトキナーゼ抗体)
    • 何がわかるのか
    • どのような検査か
    • 異常があったらどうするか
    • 異常な場合に疑われる病気

ASO(抗ストレプトリジンO抗体) ASK(抗ストレプトキナーゼ抗体) anchor.png[1]

溶血性連鎖球菌(溶連菌)はストレプトリジンOという毒素とストレプトキナーゼという酵素を産生しますが、体はその毒素に対する抗体ASOと酵素に対する抗体ASKをつくります。これらの抗体を測定して、溶連菌に感染したかどうかを調べる検査です。

  • 基準値
    ASO 200IU/ml以下
    ASK 成人 2560倍未満 小児 5120倍未満
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何がわかるのか anchor.png[2]

溶連菌に感染すると、しばしば咽頭炎、扁桃炎、中耳炎などを起こし、つづいて急性糸球体腎炎やリウマチ熱、敗血症[3]などを起こすこともあります。それらの病気[4]の原因が溶連菌であるかどうかを知ることが出来ます。

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どのような検査か anchor.png[5]

血液を採取して調べます。

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異常があったらどうするか anchor.png[6]

検査の結果が高値であっても、症状がなければ、過去に溶連菌に感染したことがあると考えられます。もし発熱、咽頭痛、のどの発赤、首のリンパ節の腫れなどが見られたら、治療をして急性糸球体腎炎やリウマチ熱に進行しないようにすることが重要です。
さらにASP(抗連鎖球菌多糖体抗体)の検査も行い、その数値が高い場合には、急性糸球体腎炎を起こす可能性がありますので治療が必要になります。

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異常な場合に疑われる病気[4] anchor.png[7]

  • 高値
    急性咽頭炎、急性扁桃炎、猩紅熱、丹毒、とびひ、中耳炎、急性糸球体腎炎、リウマチ熱など。
  • 低値
    免疫不全症候群

Last-modified: 2011-06-24 (金) 19:20:40 (JST) (4695d) by seriza