メマンチン塩酸塩 (Memantine hydrochloride) [1]
NMDA受容体拮抗 アルツハイマー型認知症治療剤
- メマリー錠 (製薬会社:第一三共株式会社)
- メマリーOD錠 (製薬会社:第一三共株式会社)
脳内グルタミン酸受容体サブタイプのNMDA受容体チャネルの過剰な活性化を抑制することにより細胞内への過剰なカルシウムイオンの流入を抑制し、神経細胞傷害や記憶・学習障害を抑制すると考えられています。通常、中等度および高度アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制に用いられます。
- メマリー錠
通常、成人には1日1回1錠(主成分として5mg)を服用させることから開始し、1週間毎に1錠(5mg)ずつ増量し、4週目からは1日1回20mgの服用にします。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、気がついた時点でできるだけ早く1回分を飲ませてください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲ませないで、次の飲む時間に1回分を飲ませてください。絶対に2回分を一度に飲ませてはいけません。誤って多く飲ませた場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲ませるのを止めないでください。
- メマリーOD錠
通常、成人には1日1回主成分として5mgを服用させることから開始し、1週間毎に5mgずつ増量し、4週目からは1日1回20mgの服用にします。本剤は1錠中に主成分10mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
- この薬は、舌の上にのせて唾液を浸潤させると崩壊するため、水なしで飲ますことが可能です。また、水で飲ますこともできます。
- 寝たままの状態では、水なしで飲ませないでください。
- 飲ませ忘れた場合は、気がついた時点でできるだけ早く1回分を飲ませてください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲ませないで、次の飲む時間に1回分を飲ませてください。
- 絶対に2回分を一度に飲ませてはいけません。
- 誤って多く飲ませた場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲ませるのを止めないでください。
主な副作用として、めまい、便秘、体重減少、頭痛、食欲不振、血圧上昇、転倒、浮腫などが報告されています。
- 痙攣
筋肉が発作的に収縮する状態
- 失神、意識消失
気を失う
- 精神症状(激越、攻撃性、妄想、幻覚、錯乱、せん妄)
感情や声が激しく高ぶった状態、自分または他人を攻撃し傷つける行動をとる、根拠のない主観的な思い込み