新型コロナウイルス遺伝子検出キット :: 医療 Wiki

特徴

遺伝子増幅法（PCR法）による新型コロナウイルスの検出は、鼻咽頭拭い液などの試料からRNAを抽出して精製する工程が必要です。
このRNA精製は、煩雑な手作業により約30分かかるため迅速な検査が行えません。
「新型コロナウイルス遺伝子検出試薬キット」は、RNA精製が不要です。試料と前処理液を混合し、RT-PCR*1用の反応試薬を添加して反応させるだけで、ウイルスの有無が判定できます。

特徴

逆転写反応*2とリアルタイムPCRに着目して各段階で効率化を図り、反応時間を短縮できるPCR法*3向けの検査キットである。

本製品と他社開発の新たなRNA抽出キットを組み合わせることで、PCR検査法を用いた新型コロナウイルス感染症（COVID-19）検出において、4～6時間かかっていた検査時間を約2時間短縮することが可能となる。

特徴

遺伝子の抽出工程では、サンプル中に夾雑物(きょうざつぶつ)が混じっていても反応が阻害されにくい、独自の遺伝子増幅酵素（特許出願中）を採用している。夾雑物を取り除く必要がなくなり、煩雑な遺伝子の精製過程を省略できるので、検出キットに含まれる前処理液とサンプルを混合させるだけで遺伝子の抽出工程が最短2分で完了する。

増幅（PCR）・検出工程では、試薬の配合を調整し、酵素の働きを最適化し最短56分で完了する。

本検出キットは、汎用的な遺伝子増幅装置（リアルタイムPCR装置）だけで使用可能です。