ページへ戻る

+ Links

 印刷 

レパーサ皮下注 :: 医療 Wiki

illness:レパーサ皮下注

エボロクマブ(遺伝子組換え)(Evolocumab genetical recombination) anchor.png

高コレステロール血症治療薬
ヒトIgG2モノクローナル抗体

  • レパーサ皮下注シリンジ (製薬会社:アステラス・アムジェン・バイオファーマ株式会社)
  • レパーサ皮下注ペン (製薬会社:アステラス・アムジェン・バイオファーマ株式会社)
  • レパーサ皮下注420mgオートミニドーザー (製薬会社:アステラス・アムジェン・バイオファーマ株式会社)
Page Top

作用と効果 anchor.png

家族性高コレステロール血症、高コレステロール血症
ただし、以下のいずれも満たす場合に限る。

  • 心血管イベントの発現リスクが高い
  • HMG-CoA還元酵素阻害剤で効果不十分、又はHMG-CoA還元酵素阻害剤による治療が適さない

ヒトプロタンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型(PCSK9)を阻害します 。
レパーサはPCSK9に結合し、血中のPCSK9が低比重リポタンパク(LDL)受容体(LDLR)と結合するのを阻害します。
その結果、LDLRの分解が抑制され、肝細胞表面でのLDLRの再利用を可能とします。PCSK9 のLDLRとの結合を阻害することで、レパーサは血中LDLを除去するLDLR数を増加させ、LDL-C値を低下させます。

Page Top

用法・用量 anchor.png

  • 家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体及び高コレステロール血症
    通常、成人にはエボロクマブ(遺伝子組換え)として420mgを4週間に1回皮下投与する。
  • 家族性高コレステロール血症ホモ接合体
    通常、成人にはエボロクマブ(遺伝子組換え)として420mgを4週間に1回皮下投与する。効果不十分な場合には420mgを2週間に1回皮下投与できる。なお、LDLアフェレーシスの補助として本剤を使用する場合は、開始用量として420mgを2週間に1回皮下投与することができる。
Page Top

使用上の注意 anchor.png

HMG-CoA還元酵素阻害剤と併用すること。

  • 日本人における本剤単独投与での有効性及び安全性は確立していない。
Page Top

生活上の注意 anchor.png

Page Top

副作用 anchor.png

主な副作用は、糖尿病、注射部位反応、肝酵素異常、CK(CPK)上昇、頚動脈内膜中膜肥厚度増加、筋肉痛

Page Top

重大な副作用 anchor.png

Page Top

その他の副作用 anchor.png

副作用0.5%以上-0.5%未満頻度不明
血液及びリンパ系障害--貧血-
肝胆道系肝酵素異常---
生殖系及び乳房--女性化乳房-
精神系--不眠症-
神経系--感覚鈍麻、頭痛-
循環器 心臓--心筋虚血、動悸-
血管--潮紅-
呼吸器--慢性気管支炎鼻咽頭炎、上気道感染
消化器--下痢、放屁、胃粘膜病変、食道静脈瘤悪心
皮膚・皮下組織系--発疹、そう痒性皮疹、皮膚炎、皮膚しわ、蕁麻疹-
代謝及び栄養糖尿病---
筋骨格系及び結合組織障害筋肉痛、筋痙縮-関節痛、背部痛、四肢不快感、四肢痛-
全身注射部位反応-無力症、倦怠感、末梢腫脹注射部位反応(疼痛、紅斑、内出血)
感染症---インフルエンザ
臨床検査CK(CPK)上昇、頚動脈内膜中膜肥厚度増加-低比重リポ蛋白減少、血小板凝集亢進、尿中蛋白陽性、尿中ビリルビン増加-

Last-modified: 2019-06-25 (火) 12:02:32 (JST) (1771d) by kondo