- レカネマブ(遺伝子組換え)
- 作用と効果
- 用法・用量
- 使用上の注意
- 生活上の注意
- 副作用
レカネマブ(遺伝子組換え) [1]
ヒト化抗ヒト可溶性アミロイド[2]β凝集体モノクローナル抗体
- レケンビ点滴静注 (製薬会社:製造販売元(輸入) エーザイ株式会社/販売提携 バイオジェン・ジャパン株式会社)
通常、レカネマブ(遺伝子組換え)として10mg/kgを、2週間に1回、約1時間かけて点滴静注する。
重大な副作用 [9]
- Infusion reaction
頭痛、悪寒、発熱、吐き気、嘔吐等の症状があらわれることがある。
- アミロイド[2]関連画像異常(ARIA)
ARIA-EとしてARIA-浮腫/滲出液貯留、ARIA-HとしてARIA-微小出血及びヘモジデリン沈着、脳表ヘモジデリン沈着症、脳出血があらわれることがある。
- ARIAは臨床症状を伴わないことが多いが、痙攣やてんかん[10]重積等の重篤な事象が起こることがある。ARIAに関連する症状としては、頭痛、錯乱、視覚障害、めまい、吐き気、歩行障害等が報告されている。
副作用 | 1%以上 | 0.5~1%未満 | 0.5%未満 | 頻度不明 |
肝臓 | - | - | ALT増加 | - |
精神神経系 | 頭痛 | - | めまい、平衡障害、錯乱状態、抑うつ症状、記憶障害、緊張性頭痛 | - |
消化器 | - | - | 悪心 | - |
過敏症 | 過敏症 | 皮疹 | 紅斑 | - |
筋骨格系及び結合組織障害 | - | - | 転倒 | - |
全身 | - | 倦怠感 | 起立性低血圧 | - |
その他 | - | 注射部位反応 | 血中コレステロール増加、蛋白尿、注射部位血管外漏出 | - |