ピペミド酸水和物(Pipemidic acid hydrate)
抗菌性化学療法剤
作用と効果
細菌のDNAの複製を妨げ、殺菌的に作用します。通常、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎、感染性腸炎、中耳炎、副鼻腔炎の治療に用いられます。
用法・用量
- 膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎
通常、成人は1日2~8錠(主成分として500~2,000mg)を1日3~4回に分けて服用しますが、症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 感染性腸炎、中耳炎、副鼻腔炎
通常、成人は1日6~8錠(主成分として1,500~2,000mg)を1日3~4回に分けて服用しますが、症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、気がついたらすぐに忘れた1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間まで4時間以上あけてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
副作用
主な副作用として、胃部不快感、悪心、食欲不振、胃痛、発疹、そう痒感、顔面浮腫、じん麻疹、発熱などが報告されています。
稀な副作用
- ショック
冷や汗、顔面蒼白、呼吸困難
- 皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症
発熱、食欲不振、広範囲の紅斑・水疱