アンジオテンシン変換酵素阻害剤
アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬で、強力な血管収縮物質であるアンジオテンシンIIの生成を抑制し、血管を拡張させることで抗高血圧[3]作用と抗心不全作用を示します。
通常、高血圧[3]症や慢性心不全(軽症~中等症)の治療に用いられます。
通常、成人は1回2~4錠〔リシノプリル(無水物)として10~20mg〕を1日1回服用します。重症高血圧[3]症または腎障害をともなう高血圧[3]症の場合は、1錠〔リシノプリル(無水物)として5mg〕から始めることがあります。
通常、6歳以上の小児はリシノプリル(無水物)として1回体重1kgあたり0.07mgを1日1回服用します。ただし、1日量として20mgを超えません。
通常、成人は1回1~2錠〔リシノプリル(無水物)として5~10mg〕を1日1回服用します。腎障害をともなう慢性心不全の場合は、半錠〔リシノプリル(無水物)として2.5mg〕から始めることがあります。
いずれの場合も、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、気がついたときにすぐに飲んでください。ただし、次に飲む時間が近いときは、1回とばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
主な副作用として、咳などが報告されています。
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