経皮吸収型製剤 ドパミン作動性パーキンソン病治療剤
通常、成人にはロピニロール塩酸塩として1日1回8mgから始め、以後経過を観察しながら、必要に応じて1週間以上の間隔で、1日量として8mgずつ増量する。いずれの投与量の場合も1日1回、胸部、腹部、側腹部、大腿部又は上腕部のいずれかの皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。なお、年齢、症状により適宜増減するが、ロピニロール塩酸塩として1日量64mgを超えないこととする。
主な副作用は、適用部位紅斑、適用部位そう痒感、傾眠、悪心、便秘、ジスキネジア 等
副作用 | 5%以上 | 1~5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 |
肝臓 | - | ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇、γ-GTP上昇 | 肝機能異常、ビリルビン上昇、AL-P上昇 | - |
腎臓 | - | 尿潜血陽性 | BUN上昇、尿蛋白陽性 | - |
精神神経系 | 傾眠、ジスキネジア | 幻視、浮動性めまい、体位性めまい、頭痛、不眠 | 錯覚、ジストニア、幻聴、リビドー亢進、回転性めまい | 衝動制御障害(病的賭博、病的性欲亢進、強迫性購買、暴食等) |
循環器・心臓 | - | 起立性低血圧、起立血圧低下 | 上室性期外収縮、心室性期外収縮、動悸、低血圧、血圧上昇 | - |
呼吸器・胸郭および縦隔障害 | - | - | - | - |
消化器 | 悪心、便秘 | 食欲不振、嘔吐、腹部不快感 | 下痢、消化不良 | - |
皮膚・皮下組織系 | 適用部位紅斑、適用部位そう痒感 | - | 適用部位皮膚炎、適用部位発疹、適用部位刺激感、適用部位腫脹、適用部位色素沈着 | - |
過敏症 | - | - | 発疹、湿疹、そう痒、顔面浮腫、蕁麻疹 | - |
筋骨格系及び結合組織障害 | - | 姿勢異常、CK(CPK)上昇 | 背部痛 | - |
全身 | - | - | - | - |
傷害、中毒及び処置合併症 | - | - | - | - |
その他 | - | 倦怠感、末梢性浮腫、LDH上昇 | 異常感、転倒、胸部不快感、浮腫、口渇、挫傷、咳嗽、好酸球増加、尿糖陽性 | 薬剤離脱症候群(無感情、不安、うつ、疲労感、発汗、疼痛等) |