口から十二指腸に管(十二指腸ゾンデ)を挿入して、十二指腸に分泌される胆汁や膵液を採取し調べる検査です。
十二指腸に分泌される胆汁を調べることで、肝臓、胆嚢、胆管の異常、胆嚢の濃縮力、胆石の有無、寄生虫や細菌の感染などがわかります。また、膵液を調べることで膵臓の細菌感染や、膵炎の状態がわかり、膵臓がん[3]の発見にも役立ちます。
喉を麻酔したあとに口から管を入れて十二指腸まで挿入し、十二指腸液を採取します。
前日、夕食をとった後は絶食します。
唾が出ても飲み込まずに吐き出します。初めだけ少し苦痛があるかもしれません。苦痛があったら声を出さずに手で合図します。なるべくリラックスして受けましょう。検査時間20~30分。検査後1~2時間は飲食を控えます。
胆汁が採取できないときには胆道の完全閉塞、胆汁が緑色ないしは黒褐色、あるいは濁りのある場合は胆道の炎症が考えられます。
胆砂があれば胆石が疑われ、寄生虫卵や細菌が検出されれば感染が明らかになります。がん細胞が見つかれば、胆道系のがんや膵臓のがんが疑われます。
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