概要
ブシャール結節は、変形性関節症の一種です。
指の第2関節(PIP関節)が腫れたり変形したりします。
指の曲げ伸ばしの際に痛みが生じたり、動きの制限が出てきますが、関節リウマチのような朝のこわばりはありません。
症状
指の第2関節に腫れや変形が生じます。
関節の上に水ぶくれのようにミューカシストができる場合もあります。
骨棘という骨のとげが見られます。
ブシャール結節は、第二関節のみにしか症状が現れないというのが特徴で、全身や血液検査には異常がみられません。
原因
明らかな原因は不明です。
診療科
整形外科
検査
薬
治療法
薬物療法
痛みがある部分や腫れている部分に湿布や軟膏を使用します。また、炎症や痛みが強い時には消炎作用のある内服薬を服用したりします。
手術療法
第二関節の変形が強くない場合には、指を曲げる腱を切除することで、関節にかかる負担を少なくすることができます。
第二関節の変形が明らかに強い場合には、第二関節を人工関節に置き換える手術をすることもあります。