エネルギー源であるブドウ糖が不足すると、体は蓄えてあった脂肪をとり出してエネルギーとして使用します。このとき、脂肪からアセトン体という物質をつくり燃焼させてエネルギーにしますが、糖の不足が続くとアセトン体がつくられすぎて血液中にあふれます。この状態をケトーシスといい、やがて意識障害が始まり糖尿病[2]性昏睡といわれる意識不明の状態に陥ります。
糖尿病[2]のコントロールが不十分だとインスリンの作用不足で糖をエネルギーとして利用できず、体の脂肪を燃やしてエネルギーとするために血液中のアセトン体が増えてきます。そのため、糖尿病[2]の人は常にこの検査を行ってチェックしておくことが大切です。
尿に試験紙をつけて色の変化で判定します。
食事などの制限はありません。
陽性と出たら要注意です。但し、激しい運動をしたり高脂肪食を食べたり、怪我や発熱をしたときも陽性になることがあります。
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