ASO(抗ストレプトリジンO抗体) ASK(抗ストレプトキナーゼ抗体)
溶血性連鎖球菌(溶連菌)はストレプトリジンOという毒素とストレプトキナーゼという酵素を産生しますが、体はその毒素に対する抗体ASOと酵素に対する抗体ASKをつくります。これらの抗体を測定して、溶連菌に感染したかどうかを調べる検査です。
- 基準値
ASO 200IU/ml以下
ASK 成人 2560倍未満 小児 5120倍未満
何がわかるのか
溶連菌に感染すると、しばしば咽頭炎、扁桃炎、中耳炎などを起こし、つづいて急性糸球体腎炎やリウマチ熱、敗血症などを起こすこともあります。それらの病気の原因が溶連菌であるかどうかを知ることが出来ます。
異常があったらどうするか
検査の結果が高値であっても、症状がなければ、過去に溶連菌に感染したことがあると考えられます。もし発熱、咽頭痛、のどの発赤、首のリンパ節の腫れなどが見られたら、治療をして急性糸球体腎炎やリウマチ熱に進行しないようにすることが重要です。
さらにASP(抗連鎖球菌多糖体抗体)の検査も行い、その数値が高い場合には、急性糸球体腎炎を起こす可能性がありますので治療が必要になります。
異常な場合に疑われる病気
- 高値
急性咽頭炎、急性扁桃炎、猩紅熱、丹毒、とびひ、中耳炎、急性糸球体腎炎、リウマチ熱など。 - 低値
免疫不全症候群
スポンサーリンク
ぺージ情報 | |
---|---|
ぺージ名 : | 溶連菌免疫血清検査 |
ページ別名 : | 未設定 |
ページ作成 : | seriza |
閲覧可 | |
グループ : | すべての訪問者 |
ユーザー : | すべての訪問者 |
編集可 | |
グループ : | 登録ユーザ |
ユーザー : | なし |
Counter: 27157,
today: 2,
yesterday: 0
初版日時: 2011-06-24 (金) 18:51:39
最終更新: 2011-06-24 (金) 19:20:40 (JST) (4651d) by seriza
投稿一覧
中学一年生の男子
たまたま別件で受けた血液検査の結果ASOが360.60,ASKが10240でした。それまで全く症状は出たことがないのですが、この検査の10日後、3日間にわたり40度前後の高熱が出ました。発熱後のの2日目に受けたインフルエンザの検査は陰性でした。医師はこの数値は過去にかかったことを意味するから関連はないのではということでした。のどの粘膜からの検査でも陰性で、リウマチ熱のような関節痛などはみられませんでした。高熱は溶連菌感染症とは無関係でしょうか。投薬等治療は必要ないでしょうか。なお、あまり関係ないかもしれませんが、採血の2日前に加熱が不十分の牛肉のハンバーグをレストランで供され少し食べた後、焼きなおしてもらったのですが、この件も少し気になります。
お気軽に投稿してください。一言でもどうぞ。病気の治療、薬の副作用のことなど。