血管が破れて出血が起こると、血液が固まって傷口をふさぎ出血を止めますが、その時血液凝固因子が重要な働きをします。
血液凝固因子には、I~XIII(VIは欠番)があり、血管の内外で連鎖的に活性化され、最終的に第I因子であるフィブリノゲン[2]をフィブリンという水に溶けない物質に変え、傷口をふさいで止血を完成させます。
12ある血液凝固因子のいずれかが欠乏していたり、働きが悪いと止血がうまくいかなくなります。それぞれの血液凝固因子の働き具合を調べるのがこの検査です。
なお、フィブリノゲン[2]は第I因子の機能を、トロンボテスト・ヘパプラスチンテスト[3]は第II、VII、Xの外因系因子の機能を調べる検査です。
それぞれの検査で、第V因子、第VII因子、第VIII因子、第IX因子、第XIII因子の働きを調べることができます。
血液を採取して、検査器で測定します。
妊娠中の人や、経口避妊薬、抗凝固薬、抗生物質を服用している人は申し出て下さい。
他の検査結果と合わせて、診断が下されます。
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