- ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム (Betamethasone sodium phosphate)・フラジオマイシン硫酸塩 (Fradiomycin sulfate)
- 作用と効果
- 用法・用量
- 副作用
- ジェネリック医薬品
ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム (Betamethasone sodium phosphate)・フラジオマイシン硫酸塩 (Fradiomycin sulfate) [1]
眼科用合成副腎皮質ホルモン[2]・抗生物質配合剤 耳鼻科用合成副腎皮質ホルモン[2]・抗生物質配合剤
- 眼・耳科用リンデロンA軟膏 (製薬会社:塩野義製薬株式会社)
炎症を抑える合成副腎皮質ホルモン[2]剤(ステロイド)と抗菌作用のある抗生物質の配合剤で、目、外耳、鼻のかゆみ、赤み、はれなどの症状を改善します。通常、細菌感染をともなうか、そのおそれのある炎症性の眼科疾患や、外耳の湿疹・皮膚炎、進行性壊疽性鼻炎などの治療に用いられます。
通常、1日1~数回、適量を患部に塗りますが、治療を受ける疾患や症状により適宜増減されます。必ず指示された使用方法に従ってください。使用する前に手を洗ってください。
- 目への使い方
人差し指で下まぶたを引き、まぶたの内側に、横に細長く薬をしぼり出します。目を閉じ、軽く押さえてください。ただし、あまり強く押さえたり、こすったりしないようにしてください。目の外に薬があふれ出た場合は、清潔なガーゼやティッシュペーパーなどでふきとってください。
- 耳、鼻への使い方
薬を清潔な綿棒にとり、患部に塗ってください。薬を使用する時は、容器の先が目や鼻などに触れると汚染につながるおそれがあるため、触れないようにしてください。薬を使用後は、汚染しないように清潔なガーゼやティッシュペーパーなどでチューブの先をふき、しっかりふたをしめてください。
使い忘れた場合は、気がついたときにすぐに使用してください。ただし、次に使用する時間が近いときは、1回とばしてください。誤って多く使った場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。
主な副作用として、眼瞼炎、結膜炎、刺激感などが報告されています。
- 非可逆性の難聴
耳が聞こえにくい、耳鳴り、耳が詰まる感じ、めまい
- 緑内障[7]
(連用したとき)吐き気、目の痛み、視力の低下、頭痛
- 角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症の誘発
まぶしい、涙がでる、目の異物感
- 穿孔
(角膜ヘルペス、角膜潰瘍または外傷などに使用したとき)目のかすみ、涙がでる、まぶしい
- 後嚢白内障
(長期に使用したとき)目のかすみ、まぶしい、視力の低下